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【50代の大学生日記 第44話】卒業制作 生みの苦しみ編

 毎日暑いですね。子供の頃、クーラーなどなく、西日がガンガン当たっても逃げるところもない狭い家のクソ暑い部屋で育ったからか、暑さには強かった私ですが、年齢のせいか、今年の暑さには頭がボーっとして気を失いそうになることがあります。天下一品に行っても「こってりラーメン」を食べる元気がなく、ある調査では注文する人の割合が12%しかない「あっさりラーメン」(冒頭の写真)を注文してしまうぐらいです。(完食できるのだから十分元気だろ!)

 『ごめんください。どなたですか? 桑原の和ちゃんです。お入りください。ありがとう』
このギャグでアラ5以上の関西人にはおなじみの、吉本新喜劇のレジェンド桑原和男師匠がお亡くなりになりました。物心がついた頃から現在まで、ず~っと吉本新喜劇ファンの私にとって、おばあさん役といえば桑原師匠でした。子どもの頃、おじいさん役の谷しげる師匠とおばあさん役の桑原師匠はどちらも男性で、実はまだ若い人だと聞かされても、あまりにも完璧に役になり切っておられたので、にわかには信じられませんでした(笑)
ご冥福をお祈り致します

 さて、私の本業といえば大学生ですが、実はもうひとつ、年に数日しか働かない、とうてい専業では飯が食えない本業があります。 (本当はボランティアなので収入はゼロです)
 年末になるとnoteの記事でときどき紹介するアレ、そう、サンタクロースです。先日、この熱い時季には珍しくサンタクロースになりきるお仕事がありました。自治体に登録しているボランティア団体の活動紹介のイベントに参加し、サンタ団体の広報宣伝活動をしてきました。後日 「主演オレ、脚本オレ」のYouTube動画も公開される予定です。また、気が向けば紹介します。
 Noteでもサンタ活動を積極的に広報宣伝すればよさそうなものですが、サンタさんの理想像とここで書いている私の日常の生活態度にギャップがありすぎるため、子ども達の夢をこわさないよう、私のサンタ活動を広く紹介するのは自粛しています。 サンタさんは横断歩道で信号無視をするだけで、子ども達の夢をこわしてしまう存在なんです。

真夏のサンタ

 それにしても、外気温が体温よりも高い日にサンタ服なんて着るもんじゃない。衣装が汗だくになったので、ファブリーズして部屋干ししてます。

  閑話休題、先月大学に提出した卒業制作(小説)の中間指導2回目が添削されて返ってきました。先生のコメントには思わぬ気付きを得ることが多く、「本当に質の高い勉強をしているなあ」と感じています。今回は、『主人公が自称冴えないおっさんに割りに、若い女性にちやほやされ過ぎているように感じられます。他の女性の登場のせいで、主人公とヒロインの女性との絆が途中で薄くなり、読者がヒロインのことを忘れてしまいそうなぐらいです。他の女性とは仲良くなかったり、他の女性との交流エピソードを削ったほうがいいのではないかと思いました(一部意訳)』というコメントがありました。
「主人公の冴えないおっさん」=「自分」で、「いろんな若い女性からちやほやされる」=「自分の願望」という構造が丸出しですな・・・・・・ おっさんの妄想の世界(笑) サンタの正体がこんなにも世俗的なおっさんだと、子ども達に知れてしまってはいけませんね。
『小説の魂はもうこめることができました。生みの苦しみはもう終わったのです。あとは伝えたいことをどれだけくっきり削り出せるかです』
私の分身のようなこの小説を、これからどのように育てていきましょうか。次回の提出に向けて精進したいものです。って、〆切まであと1カ月半しかないやん。また、バイトのあとに夜中まで創作して疲れて寝落ちする日々に戻ります。頑張ろう。ではまた。

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