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甦りの地、熊野への旅~① 那智大社~飛瀧神社

10月半ばに、もう何年も前から気になっていた熊野へついに行くことができました!

今年はどこへ?

毎年1回は夫とどこかへ旅に出ますが、今年はどこへ行こうか?と考え候補にあがったのが、高野山と熊野。(ちなみに昨年は伊勢神宮、一昨年は奈良、とパワーチャージ要素が多め)

高野山も熊野もどちらも行きたいけれど、両方周るのは時間的に厳しそう・・まっぷるを眺めること数日間。いま行きたいのはこっちだ!と直感で熊野に決定。

JR特急南紀で新宮へ

今回は2泊3日の旅程で新宮市に宿をとったので、まずは名古屋から新宮へ向かいます。
JR特急南紀で約3時間半。社内販売はないのであらかじめ名古屋駅で千寿の天むす(大好き❤️)を購入して乗り込みました。
私たちが乗った南紀は3両編成で、車体も30年前のものながらまだまだ現役。三重県の途中から単線になりとってものどかな風景で、雰囲気が地元を走っている飯田線に似ているなぁと感じました。

途中茶畑が広がっていたのが印象的で、後から調べてみたら三重県は静岡と鹿児島に次ぐお茶の生産地だそう。そういえば昨年行った伊勢でも伊勢茶が売られていたことを思い出しました。

ちょっと離れた場所で自転車にのった少年2人がものすごい勢いで電車を追いかけて手を振っているのが見え、振り返しちゃおうかな?!なんて一瞬考えたのと同時に、電車が汽笛をならしました。きっと運転士さんのサービスですね。いいなぁ、こういうの。心の豊かさを感じる。

次第に熊野灘の入り組んだリアス式海岸が見えてきて、海も山も近い景色を楽しんでいるうちに新宮駅へ到着。

JR新宮駅 パンダの座席がありました!もちろん座って写真をとりました!

熊野那智大社

新宮からはレンタカーで那智勝浦へ向かいます。
本来は熊野本宮大社へ一番先にお参りするのが正道なんでしょうが、時間の都合上熊野那智大社を一番手にしました。途中熊野古道の大門坂を横目で見ながら車で駐車場まで直行。(新宮から25分程度)
本当は熊野古道を歩きたい。けど、歩いていたら参拝が間に合わない!古道歩きは次の機会のお楽しみにとっておきます。

広い駐車場へ車を停めて、表参道を上っていきます。神社ではよくあることですが、こちらもなかなかの階段数です。

参道を上った先にある入り口
神馬もいらっしゃる
最後の階段を上り
那智勝浦大社本殿へ到着です

鮮やかな朱塗りの社殿が美しく、背後のお山とも一体化していてとても気持ちのよい場所です。
そして熊野といえば神武天皇を大和へ案内した八咫烏(やたがらす)が有名ですが、もちろんここにもいらっしゃいました。

八咫烏(やたがらす)像

気持ちよく参拝し御朱印もいただいたら、青岸渡寺を通って那智の大滝(飛瀧神社)へ歩いて向かいます。
御朱印を書いてくださった方(おじさま)は、おしゃべりしながらもとっても達筆でおおらかな書でした。なんとなく熊野全体が大らかな雰囲気を感じます。

遠くに見える那智の滝

最初に上った分を今度は下ったわけですが、そこそこ歩き膝が笑い始めるぞ~というタイミングで飛瀧神社の入り口が見えてきました。
そこからまた長い石段を下って、いよいよ滝が間近に!

那智の大滝

落差日本一の名瀑 那智の大滝

もう、ここから眺めるだけでも迫力に圧倒され十分気持ち良いのですが、更に近づけるというので料金をお支払いし(小さな小さなお守りをいただきました)、御滝拝所へ。

水しぶきが飛んできそうな距離 よく見ると一番上にしめ飾りが飾ってあります


水しぶきと轟音、目だけではなく耳からも肌からも清々しさがびっしばっしと伝わってきます。本当に気持ちいい!自然の造形物はなんて力強く、エネルギーに満ち溢れているんだろう。しばらく滝を眺めて、もう気持ち良すぎてずっとこの場所にいたいくらいでした。
気が付けばもう夕方4時近く、お土産屋さんも閉店し始めたので『お滝餅』だけ買って新宮へ。
2日目の目的地は本宮大社と速玉大社です。こちらもまた味わい深かったので、別の記事で書こうと思います。

歩いている途中で出会ったシカさん


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