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WEBの中心

私が大学生の頃、ようやく研究室にまともな?PC(Macintosh)が配備され、CADソフトが使えるようになり、あらゆるフォントサイズでの出力とプレゼンが可能になりました。

そこから追いかけるようにインターネット環境が整備され(大学LAN?)、当時にしては相当太い線が使えたと思います。

大学の先輩から全てのMacにブラウザというものをインストールするよう申しつかり、何も分からぬまま四苦八苦してNetscapeというものをインストール、画面上から画像がじわじわと表示された時には感動したものでした。

それから色んなホームページを見ては、個人ページのメールアドレスに一方的にメールを送りつけて友達になったり(今では考えられませんね)、自分のホームページを作ったりしました(最初に作ったのはカップヌードルの味を評価するページでした)。もう30年近く前の話です。

その時は、私のインターネットの中心は「Netscape」「千里眼」「Yahoo!」という検索ページでした。「Google」が出てきたのは少し後の事だった気がします。

その頃は当然SNSなどというものも存在しなかったのですが、何故か検索サイトに行けばみんなに会える、といったような「中心市街地」感があった気がします。

今でもYahoo!のサイトに行けば、恐らく何万もの人々がそこに居て何らかの情報にアクセスしているのだと思いますが、FacebookやTwitter、TikTokやInstagram、Redditや4chなど「新都心」がどんどん生まれ、インターネットの世界が面的に広がる一方で、どこが中心なのかが分からなくなってしまいました。

しかしよく考えるとインターネットに中心があるという事自体が、そのコンセプトに合わないもので、今の群雄割拠(何でもあり)の状態が本来インターネットが目指した姿なのだろうと思います。

その中でYahoo!などは旧市街地?でありながらも、新都心の一翼を成しているという意味で「凄いサイトだな!」と思う今日この頃です。

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