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子どもにモテる魔法!〜マジックショーの演じ方〜②

マジックが難しいのはタネじゃない

 
 マジックをすること自体はそんなに難しいことではありません。マジックのタネは商品として売っています。それが道具の形をしていることもあれば、本の形をしていることもある。最近ではYouTubeで広告収入を得るためのコンテンツとして、無料でタネ明かしをしている動画もたくさんあります。それらをしっかりと見て読んで、ちゃんと練習すればほとんどのマジックは誰にでもできます。マジックができない、難しいと思っている方は練習が足りないだけなんです。
 情報化時代、マジックのタネを手に入れることのハードルはとても低くなりました。マジックのタネ、技術自体は誰でも簡単に手に入れられる時代。でもこの簡単というのがクセものです。人間は簡単に無料で手に入れてしまったものに価値を感じません。価値を感じないからちゃんと練習をしない。練習をしないからマジックは難しいと思い込むという悪循環。でもその悪循環を断ち切ってしっかりと練習をすればマジックは本当に難しくありません。
 マジシャンはそれを知っています。だからこそ、インターネットで動画が広まり始めた頃にマジシャンが恐れたことがあります。マジシャンが大切にしていたマジックのタネが無限に動画で流出してしまえば、マジックという芸が成立しなくなってしまうのではないか。でも、そんなことは起こりませんでした。幸か不幸か、マジックのタネが無限にタダで手に入るようになっても、ほとんどの人はマジックに興味を示さなかったのです。
 マジックが難しいのはマジックをすること自体ではありません。難しいのはマジックに興味を持ってもらうこと。マジックを人に見てもらうことなのです。日本にもプロアマさまざまな多くのマジシャンがいます。彼らの共通の悩みは(僕も含めて)マジックを見てくれる相手がいない、マジックを見せる場面がないということなんです。「え、私マジック大好きなのに。マジック見せてもらったらめっちゃ嬉しいと思う」と思われたあなた、もう一つ付け加えると、マジックは見るのも難しいんです。でもそれは観客の責任ではありません。マジックの責任は全てマジシャン側にあります。これはあとの項で述べます。

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子どもをワクワクさせる大人を増やしたい! ボランティア・NPO活動・個人事業として16年のマジックパパ活動で培った、子どもにウケて、子どもにモテて、その上に子どもの力を伸ばすマジックショーでの振る舞い方を惜しげもなく書きました。 マジックの演出を身につけて、子どもの憧れの大人になりましょう♪

マジックにも子育てにも役に立つ!子どもを喜ばせたい全ての大人のためのテキスト。 マジックの場が楽しくなるかどうかはマジシャンの態度で決まり…

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