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『マンダロリアン』が『スカイウォーカーの夜明け』の100倍面白い理由

僕はまだスターウォーズの未来に失望してはいない。この記事はスターウォーズの未来のために書く。

主成分がスターウォーズのスターウォーズはつまらない。ディズニーが制作した最新三部作のことだ。最終作『スカイウォーカーの夜明け』公開初日の劇場に行った。1回だけ観てもういいやと思った。
僕はスターウォーズ信者だ。最初の三部作はビデオやDVDで何度観直したか知れない。次の三部作も全部劇場に行った。当時最終作とされていた『シスの復讐』は劇場に8回通った。何度繰り返しても飽きない、その理由はスターウォーズには色々なものが詰まっていたからだ。
観るたびに新しい発見があるし、観るたびに自分の考えが深まる。哲学、神話、映画、冒険活劇、現代社会、SF、ファンタジー、宗教、歴史、テクノロジー。今、5秒でざっと書いただけでも軽く10種のジャンルが挙がる。
ジャンルは10個だけじゃないし、それぞれのジャンルのサブカテゴリを挙げればキリがない。これらのものをSFアクション映画という枠にぎゅっと詰め込んだのがスターウォーズだった。だから面白い、飽きない、見るたびに考えが深まる。
ところが、ディズニーのスターウォーズにはスターウォーズしか入っていなかった。完結編最後のシーンで脱力した。最初のスターウォーズの出発点に戻っただけだったから。スターウォーズのスターウォーズによるスターウォーズを続けるための映画。それがディズニーのスターウォーズだった。それが良いという感想を持った人を否定はしない。だけど僕は脱力した。
それでも僕はスターウォーズの未来に失望したわけじゃない。スターウォーズ初の実写版テレビドラマ『マンダロリアン』が放送中だ。これは面白い!
なぜなら、マンダロリアンにも最初のスターウォーズと同じく、様々なものが詰まっているからだ。わかりやすい3つだけ挙げる。スターウォーズ、マカロニウエスタン、子連れ狼。
スターウォーズの世界をベースに、過去の面白いアクション映画のエッセンスが濃縮されている。主人公のマンダロリアンの行動にも哲学がある。彼の属する部族の歴史を感じる。『マンダロリアン』は『スカイウォーカーの夜明け』の100倍濃いから100倍面白い。

これを読んで一人でも多く『マンダロリアン』を観てくれたら、スターウォーズはまだまだ続くのだ。

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