見出し画像

えんとつ町のプペルは帝国の逆襲である

映画『えんとつ町のプペル』を劇場で初日に見て、何かに似ていると思った。
4日経って気づいた。これは『帝国の逆襲』だと。
『帝国の逆襲』とはスターウォーズの2作目のこと。

40年前、1980年公開当時に映画評論家・中子真治が劇場パンフレットに寄稿した文章の締め。
「すべてのスタッフが『スターウォーズ』の生みの親ジョージ・ルーカスを愛し、この夢にあふれたスペース・ファンタジーを思う心が創り上げた、これは映像の奇跡なのだ」
間違いなく、映画えんとつ町のプペルを作ったスタッフも、プペルの生みの親・西野亮廣を愛しているだろう。

そういえば映画が説教くさいところもそっくりだ。
帝国の逆襲ではヨーダが、プペルではブルーノが、世界の捉え方と生き方を長々と語る。
もうひとつそっくりなところが、生みの親(ルーカス、西野)が制作総指揮で監督を別に立てていること。

え?なんで1作目じゃなくて2作目の『帝国の逆襲』なんだ?って?
大丈夫。プペルにも1作目はちゃんとある。
スターウォーズの1作目『新たなる希望』にあたるプペル。それは『絵本えんとつ町のプペル』だ。

今となっては信じられないけれど、誰にも知られず全く期待もされていないところからスターウォーズの1作目はスタートした。
しかし映画は予想外の大ヒット。だから続編の帝国の逆襲を作ることができた。
絵本『えんとつ町のプペル』も同じだ。誰にも知られていない絵本が大ヒットした。だから映画化できた。

「すべてのスタッフが『絵本えんとつ町のプペル』の生みの親にしのあきひろを愛し、この夢にあふれたファンタジーを思う心が創り上げた、これは映像の奇跡なのだ」

底辺映画監督のジョージ・ルーカスは、スターウォーズとその続編の大ヒットでアメリカ映画界の帝王になった。
それからもジョージは挑戦を続けて、映画技術を更新し続けた。
初の映画を作り上げた西野亮廣はエンタメの帝王になるのか。そしてその先は。

さらにもうひとつ共通点がある。それは父親の存在。映画の中で明かされる主人公の父親、その驚愕の状態とは!?
ネタバレは書かない。
映画館で『えんとつ町のプペル』を観て、ディズニープラスで『スターウォーズ・帝国の逆襲』を観て確かめて欲しい。

スキ「♡」をありがとうございます! 「サポート」はささやかな幸せに使わせてもらいます♪