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現代エンタメ映画につながる匠監督の素晴らしいバトン回し〜エイリアンとエイリアン2〜

ディズニープラスが新しくなって、大量の映画が追加された。
20世紀フォックスの映画、中でも20世紀後半の名画が厚い。
早速その中から『エイリアン』と『エイリアン2』を見た。

最近、リドリー・スコットとジェームズ・キャメロンの対談本を読んだばかり。
リドリー・スコットは『エイリアン』の監督。ジェームズ・キャメロンは『エイリアン2』の監督。
この2人、SF映画に関心のない方は区別がつきにくいかもしれない。

リドリー・スコットは『ブレードランナー』、『グラディエーター』『最後の決闘裁判』。
ジェームズ・キャメロンは『ターミネーター』、『タイタニック』、『アバター』。
リドリーは一時SF映画から離れていたけれど、5年ほど前からまた『エイリアン』シリーズの続編を作り始めている。

キャメロンも元気に『アバター』の続編を制作中だ。
2人のレジェンドが、監督デビュー直後に演出した『エイリアン』と『エイリアン2』。
1970年代後半、スターウォーズから始まったSF映画の流れの中に、ずしっとした巨石を置いた2本。

『エイリアン』は暗くて湿気た宇宙船内で起こるSFホラー。
『エイリアン2』はちょっとアクション寄りになって、爽快な部分もある。
どちらも、70−80年当時のアナログ特撮。なかなか敵の姿を見せない演出がとんでもなく怖い。

そして現在のエンタメ映画の元祖的な要素がいっぱい。
女性が主人公、明確に性格分けされた登場人物たち、そして続編の余地を残す終わり方。
リドリー・スコットもジェームズ・キャメロンも『エイリアン』の続編と『アバター』で今も同じことをやり続けてくれていて、嬉しくなります。

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