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「ローカル」と「グローバル」闘争の時代【2023年7月・追記】

【GAFAは新勢力】
「大きな川の流れ」を見ると、GAFAというのは、「国」というレベルを侵食しかねない大きさに育ち、そのために米国政府は「国の政府の敵」と認定し、G7やG20ではAmazonがやり玉に上がっている。世界的に見て、の話だが「旧勢力としての国家政府ー対ー新勢力としてのネット・グローバル企業」という図式が出来上がっている、と見える。GoogleもAmazonも「帝国」を築きつつある。言い方を変えれば「地域政府ー対ー新興世界政府」のような構造ができてきている、と言っていいのかも知れない。

【ITは政治】
「ITは技術」という時代から「ITは政治」という時代になりつつあるのだろう。

【GAFAはNWOか?】
陰謀論を言う人達の間では「NWO(New World Order - 世界の新たなる<統一した>支配者)」という単語をよく見聞きするようになった。現状は荒唐無稽な陰謀論でしかない。しかし、実はそれは、形は違っても現実化しつつあるのではないか?

もしも新たな世界の秩序はグローバル企業が担っていくのだとしたら、それは望ましいことなのか?あるいはそうではないのか?私にはわからないから、この先を見守るしか無い。

【中国の決断】
北京にある大陸中国の政府(以下、中国政府と書く)は、ビットコインのマイニング事業を行っている業者を違法とし、禁止して中国から追い出す決定をした。これは大きな事件だが、もしも、中国政府が逆の動きをして、中国の通貨としてビットコインを認め、中国国内をマイニング事業の中心とする決定をしたのであれば、今後の紆余曲折はあるにせよ、中国政府はこのNWOの一画を占める、という、そんな事になっていたかも知れない。

【2023年:追記】
この前までのところを書いたのは2021年。そして2023年はSpaceX社のStarlinkが衛星インターネットの先兵として、動き始めた。そして、この後も、AmazonもQualcomも続くという。既にAppleはiPhone14から、衛星接続サービスを行い、5G/4G/3Gのインフラの無い地域での非常時のテキストベースの接続ができるようにしている。

まずまず、「グローバルvsローカル」が進もうとしているように、私には見える。

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