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大学を卒業する前に死んでしまいたかった

大学を卒業する前に死んでしまいたかった。
このことについては、一度ちゃんと考えておきたかった。




まず、全然病んでない。
今日も元気に生きているし、楽しみにしていることもたくさんある。

私の場合、死にたいのと病んでいるのとは、あんまり関係がない。
死にたいっていうのは、すべてが終わって何も続かなくなれば良いのに、っていう感じ。

ついでに、仮に生まれ変わりがあるとして、何かの生物になれるとしても、もう二度とこの世に存在したくないと思う。
これが最後が良い。
来世なんて絶対に嫌だな。
だから、嫌なこと、どうしようもないことがあっても、来世に期待しようっていう考えには至らない。

これを、特に嫌なことがあったわけでもない、至って普通の日に、思う。
今日みたいな、ご機嫌に生きている、普通の日に。

「今が一番楽しい」を更新し続ける人生を送ってきているけど(だからこそ?)、早めに人生が終われば良いのにな、と思っていた。
私はそもそも、すぐに死にたいわけではないけど、そんなに長生きもしたくない。

ほら、惜しい人ほど早く死んじゃうし、「憎まれっ子世に憚る」って言うし。
うっかり長生きしてしまったときのために、貯金はしなきゃなぁと思っている。
あとたまに老人ホーム探しもしちゃう。(気が早えよ)




「大学4年ないし最終学年で他界するのが良いのではないか」というのは、私自身が考えついたものではない。
とても大切な友だちが言っていた。
はじめに聞いたときは、「なんで?そんなの私がつらいよ〜…。」と思ったけど、考えれば考えるほどしっくりきて、良いな、と思った。

この思考をくれたあの人は、私の将来に対する気持ちや願望を聞いた上で、「まきのしあわせの形が存在しやすい環境になると良いな、そうなってほしい」って言ってくれた。
そういうところ、だいすき。
嬉しかったから、憶えてるよ。




またちょっと話変わりますが。
私は、この社会と国と自分の置かれた環境と性別に頻繁に(軽く)絶望している。
今しあわせなはずなのに、どうしてこうもこの国に嫌気がさすんだろう。
生きづらい未来しか見えないからかな。

言語的にも社会的にも、私にとっていちばん暮らしやすいのは日本だとも思っている。
でも、各方面で絶望の国と化しているし、これからもどんどん地獄になるんだろうな〜と思っちゃう。
選挙にはもちろん欠かさず行っているし、署名もするけど、まだ、生きたい世界には程遠くて。
私には何ができるかな。


女に生まれたくなかったって度々思ってしまうのも残念。
好きなのに楽しいのに、嫌いになる要因が多くて残念。

そう、そうなの。
たまに苦しくなる。
フェミニズム小説読んで、傷口に塩を塗り込んでいる。

脱線はここまで。




まぁ、そんなこと考えつつも、卒業後に希望を持っていないわけではないし、できるようになりたいことも、やりたいこともある。
これもほんと。

でもきっと、「大学を卒業する前に死んでしまいたい」っていう考えは、今後もしばらくは持ち続けるだろう。
完全には消えてくれない。
もう3年経った。

だからと言って、自分で終わらせるようなことはしないよ。
できない。




私のすきな人たちの誰よりもはやく死にたい。
自分の愛や感情のほうが重いって感じてるのかなぁ。
だからなのかなぁ。


ただ、正直なところ、私が愛している人たち(ここでは他人に限定しておく)に愛されている自信がない。
私に何かあってもなくても気にかけてくれる大事な人たち、これ以上求めるものなんてないほどに満たしてくれているのにね。
自分に自信がなくて、信頼しきれていないんだろうな、申し訳ない。
でも、信じていてることも甘えていることも、事実で、ありがたい。


こういうことを考えてしまうこと自体が重くて、この重さに自分さえ耐えられていないのかも。
この思考回路に至らない私としても、生きてみたかったな、少しだけ。

これはもう性分なので治せないだろうし、そもそも治す気ないよね?
こうやって苦しんでいるのが楽しくて、すきなのかも。


すきな人たちに忘れ去られることも、その人がいなくなった人生を生きるのも、どちらもつらい。
生きれば生きるほど、死別と向き合う。
今までだってしんどかったのに。
おばあちゃん、すごいな。


飼っていたいぬが死んだときも、羨ましいと思った。
羨ましかった。
私のほうが先に死んでしまいたかった。

私を育ててくれた人も、同じことを言っていた。
私の家族はみんな、家族の誰よりも先に死にたいと思っているらしい。

きらいな人たちの場合はどうか考えてみたけど、やっぱり先に死にたいな。
私の感情を強く動かした人たちより先に死にたい、がより正確なのかも。


これが私の生き方、感情の進み方なんだとすれば、愛して愛して愛し尽くして、疲れてしまった頃にはちゃんと死ねるように、祈ろうかな。
神様がいるのなら、なるはやでよろぴって感じですけど。
あんまり苦しみたくないので。


歌詞が浮かんだ。
ちょうど私の名前も「マキ」だなぁ。
でもまだどちらかと言えば、僕側の人間。


私がいつ死ぬかは誰にも分からないけど、死んだときに私のことを思い出して「死んじゃったのか」と思ってくれる人がいたら、私は満足するんだろう。

そういうふうに満足する前に、自分で自分を満足させるために、これで終わりにしたいがために、やりたい放題して生きたいと思っているんだろう。

あ~!私、若い!!若者って感じだな!!






2019/10/27



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