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何にもこころに入ってこない

このスニーカーを欲しがっていたLさんも彼方の世界へ還られた

言われた時は母と二人で困惑した

お姉さんと二人で暮らしていたLさん
そのお姉さんが昨年始め
亡くなって
急に弱られた

早々にお姉さんの納骨をされ
「あなたも早くお母さんの納骨をしなさい」と言われるが…

「母は散骨です」
粉骨さえもまだだったから先は長いと思っていたが…

みんなに心配をされ
お宅に伺った人たちもいる
通いのヘルパーさんは裏の家

最期は独りで還られた

母のお友達

やはり母は彼方の世界でLさんを迎えていたのかな

今生きている人だって
みんな彼方の世界へ還らないといけないのに

やっぱり分かったつもりでいただけのなか

何にもこころに入って来ない

死ぬのは怖くない

怖いはずはない
母が待っててくれるから

でも周りのみんなは生きなさい

こころのどこかで生きたい気持ちもあるけれど

やっぱりひとりはさみしすぎ

こころと身体は別のもの
魂も別のもの

今はまだ全てがバラバラで

ただ生きている方が怖いだけ


世のため人のため
わたしは役に立っているのか?

こころに何にも入って来ない

またこころは閉じてしまったのか

こころも身体も魂も自由にならない

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