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モチベーションは “曲者”

 ちょっと気になった最近の「DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー」の記事です。

 「社会のため」が従業員のモチベーションを上げるとは限らない
   → https://www.dhbr.net/articles/-/7275

 レポートの骨子は以下のような内容です。

従業員のモチベーションを高める方法として、金銭的なインセンティブを与えるだけなく、その仕事が社会や環境に貢献すると伝えることも有効だと言われる。しかし、仕事をプロソーシャル(向社会的)な目標と結びつけるようなメッセージを安易に発すると、むしろモチベーションを低下させることが判明した。

 ポイントは、
  ・メッセージを受け取った側が、
   そのメッセージを “真実/本気(本音)” であると思うか否か

です。

 ということは、レポートのケースでは、現時点ではまだ多くの人びとは
  “ 「環境への貢献」という姿勢を重要だと感じていない”
もしくは、(受け取る側は環境問題を重要だと思っているとしても)
  “伝えられたメッセージに真実性(正直さ)を感じていない”
ということででしょう。

 要は、
 ・人は、自分が「納得」しなくては動かない(変化しない)
 ・人を納得させるメッセージは「正直なもの」でなくてはならない

ということですから、言われてみれば当然のことの検証でもあります。

 面白いレポートなので、興味のある方はザっと目を通してみてはいかがでしょう。


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