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序章 〜Provisionオープン、そして〜前半

やはりこの部分を抜きにしては多くを語れない、ということで、今回はProvisionのオープンからサブスクリプション開始までを。

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多くの方はここで、ん??となった方もいるかも知れません。
そうなんです、Provisionは2016年2月18日に、創作フレンチレストラン/ワインバーという感じで、僕品治が個人オーナーの店として営業をスタートしました。店の場所は今と変わっていません。当時は僕がサービス、後輩のE君がシェフという形で2人で営業をスタート。

最初の数日こそ、僕の友達や家族、昔からのお付き合いのあるお客様がいらしたので、忙しく過ごしていました。もちろんご祝儀的に高いワインを開けて頂いたりと売上も上々、やっぱ俺天才と思いつつ、オープン2週間後以降の予約台帳はすっからかん。お客様が一人もいらっしゃらない日が増えていき、でも売上ゼロは嫌なので自腹でワイン飲んで売上立てては、みんな何でこないんだろう??、(こんな良い店なのに)みんなわかってないな〜とブツブツ…。
そんな日々ですから初月から売上目標を達成することができず、超イケてない店の完成となりました。
(この頃のことはまた別途書こうかな。これから飲食店開こうとしている人には勉強になるというより反面教師には最高な題材だと思うので笑)

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そんなこんなで、閑古鳥が鳴きまくる店は完全に負のスパイラルにはまり、オープンから2ヶ月ちょっとしたある日、E君から退職の旨を伝えられ、6月中旬には僕ひとりぼっちになってしまいました。それでも開け続けることが善であり、継続が善、何かチャレンジしていればお客様はきっと来てくれると変な自信を垣間見せつつ、ぼっち営業を1ヶ月半継続。
ぼっち営業にも限界を感じ、思い切って人材募集を掛けて、8月からはT氏がProvisionにジョイン。T氏は六本木界隈でワインバーのシェフ経験もあり、これはひょっとするとひょっとして一発逆転浮上のきっかけになるのでは!?と淡い期待をして8月に突入。
ただオープン直後から低空飛行を続けている店はそんな簡単に浮上することなく、T氏は10月末に出張料理人なると退社、またまたぼっちの日々へ。

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さすがにこの頃になると、超楽天家の僕も自信喪失。毎月の支払いは両親から借り続け、なんとか支払えている状況。T氏の退社のタイミングで年末でProvisionの閉店を決意。
店を解体するお金もないので、とりあえず知り合いの不動産関係の方や諸先輩方に、造作譲渡を提案しつつ、自分自身の就職先を模索する日々へ突入。それでも店を閉めているのでは一銭も入らないので、毎日ぼっち営業を継続。
2016年12月下旬になり、不動産M&Aの会社と造作譲渡300万で話が決まり、肩の荷が降りようとしていたとき、Facebookに見知らぬ人から一本のメッセージが…。

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この先はまた次回。
ここまで書いてきて、この2016年の波乱万丈具合も後日まとめることにしましょう。今思うと最高に痛い&イケてない状況ですので、意外に(?)おもしろくなる気が笑。

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