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経営とマラソン。マラソンでタイムを縮めることと、事業を拡大させるハイブリッドな生き方

2000kmのランニング

通算2000kmのランニングを2023年3月12日に達成した。

走り始めたのが、2022年1月22日。412日目での達成だ。
412日中、233日走ったことになる。つまり、56.6%。毎週4日入った計算だ。

そして、2023年3月19日、3回目のマラソンに出走。
結果はこちら

2023年3月板橋シティマラソン

結果は、3時間26分26秒だった。

サブ3.5はクリア。

一瞬喜ぶべきところなのだが、そうじゃない。

自分としてはまったく納得がいかないタイムだった。なぜなら目標は、3時間20分だったからだ。6分も遅れたのだ。

2回目のマラソン。2022年11月と比較してみよう。

4ヶ月で、フルマラソンを14分55秒短縮。

2回目のマラソンは、3時間41分だった。

そこから、5kmラップで、だいたい1分40秒から2分縮めた。
5kmのタイムを2分短縮とすれば、1kmで言えば、24秒短縮になる。

時速で換算するならば、時速11.46kmから時速12.29kmへ早くなったことになる。

その差は、時速0.83km
4ヶ月で、0.83km

人間は、4ヶ月で、0.83km早く走るために、何が必要か?
どれだけ走らねばならないか。

2回目のマラソンの翌日から、3回目のマラソンの前日まで。
2022年11月14日から2023年3月18日の期間のランニングを見てみたい。

4ヶ月で時速0.83km早くなるために。
4ヶ月で、フルマラソンで15分早くなるために。
やったことは、611km走ること。64回走ること。4ヶ月120日として、2日1回走ること。

それだけだ

これだけやれば、時速0.83km速くなると捉えるか、
それだけやっても、時速0.83kmしか速くならないと捉えるか。

64回のランニングのうち、17回が15km以上のランだ。そのリストがこちら

最速は、1月29日の1km4分24秒ペース。4ヶ月で17回なので、毎週1回15km以上の中距離ランをし続けた形となる。マラソン本番の想定ペースは、1km4分42秒だったので、それが楽に走れるようにと意識して走っていた。

マラソンで15分縮めるためには、これだけのことをしなければならない。

いや、これだけやれば、結果が出る。

マラソンは、やれば、やっただけ結果が出る。とてもシンプルだ。

経営とはあらゆることをすること。そして、結果はどうなるかはわからない

現在、私は株式会社bajjiを経営している。この3月で4期目が終わった。おかげさまで事業は徐々に成長し、現在は業務委託の方を含めて20名の会社になってきた。

これまで、2012年にシンガポールで起業をして、かれこれ11年目。複数の会社を立ち上げてきた。うまくいったものもあれば、失敗したものもある。一つ前の会社は、立ち上げて20ヶ月で65人にまで拡大し、完全に急成長病にやられていた。

今回は、組織設計は、考えに考え、うまくいく形で進めているつもりだ。良いメンバーに恵まれている。

bajjiを立ち上げたのは、2019年4月。コロナ前だ。
当初は、bajjiというサービスから始めた会社だ。そのサービスは、コワーキングスペースや、ピッチイベント向けに、その場でのリアルな出会いを充実化するプロダクトだ。

これは、コロナが始まることによって、利用が完全ストップし、否応なくサービス停止、ピボット。

その次に手掛けたのは、Feelyou。
世界中が不安な気持ちになっていることの受け皿を作ろうと、感情日記アプリを作った。2020年7月のことだ。

2021年12月には、SDGs活動の進捗を見える化するブログ型メディアmySDGを立ち上げた。

そして、2023年3月、脱炭素社会を自分ごとに変えるアプリ、capture.xをローンチした。

4年間で4つのプロダクトをリリース。

うちの会社のパーパスは、「テクノロジーの力で世界を1mmでも良くする」ことだ。
プロダクトを通じて、社会に良い影響を少しでも与えることができれば。そんな思いで事業を進めている。

それぞれのプロダクトで、世界のどこかで頑張っている人への応援となっていると信じている。

ただ、結果は即座には現れない。この場合の結果とは、売上であり、利益だであり、資金調達の規模だ。

  • どれだけ必死にサービスを設計しても、即座に当たるとは限らない。

  • どれだけ必死にサービスを改善しても、ユーザーのリテンションがあがるとは限らない。

  • どれだけ必死にサービスの機能を追加しても、ユーザーからの課金が増えるとは限らない。

bajjiはこれまでに累積で2.5億円ほど資金調達してきた。自分の計画とは10倍の開きがある。本当はもっと加速、拡大を目指していた。

経営とマラソンの違い、マラソンに向かう8ヶ月

経営は「暖簾に腕押し」という側面があり、マラソンは「打てば響く」という側面があると思う。

毎月100km走る。何度も走る。その度に体は強靭になり、タイムは縮む。積み重ねは、裏切らない。

一方、ビジネスを毎月余分に100時間やる。様々な会社に会いまくる。その度にプロダクトは改善を重ねよくなった(ように感じる)。しかし、そうした積み重ねが、売上増、利益増という結果に結びつくかどうかは分からない。もちろん結びつくこともある。不確実性が大きいのだ。
それでも、ただ、やり続けるしかない。

いまから8ヶ月後、2023年11月のマラソンでは、3時間ギリを目指している。いまのタイム3時間26分より26分タイムを縮めなければならない。あと8ヶ月だ。

2022年11月から2023年3月の期間では、4ヶ月で611kmを走り、120日で64回走った。結果として、15分タイムを縮めることができた。

30分のタイムを縮めるには、8ヶ月で、倍以上の運動量をすれば良いことになる。

目標はこちら

  • 少なくとも1200kmを走り切ること(努力目標は1600km)

  • 1km4分のスピードで30km走り切ること

これだけやりさえすれば、3時間切るというゴール達成が見えてくる

次の8ヶ月、どのような経営をするか

11月までに、capture.xで次の展開にフェーズを進める。
次の展開とは、

  • ビジネスモデルが確実に回る仕組み

  • 大型法人顧客5社

  • ユーザー数10万人

  • 二桁億の資金調達の目処

  • そして、CO2削減量の貢献100トン

思いつくTODO、戦略はいくらでもある。1600km走るなんて、シンプルなものではない。毎日、やらねばならないことが書き変わる、アップデートされる。市場環境も、競合も目まぐるしく変わり、AIも踊っている。

これからの8ヶ月、マラソン3時間切りを目指しつつ10億円の資金調達を成し遂げる。それが今年の目標。

着実に一歩一歩、ステップを進めるランニングと、悶えながら、それでも進もうとする経営。

このハイブリッドが、実はとてつもなく心地よいのだ。

オチ:株式会社bajjiは人材募集中です


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