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「ツイッター採用こそが仕事」なんですよ、大企業のみなさん!

最近のツイッターでは、スタートアップの人たちを中心に「ツイッター採用は最高!」と盛り上がってます。

でも、それを眺めてる大企業の人は、そのことを「自分ごと」とは捉えてないと思うんですよね。ツイッターに優秀な人なんているの?そんなの「特殊な世界」の話でしょ、みたいな感じで。

でも、言うまでもなく事業やプロジェクトの成否を決めるのは、もう圧倒的に「人」で、特にソフトウェアやコンサルティングといった、成長領域では顕著です。

エンジニアは言うまでもなく、プロジェクトマネージャーも、営業も、事業責任者も、みんな熱量を持った優秀な人、特に若い人がいるかで成功するかは決まってくる。

で、実際に、経営陣やマネージャーはぼやくわけです。チームメンバーのスキルが足りない、熱意がない、優秀な人がいない、と。

でも、彼等が普段から採用に関してなにかやっているかというと大抵の場合は何もしていないんですよね。ツイッターで発信するなんて絶対やってないし、それどころか、過去に一緒に仕事して優秀だった人に定期的に会ったりもしていない。それどころか、採用は人事の仕事でしょ、とばかりに、いい人が紹介されてこないと文句ばかり言っている。

そりゃいい人みつからないですよね。

自分の仕事の成否を決めるのが人ならば「採用こそが最重要の仕事」なはず。しかも、今の若くて優秀な人は大企業の「ブランド」や「地位」になびいたりしない。逆に嫌われるくらい。

ここがすごく重要で、今までの価値観に縛られたシニアの「偉い人」は、若い人は自分の話を「聞くはず」と思っているけど、若くて優秀な人に話を「聞いてもらう」ようシニアほど努力しなくてはいけない時代になっているんです。

だから、シニアな人は頑張る必要がある。担当している事業や仕事に強い熱意を持ち、日々自分の強みを磨き上げることを怠らず、未来へのビジョンを「自分の言葉」で語ることができるようになっているか。

そして、普段からそういう若くて優秀な人と接点持てるよう努力しなければならない。なんの価値もない内輪の会議に時間を使うくらいなら、彼等とランチやお茶をする機会を積極的に作らなければならない。

これは、ここ半年くらい、主にツイッターを通じて知り合った20-30代の優秀な人に毎週2-3名会っている私の偽らざる本音なんですよね。

自分が持っている経験やスキルは、彼等にとって魅力的なものになっているか。一緒に仕事したいと思ってくれるか。こういうことをいつも自分に問いかけて努力し続けなくてはいけない、と42歳のおっさんは思うわけです。

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