NORI123

ただの音楽好きです。今後、音楽全般のことについて語っていきたいと思います。

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最近の記事

ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介 28 山あり谷あり アート・ペッパー

こんにちは。 今回は、正に山あり谷ありの人生を送り、わずか57歳でこの世から去ってしまったアート・ペッパーの名盤をご紹介したいと思います。 山あり谷ありというのは、彼はヘロイン中毒者だったわけです。 そのため、何度も演奏することをやめたり、再開したりを続けた演奏家人生でもありました。 演奏家である時間よりも、ジャンキーとして矯正施設にお世話になっている時間の方が長いのではないかとさえ、思われていたようです。 また、演奏家として絶好調と思われる50年代にも施設への入退所

    • ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介 27 スタン・ゲッツの3枚

      こんにちは! 今日は、私の大好きなクールでホットなサキソフォニスト、スタン・ゲッツの必聴盤3枚を厳選してお届けします。 非常に簡素な紹介の仕方ですがその通りです。まさにトップクラス。 知能指数もトップクラスで、子供の頃に特別なクラスに入り、色んな特典を与えられたことに対して非常に罪悪案を抱いていたそうです。 クールジャズというのは、決して演奏自体が冷たい印象を受けるということではなく、ビバップに比べ、控えめなテクニック表現とリズムでクールに聞こえた一方、アンサンブルサウ

      • ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介 ㉖ スタンダードの名手 EDDIE HIGGINS(エディ・ヒギンズ)

        こんにちは! 厳しかった冬の寒さが少し緩み、しばらくは平年並みに過ごせるという事ですが、まだ寒いことは寒いですね。 今日は、そんな寒さなんか吹き飛ばせ! という感じで、スタンダードの名手とも謳われている、エデイ・ヒギンズの特集をやりたいと思います。 ヒギンズのプレイは、そのリリカルさをビル・エバンスと比較され、さらにそのスィング感はオスカー・ピーターソンなどとよく比較されてきました。 それだけ多くの抽斗をもっているミュージシャンだという事が言えます。 私見ですが、その

        • ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介25 恥ずかしがらずに Diana Krall を聴いてみよう

          こんにちは。 今回のテーマは「恥ずかしがらずにDiana Krall(ダイアナ・クラール) を聴いてみよう」です。 ??と思われた方🙋‍♀️ 正しい反応です。 「好きなジャズ・ボーカリストは?」と人に問われれば、定番のサラ・ヴォーンを挙げるか、ジョニー・ハートマンあたりでお茶を濁そうかと思っているんです。 幸いにも、まだ誰からも聞かれたことはありませんが。 でも、実は一番好きなボーカリストは、ダイアナ・クラールだったりします😍 恥ずかしい!! (/ω\*) え? 恥ず

        ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介 28 山あり谷あり アート・ペッパー

        • ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介 27 スタン・ゲッツの3枚

        • ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介 ㉖ スタンダードの名手 EDDIE HIGGINS(エディ・ヒギンズ)

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          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介24  豪華絢爛 Frank Sinatra 『L.A. Is My Lady~Featuring Quincy Jones Orchestra』(1984年)

          こんにちは。 本日は数々の名唱を残したフランク・シナトラの『L.A. Is My Lady』というアルバムのご紹介です。 ええ? シナトラってポップスじゃん「My Way」じゃん! とお嘆きの方、認識を改める時です。 若い頃は数々のジャズ・ボーカル・アルバムを吹き込み、星数多の名唱を残しているんです。名盤と呼ばれるものも沢山あります。 「シナトラ 名盤」で検索すれば幾つでも出てきます。 平たく言えば、ジャズとかポップスとかの垣根を越えたエンターティナーですね。20世紀ア

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介24  豪華絢爛 Frank Sinatra 『L.A. Is My Lady~Featuring Quincy Jones Orchestra』(1984年)

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介23 Thelonious Monk 『The Unique』(1956年)

          セロニアス・モンク 『ザ・ユニーク』 パーソネル セロニアス・モンク - ピアノ オスカー・ペティフォード - ベース アート・ブレイキー - ドラム 経緯 通称『切手のモンク』と呼ばれている作品です。 私がジャズを聴き始めるにあたって最初に買ったアルバムです。 一曲目の「Liza」のイントロを聴いただけで、あの頃のことを鮮明に思い出せるほど心に残るアルバムの一つです。 私はまず、書籍からジャズに入りました。当時大学生だった私は、バイト先にジャズの好きな正社員の方がい

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介23 Thelonious Monk 『The Unique』(1956年)

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介㉒ケンカ・セッション~Miles Davis『BAGS GROOVE』(1954年)

          こんにちは。 しばらくぶりのこのシリーズ、お待たせいたしました! 今回は、マイルス・デイビスの『バグズ・グルーブ』。 そうです、ご存じの方もおられるかもしれませんが、別名『クリスマスのケンカ・セッション』とも呼ばれている名盤です。 Miles Davis『BAGS GROOVE』 パーソネル 「バグス・グルーヴ(1,2)」 マイルス・デイヴィス – トランペット ミルト・ジャクソン – ヴィブラフォン セロニアス・モンク – ピアノ パーシー・ヒース – ベース ケ

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介㉒ケンカ・セッション~Miles Davis『BAGS GROOVE』(1954年)

          追悼 高橋幸宏~サディスティック・ミカ・バンド

          最近は、有名人のご逝去のニュースが特に多いような気がします。 つい先日、ジェフ・ベック氏が亡くなったばかりなのに、今度は高橋幸宏さん。 本来ならYMOのアルバムをもって追悼としたい所ですが、YMOのアルバムは持っていないので、サディスティック・ミカ・バンドのアルバムでもって追悼の気持ちをここに表したいと思います。 『サディスティック・ミカ・バンド』1973年 メンバー:加藤和彦・ミカ・高橋幸宏・小原礼・高中正義 ミカバンドといえば、どうしてもこのアルバムの印象が一番強

          追悼 高橋幸宏~サディスティック・ミカ・バンド

          追悼Jeff Beck Jeff Beck Group(1967~1972年)

          こんにちは。 今朝、出かける準備をしていたらスマホに届いた一本の記事。 そうです、ジェフ・ベック死去のニュースでした。 このショックはエドワード・ヴァン・ヘイレン死去のニュースと同じくらいの衝撃でした。 最近はあまりジェフの音楽聴いていなかったなぁ、と思いつつ、やはり帰宅後は持っているCDやサブスクでジェフを聴きまくりました。 彼からはもう新しい音楽は生まれないんですね。 孤高のギタリスト、ジェフ・ベック。 今回はジェフ追悼の記事にしてみたいと思います。 ソロになって

          追悼Jeff Beck Jeff Beck Group(1967~1972年)

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介㉑ 渡辺香津美『MOBO』(1983年)

          こんにちは。 第20回を超えて21回目となりました。 ここで日本人のジャズを一発。 渡辺香津美の『MOBO』というアルバムです。(二枚組) メンバー 大御所=スライ&ロビーのベーシスト、ロビー・シェイクスピアと ドラマー、スライ・ダンバー そして当時は売り出し中、今や超大御所、ベーシストのマーカス・ミラーとドラマーのオマー・ハキム マイケル・ブレッカー(t-sax) ケイ赤城(pf) ドン・グロルニック(kb) 変態的バンド形態 このアルバムは、ダブルベースにダブ

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介㉑ 渡辺香津美『MOBO』(1983年)

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介⑳ Ella Fitzgerald and Louis Armstrong 『Ella and Louis』(1956年)

          こんにちは。 今回は、記念すべき第20回という事で、豪華共演ヴォーカルジャズのアルバムを挙げてみたいと思います。 Ella Fitzgerald and Louis Armstrong 『Ella and Louis』 パーソネル Ella Fitzgerald (vo) Louis Armstrong (vo, tp) Oscar Peterson(p) Herb Ellis(g) Ray Brown(b) Buddy Rich(ds) 主演が豪華なら脇役も

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介⑳ Ella Fitzgerald and Louis Armstrong 『Ella and Louis』(1956年)

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介⑲ Weather Report 『Heavy Weather』(1977年)

          こんにちは。 今回は、分類としてはフュージョンなんでしょうけど、ジャズ畑の人たちが集まってできた Weather Report というバンドの紹介です。アルバムの内容も極めてジャズですから、安心してください。 まずはジャケットと曲名を パーソネル ジョー・ザビヌル(Kb) ウェイン・ショーター(Sax) ジャコ・パストリアス(B) アレックス・アクーニャ(Ds) Weather Reportとしては8枚目のアルバムで、ジャズとしては異色の50万枚を売り上げた大ヒットア

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介⑲ Weather Report 『Heavy Weather』(1977年)

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介⑱ Duke Ellington 『Jazz Party』(1959年)

          こんにちは。 今回は、デューク・エリントン・オーケストラです。 ビッグ・バンドは苦手という方もいらっしゃると思いますが、この作品は世にも楽しい、ジャズのエッセンスをギューっと絞ったアルバムですので、是非ご紹介したいと思います。 Duke Ellington 『Jazz Party』 パーソネルは割愛しますが、曲名の後半に書かれているように、様々なミュージシャンがフューチャリングされています。これは、1959年2月のある日、エリントン楽団がフロリダから帰って来た時に、たく

          ジャズを軽く聴き始めたい人への軽い名盤紹介⑱ Duke Ellington 『Jazz Party』(1959年)

          Level 42『Physical Presence』(1985年)

          ロックなのか? フュージョンなのか?こんにちは。 今日の名盤はLevel42の『Physical Presence』というライブ盤です。レコード時代は二枚組でしたが、CDになって1枚になりました。 このアルバムは学生時代に、通学やバイトに行くのに自転車こぎながらウォークマンで聴き狂った一枚でもあります。二枚組だけど、90分のカセットテープにまるっと収録されてました。 現在は音楽聴きながら自転車に乗るのは禁止されているから、ダメですよ。 あまり有名ではなかったけど、テレビ

          Level 42『Physical Presence』(1985年)

          Deep Purple『IN CONCERT 1970/1972』(1980年)

          もう手抜きリッチーなんて言わせないこんにちは。 今日登場するのは、Deep Purpleの 『IN CONCERT』 というライブアルバムです。2枚組のCDです。ライブと言っても、こちらBBCスタジオでのライブ録音になります。 このCDには二つのライブが含まれていて、1枚目は、1970年のライブ、2枚目は1972年のライブ。特に2枚目のライブは、あの超名盤 『Made In Japan』 の前哨戦とでも言えるような、ほとんど同じ曲、曲順で構成されています。 ここでの 「

          Deep Purple『IN CONCERT 1970/1972』(1980年)

          Billy Joel『Glass Houses』(1980年)

          80年代洋楽ブームのアイコンこんにちは。 少し前から80年代ブームのようです。 当時、ポップ・ロックの世界では70年代の後半から盛り上がってきたムーブメントが80年代へ入り、ますます過熱してきた感じがしていました。 加熱の渦中に発表されたのがこのアルバム 『Glass Houses (ガラスのニューヨーク)』 そしてこのアルバム。どの曲をシングル・カットしてもヒットしそうな、全曲がポップでメロディアス。 私は大体においてギタリストが目立つアルバムを中心に聴いてきたので

          Billy Joel『Glass Houses』(1980年)