見出し画像

「ありがとう」は魔法の言葉。感謝することは、人の悩みを解決する処方箋である

あなたは誰に「ありがとう」と伝えたいですか?

2023年の1冊目は「ザ・マジック」という本を読みました。

本書は、人生において「ありがとう」という言葉が、どれだけ僕たち人間に、かけがえのないものを与えてくれるのかを説いた一冊です。

読み終えて感じたことは、すべてに「ありがとう」と感謝できる人は、仕事も健康も富も引き寄せるということ。

感謝することを毎日の習慣にして「ありがとう」の気持ちを言語化して、その感謝の想いを、自分が共に過ごす人・モノ・環境のすべてに伝えていきたいと思いました。

本書を読んで感銘を受けたところをまとめていきますので、「最近、仕事もプライベートもうまくいってない」「最近、感謝する気持ちを忘れている」といったことに心当たりがある人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

本書を読むことでびっくりするほど、すべてに感謝できる自分になれます。

受け取りたいなら、まず自分から与えること

何かを受け取りたいなら、まずは自分から与えること。本書から引用します。

あなたが感謝を実践していなければ、より多くを受け取ることはできないということです。

感謝をしなかったため、人生に魔法が起こるのを邪魔してしまったのです。

健康や良好な人間関係、楽しみやお金儲けビジネスや昇進などの好ましい流れは、感謝をしないと止まってしまいます。

ザ・マジックより引用

ベストセラーの『GIVE & TAKE』でも語られていることですが、自分が何かしらの恩恵を受け取りたいと考えるならば、まずは自分自身がギバーとなって、与えることから始める必要があります。

本書での「与えること」の定義は、『感謝(お礼)』であり、感謝できない自分でいると、人生で望むものすべてが遠ざかってしまうといったことが語られています。

まずは、自分から誰か(何か)に感謝することから始めることが大切です。

ごく普通の当たり前に感謝する

普通にボケーっと生きていると「当たり前なこと」に感謝できない自分になってしまうことがあります。

例えば、会社に勤めて仕事ができること。3食困らずにご飯が食べられること。暖かい布団で眠れること。温かいお風呂に入れること。「おかえりなさい」と言ってくれる人がいること。無事に家に帰れたこと。

『そんなの当たり前じゃん』と思う人が多いと思いますが、人は当たり前のことに感謝できなくなった瞬間、不平不満が出てくるものです。

感謝は豊かさを、不平不満は貧しさを意味します。

朝、目が覚めた時、生きていること、考えること、楽しむこと、そして愛することがどれほど素晴らしいか、考えてみなさい。

ザ・マジックより引用

当たり前なことに感謝を忘れない人が、豊かになると考えるならば、朝から心を不満で満たすのではなく、生きていることに感謝できる自分でいた方がお得な人生を過ごせるはず。

毎日、感謝できることを数えてリストにする

毎日の美味しい食事にありがとう。笑顔をくれる家族にありがとう。健康でいてくれる自分の体にありがとう。仕事の楽しさを教えてくれるメンバーにありがとう。美しい景色と、美味しい空気を吸わせてくれるこの地球にありがとう。すべてにありがとう。人生に感謝しかない。

本書を読んで「感謝したいことリスト」を作ってみました。

これも当たり前のことばかりですが、感謝したいことを書き出したり、数えたりすることで、不思議と些細なことにも感謝できる自分になりました。

そもそも、「命を救われた」みたいな「人生最大の感謝」というものは、ほんの一部であり、世の中にある「感謝したいこと」というものは、ちょっとしたこと、ほんの些細なことで、成り立っているのかもしれません。

自分に感謝することで世界は変わる

自分に関わってくれている人や、周りの環境などに感謝することも大切ですが、自分そのものに感謝することが大切だと本書では語られています。

鏡の中の人を変えなさい。そうすればあなたの世界が変わります。

鏡の中の人が自分であることに感謝できれば、不平や不満、落胆や自分への低い評価などは完全に消えます。

それと同時に、魔法がかかったように日々の不満や不愉快な気持ちで落ち込むこともなくなるでしょう。

ザ・マジックより引用

鏡の中の人を変える。鏡にうつった自分に対して感謝する。

「鋼の自己肯定感」の書評でも書きましたが、自分に感謝して自分を愛することから、ポジティブな自分へと生まれ変わり、人生を好転させていく1要素になるのだと思います。

感謝することは、人の悩みを解決する処方箋である

生きとし生けるものには、あらゆる悩みが存在します。それらは悩んでも悩んでも解決しないことばかりです。

ネガティブに考えれば考えるほど、泥沼にハマって抜け出せなくなるものですが、本書では「何かに感謝する行為」こそが、人の悩みを解決する「最強の処方箋」になると語られています。

感謝は人間関係の破綻やこじれ、体調不良やお金の不足、あるいは不幸に対する優れた処方箋です。

感謝は恐れたり、心配したり、落ち込んだりしている人に対して、幸せや爽快感、忍耐、親切心、同情心、理解、そして心の平穏をもたらすでしょう。

また、問題を解決し、夢を実現するチャンスや手段も与えてくれます。

ザ・マジックより引用

確かに、感謝の気持ちで心があふれている時には、不思議と人を憎んだり、誰かに嫉妬したり、不安になったりする気持ちがなくなりますよね。

そう考えるなら、心がギスギスしていて、心の平穏を取り戻したいと思った時に、一番にやるべきことは、「何かに感謝をする」ということなのだと思います。

本書を読み終えた時には、感謝したくて仕方がない自分になっていました。

「感謝の気持ち」を示すとか、「ありがとう」という言葉に対して、一般常識というか、当たり前のことすぎて、どこか軽く考えていた自分がいましたが、本書と出会えて、感謝を深く考える機会を頂けたことに感謝したいです。

まずは、毎日、「感謝の習慣」を実践していくことから始めていきます。

最後までお読みいただきありがとうございます。


この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?