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「邪魔するプライド」

やっぱりダメだ。

そう思った。

ラグビーサークルの話である。

僕はラグビー部に入部する予定だったラグビーサークルに所属する4年生。

ラグビー以外の挑戦がしたい。これも嘘ではない。だけど、最大の理由は違う。


“燃え尽き症候群”になってしまった。


それで、3年前に6歳の頃から継続していた
ラグビーから離れた。

高校時代までは、“誰よりもラグビーが好きな人”
だと思われていたから、
友人や家族に伝えたときは驚いた反応をされた。

燃え尽きてしまった理由は、高校時代に地元の仲間とか指導者とか家族とか、色んな思いを背負って北海道に渡ってラグビーをしていたんだけど、高3の夏の大きな挫折をしてしまって。そこから死ぬほど追い込んで、秋には納得いく結果でラグビーを終えることができた。だけど、同時に燃え尽きてしまって、大学でラグビーを続けられるような状態ではなかった。

この話についてはまた今度詳しくしたいと思う。

邪魔するプライド


ラグビーと本気で向き合っていた頃から3年以上が経った。

実はラグビー部を辞めた後、すぐにサークルに入ったが、「ラグビーを遊びでする」という感覚が分からず、また、ラグビーに対しても燃え尽きていたこともあり、すぐに幽霊部員になった。

それから1~2年が経って、膳所高校ラグビー部でのコーチング活動やサークルの友人をきっかけにラグビー愛が復活して、サークルに復帰した。選手登録はしなかったけれど。

そして先月、約1年半ぶりに試合に出場した。
その前がたしか1年ぶりの試合とかだったかな。だから、本当に懐かしい感覚だった。

しかも、対戦相手には小学時代のチームメイトがいて、その試合は本当に楽しかった。


だけど、それ以外は何もできない自分自身に
フラストレーションが溜まる一方だった。

それだけならいいけれど、
昔の俺だったらこんなはずじゃない。とか
就職活動の真っ只中だから仕方がない。とか
そんなことを思ってしまっている自分がいて。
だけど、また一から頑張ろうとは思えなかった。

僕は大学に入ってから、謙虚であることの大切さや
他者を尊重することの大切さを周りから学んだ。

そして、ありがたいことに周りからは、低い姿勢や謙虚さを評価されることもあった。



だけど、ラグビーになると、どうしてもプライドが先行してしまう。それを周りに悟られないように自虐してごまかす。

ダメだと思った。


自虐をしてごまかしている自分も、

過去の栄光に縋っている自分も、

過去と現在を分断して考えられない自分も、

もう一度頑張ろうと思えない自分も嫌い。

それでも昨日、親しい友人に
「北の桃太郎の魅力は〇〇の人で言い表せないところだと思う。」「経験を掛け算して物事を考える力に長けてると思う」と言われた。

正直、すごく嬉しかった。
就職活動の前に言ってほしかったけれど。笑

だけど、僕は同時に複数のことに着手することは苦手で、ラグビーを離れて興味を持ったことを極めたいという想いが強い。

もちろん、両立はできるけれど。そういう問題ではないのだ。

明日、練習試合がある。

これを一つの区切りとしたい。

やると決めたら100%で頑張る。
やらないと決めたら辞める。

それくらい思い切った決断をするつもりだ。


だけど、ラグビーはしなくても、サークルのメンバーは好きだから、それについては何も変わらない。

許されるのであれば、
タッチフットにだけでも参加したいけれど…。


とりあえず、明日は今できることに
集中して、頑張ります!!

夜ごはんは消化良さそうなものにした。

おやすみなさい!!


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