ハーフマラソン走ったら身体が10回バグった

■もくじ
・なぜハーフマラソン?
・ランナーとしてのスペック
・結果
・体感
・身体が10回バグった
・改善点

■なぜハーフマラソン?
今年のやることリストに1年で1000km(1ヶ月80km以上)走るタスクがあるので2日に1回くらいのペースで5kmとか7.5kmを走っているんですが、3月は帰省したり旅行したりサボったりで、ノルマを逆算してみたら走れる日に1日5km走っても間に合わない計算になりました。
この機会にハーフマラソン1回分、21.0975kmを走って大幅に進捗を巻いてやろうと試みました。

■ランナーとしてのスペック
20代後半です。痩せたいので走ってるんですが、痩せても辞めたりしてなかなか体型キープできてないので、もう10年くらい走ってるかもしれません。
2016年に年間1000㎞走ったので、ここ5年くらいは平均して年間300kmくらい走っています。
5kmはその時の体調によって4分20秒~5分/kmくらいで走っていて、先日は7.5kmもなんとか4分20秒/kmで走れました。9割は夜に走っています。
走る時はいつもスマホを手に持ちながら(画面は見てません)ポケモンGOPlusを逆の手に巻いて、ポケモン/ポケストップ発見のバイブがある度ポチポチしてます。Apple Watchで記録/ペース管理してます。

■結果

満身創痍になりながらもなんとか5分/kmをギリギリ死守しつつ完走できました。実際の大会だと上位10%くらいに入るタイムらしいので嬉しかったです。

普段走っている距離を超えたあたりからみるみるペースダウンしていくのがわかります。

ポケモンGOのほうも色々ポチってた!ふかそうちフル稼働させてよかった

途中でポケモンGOPlusの接続が切れてたみたいですが、疲れすぎててまったく気づかず。それでも150匹くらい捕まえてたっぽいです。

■体感
身体に受けるダメージがこんなに大きいとは思いませんでした。
7.5kmの3倍なんてものじゃなかったです。なかった痛みが現れるので、5倍くらいのダメージ量でした。
13km過ぎたくらいではもう既にリタイアの理由を探しながら走っている状態でした。ラスト300mくらいでふくらはぎがズンッと肉離れ直前になったので、あと1kmも走れなかったと思います。

■身体が10回バグった
1.汗が吹き出るバグ
 水分補給したわけでもないのに尋常じゃない量の汗が出る。振りまくったコーラかよ
 走ることに身体中のリソースを持っていかれて汗を出す器官が機能してなかったのかというレベル

2.全然動けないバグ
 走り切った直後、30m先に自販機を発見するも、その20m手前のイスにへたり込んでしまい、自販機が遠い。立てない。
 子供が座りたそうにしてたけど、一生のお願いを使ってイスを死守した。

3.寒いバグ
 ようやく立ち上がって自販機で買ったスポドリを飲むと、身体中汗びっしょりなことを加味しても不自然な寒さ。体温が情緒不安定すぎる。2日後の現在、会社を早退するレベルの風邪。

4.足が痛すぎてまともに歩けないバグ
 太ももとかふくらはぎとかではなく、靴を履いている部分が地に着くたび悲鳴を上げる。ダメージ床で編んだ靴下に包まれてる感覚。
 こんな状態で走ってたのが信じられない。あとで見たら大量の水ぶくれができていた。

5.肺が痛いバグ
 義務教育時代のマラソン大会を思い出すような、息をするたび肺が痛くなる感覚。他の痛みに比べるとまだ慣れてるヤツなので身の危険は感じない。

6.ストレッチすらままならないバグ
 アキレス腱伸ばすやつやろうとして脚を後ろにやった瞬間、ふくらはぎが取れそうな感覚がしたのですぐやめた。
 部室に入ろうとドア開けたらキャプテンとマネージャーがキスしててすぐ閉めるみたいな「これはマズい」って感覚

7.声が出ないバグ
 コンビニのレジで「クレジットで」という時、ようやく出た声が「.....レジッ......」みたいになり、「レジですが...?」みたいな不思議な顔される。

8.うんこがすごいバグ
 走る前に排便済みだったので上手いこと調整できたつもりでいたが、まだまだ体内に燻っていた残党たちがあぶりだされた。
 1度ならず何度もトイレに行ったので、しばらく宿便のクーデターの心配がなさそう。

9.塩がすごいバグ
 着てたコンプレッションシャツの汗が乾いて白くなった。夏のライブ会場で黒いTシャツ着てるオタクにありがちな現象。さらに鏡を見るとそこには顔の汗が乾いて固形化した塩が白い模様になり、どこかの部族のコスプレ中みたいなオタクがいた。

10.痛みが日次でアップデートされていくバグ
 足首から下の痛みは時間経過で引いていったものの、当初それほどでもなかった太ももがガッチガチに筋肉痛になった。上半身も節々が痛いし咳も出て、痛覚の見本市状態。

■改善点
・20kmに慣れる
10km超えて初めて閾値を超えてくるダメージがたくさんあることが分かったので、ペースはさておき、何度か21kmを走って慣れておくべきだと感じました。肺はもう少し頑張れそうだったので、足・脚のダメージが減ればタイムは縮みそうです。5本指靴下とか履いたら水ぶくれ減るのかな。

・食事
走る2日前くらいから糖質制限やめてがっつりエネルギー貯めた方が良さそう。

・水を飲む
水飲まなきゃ倒れるというレベルではなかったけど、先人たちも飲んでいるのでいくらか楽になりそう。
ただ、ボトル持って走るのは嫌なので工夫が必要そう。

・走りながら公園に向かうな
5分30秒/kmくらいのペースで駒沢公園まで2kmほど走っていき、公園に着いた段階ではほぼノーダメージだと思ってそこからハーフマラソン始めましたが、後半でそのペースさえ保てなくなったことを考慮すると、2km多く走ったぶん損している気がします。


しばらくハーフマラソンはやりたくない……
ランナーのドM率、きっと高い

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