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【多摩美受験を制するために!】2浪の美大合格者が伝える試験直前準備!

美大受験対策の第三弾になります。

もう本当に直前ですね!

なので、残り数日から当日の対策を書きますね!

その1.直前の数日はとにかくいつも通りに!

直前とはいえ、気合を入れたら超サイヤ人3になれたりするわけではありません。大事なのは、実力を出せるように備えること。当日は緊張で本当に思うようにいきません。不安なことばかりを考えがちです。ですので、もうやることはやったと言う気持ちでしっかり食べてしっかり寝ましょう!

直前の課題が上手くいかなかった時は、それは試験では絶対出ない!と思うことが大事かもしれません。

百万歩譲って出た時のことを考えるならば、その最悪の事態の課題内容には、もはや潔く自分ができるフィールドに徹底的に引き込んで解答してあげて下さい!

それが怖いと言う方は、完全に平均的なタッチで平均点を狙って下さい。(ここは平均で抑えて次の課題や筆記で挽回をねらいます!)

逆に苦手課題の方が、頭の中で既に対策を練れているのでラッキーだと思って受けましょう!

気持ちの対策はこの辺りかと思います。


その2.当日アイデアが出ない時は、記憶の中の魅力を感じた作品を思いっきりパクる!

これは聞こえが悪いかもしれませんが、大事な内容になります。パクったらバレてしまう!と思うかもしれませんが、もちろん全てパクるわけではありません。

冷静に考えて、入試の課題は何年も同じようなモチーフや環境の中で出されています。すると自ずと似ているような作品は五万とでてきます。あなたが予備校や過去作品の中から似たような作品を作っても、色やメインのビジュアルを上手く変えて作ればおそらく悪い点はつきません。

もちろん、全く同じものを作ればどこかで弾かれてしまうかもしれませんが、さすがにそんな人はいないと思います。

アイデアが全くでないまま1.2時間も無駄にするなら、記憶の作品表現をオマージュさせていただいても、マイナス点を取らないようにしていきましょう。


その3.当日は早めに自分の席に着く!

私はこれで試験を大きく有利に進められました。

できれば隣の受験生が来る前に座れるとよりいいです。当日は長机を2人で共有しなくてはなりません。少し早めに座り、自分のスペースを先に取っておくことで隣の人は一歩リードされた気持ちになるでしょう。

その時点で、自分は気持ちに少しゆとりを持てます


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その4.書き出す直前に、もう一度課題を見返す

意外と皆さんこれを忘れます。

緊張や焦りから、1秒でも早く画面に入りたくなりますよね。

でも、我慢です。

アイデアが決まり、後は描きあげるだけになったところでもう一度課題とすり合わせます。

・課題違反はしてないか

・作品が並んだ時にその構図で目に止まるか

・本当に自分に表現できる内容か

・奇抜になりすぎてないか

などを冷静に確認します。

大丈夫だと確認したら、後は思いっきり突き進んでくださいね!迷うことが受験では命取りになりますから。


【技術的なアドバイス】

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デッサンは色・質感・状況が分かり易い
モチーフを選んで表現する

私大だと手がモチーフになることが多いです。色が濃い金属質な物や硬い素材・明らかに柔らかいモチーフなど、手を中心に硬さや色味を調整する気持ちだと描き易いです。


鉛筆はパンパンに詰めていかない

芯が折れないようにと、たくさん削っていくことでしょう。ただし、本番で使うのはその一部です。

パンパンに詰めたママ描き出すと、取り出しずらかったり、最悪の場合机からケースを落としてほとんどが折れてしまう可能性もあります。

いつも使う組み合わせを、3セットほどすぐに取り出せるケースに入れておき、他は机の下に別途で分けておくのがベストです。

それと、試験会場が開く前に学校に着いたらまずは鉛筆をチェックしましょう!運んでいる際に芯が折れている可能性もあります。席について蓋を開けてから気づくという最悪なケースを避けられます。


筆はたくさん持っていく

平面構成の際、こちらは鉛筆と違って多めに出しておきましょう!

筆は毎回洗わないといけません。この回数が増えると時間もかかるし、バケツの水も濁ります。

バケツの濁った水を吸い込んだ筆で絵具を混ぜると、色味が変わったりムラになる可能性がありますから注意が必要です。

残り時間ギリギリの際、筆を慌てて洗ったり水を替えるくらいなら、その瞬間新しい筆に持ち替えてすぐに綺麗な状態で描き出せる準備をすると効率的です。

私は、メインの筆は毛先の良いものを数本と、いざと言う時のためのナイロン筆を種類ごとに4.5本まとめて持っていきました。


彩度の高い絵具を塗る時は、微かに白を混ぜる

これは、私もよく実行していたテクニックです。

彩度が高いアクリル絵具は透過性が高いので、塗り重ねると色が透けて見えることがあります。

この時、重ねる彩度の高い色に白を9:1程度で混ぜることで色味を変えずに透過性を抑えることができます。


マスキングテープの使用後は、溝引き等で
フチを慣らす

画角などをマスキングテープで作ったあと、最後に剥がした際は、溝引き等で白く整えましょう。

テープの目が粗く、綺麗に整えた時と見た目が全然変わってきます。並んだ時の仕事の精度の差にも繋がってしまいますので気をつけましょう。



いかがでしたか?

以上が、私が直近でアドバイスできる注意点やスキルになります。

あまり他人から言われたことを急にやっても仕方ないかもしれませんが、何かの役に立てばいいなと思います。

まずは、皆さんが平常心で受けてもらえるのが一番です。


入試は点取りゲームではなく、点を落とさないゲームだと考えましょう。大きく伸ばすより、大きな失点を避けることが合格への近道になります。

皆さんが良い結果を出せるように祈っております。


p.s:受験ほんと大変だったけど、やっぱり頑張って美大行って良かったって思います。

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