プレス!プレス!そしてプレス!
「ヨシノのことが好きです! 俺と付き合ってください!」
学校の体育館裏に呼び出され、同じクラスの男子、カケイから告白された。
カケイが私に好意を持っていることは去年、高校1年生だったときから知っている。
この学校では比較的明るく元気な性格で友人も多いカケイは、休み時間になるといつも馬鹿でかい声で他の男子たちとふざけ合っている。その都度、要所要所で私のことをチラチラ見てきてたし、下校のとき、廊下を歩いている私の前に他の男子に突き飛ばされるような形で躍り出て来て、「あ、すみません