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樺沢紫苑「毎日を楽しめる人の考え方」 /感想

たまたま本屋さんで見つけて買ったのだが、何故買ったのか自分でも分からない。気づいたらレジに持って行っていた。

きっと深層心理で毎日が楽しくないな、と思っていたんだろう。


私は普段、本をまったくと言っていいほど読まないのだが、この本はスラスラと読めた。
テーマの軸がはっきりとしていて、とても読みやすかった。


本書で言いたいことは、

"遊び"を工夫しながら楽しむことで人生は豊かになる。

という当たり前だけど忘れがちなことだ。

遊びを忘れかけた大人たちに、いろんな角度から遊ぶ大切さや遊び方を教えてくれる。

しかも、脳科学の観点から筋道を立てて説明してくれるので納得がいくし分かりやすい。
(本を読むとすぐに眠くなってしまって、読了すら困難だった私がたった2日で読めてしまったのだから相当であると思う。)

特に個人的に響いた部分は、
[P138〜遊び×アウトプット]
遊びもインプット→アウトプット→フィードバックが出来ると成長につながるということ。

私はアニメやドラマ鑑賞が好きでよく観てはいるのだが、今まで観て満足していた。

しかしそれだと、楽しかった!面白かった!という記憶で終わってしまい、後々思い出そうとしても覚えていない事が多い。

本書では、何か鑑賞した後は必ずアウトプットをすることが大事だと言っている。
自分の言葉で感想を述べる習慣をつけることで記憶に残りやすくなったり、言語化能力が上がると教えてくれている。

たしかに、私の友人に趣味を全力で楽しめている子がいるが、
一緒にライブ鑑賞に行ったときのこと、ライブ後に感想をひたすらiPhoneのメモ帳に打ち込んでいた。忘れないように言葉などをメモしているらしい。
その子は確かに話していて面白いし、何より記憶力が良いなと思う。


この本を読んだことで、私も受動的な楽しみ方を辞めてアウトプットを必ずしようと思った。
そして今こうして、本書の感想を書いている。

本をまったく読んでこなかっただけあって、思ったことを言語化するのが苦手だし、拙い文章だなと思う。

だけど、この本を読んだことで一歩成長できた気がして嬉しかった。
読書という行為に対しても、少しハードルが低くなったように感じる。


きっとこの本は私を変えるきっかけになるかもしれない。そうなれば良いなと思う。

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