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HAMTつながりサロンを振り返って

私自身の「強み」「弱み」「過去」「将来」等、向き合っているつもりのものに深く向き合う。それをSlackやSNSに発信するというアクションをほんの少しだけできた。結果、アウトプットにつながったから良しとする。ただ、サロン内で他のメンバーに提供する機会が少なかったという点ではGiverにはなり切れなかった。

今回HAMTつながりサロンに1期メンバーとして参加した。
初めにサロンの特徴として「アクションしてこそ価値がある」「他のメンバーに貢献しよう」「アウトプットしよう」説明されたので、それを意識して振り返ってみた内容が先述の通りになる。

そもそもを振り返るとHAMTに関われるようになったのは、てっちゃんのスペースを聞いていて参加を求められたのに思い切って参加したことがきっかけだった。アクションしていたわけで。HAMTライブラリもHAMTが主催するキャリアデザインに参加した感想から始まった。書かなくてもよい感想を書くというアクションから始まっている。そしてライブラリはアウトプットの場にもなり。

この後は、HAMTつながりサロンの2ヶ月間をただただ感想として振り返ってみたいと思う。

私自身は鍼灸業界がこうなって欲しいとか、在宅や高齢者に関わる鍼灸師にこうゆう教育が必要だ。といった想いはそこまで大きくない。ただ、特に在宅鍼灸師が直面する壁というか悩みは理解できるし共有し合いたいと思う。それでそんな事を思い巡らすことが好きなんだと分かった。

在宅鍼灸の現場では患者の「死」に直面するし、認知症患者や寝たきりの患者から施術のフィードバックが得られ難いモヤモヤもある。寄り添いたいという優しい気持ちがあり、また身近な人の介護を経験した者も多いので作業のように施術できないからの苦悩だと思う。作業のような施術をしろ。と言いたい訳ではない。

高齢者施設に入所してる高齢者の施術は、さらに苦しい時がある。若くして父親を亡くし、諸々済んで施術復帰した日に患者から「もう死にたい」と言われる。それでも向き合わないといけない。気持ちの切り替えはそんな簡単ではないのに。
セラピーを受診したらスッキリするかもしれないが自意識が邪魔してなかなか足が向かない。

「死」については割り切れるけれど、もっと良い施術介入があるのではないか。という苦悩がある者もいる。鍼灸を入口に施術するけれど、手技が必要だったり、運動療法を取り入れた方が良さそうだったり、施術環境が影響して、灸を使えなかったり、鍼通電できなかったりと。

そうゆう方の「拠り所」になれたらいいのかも。それが今回のサロンで見つけた一つの答え。私の不思議な一言でスッキリするならそれで良い。
それで解決できない苦悩があってもこのサロンだけで「リハビリ」「脳卒中」「呼吸改善」「国試対策」「業団関係」等、様々な行先を伝えられる。

サロンで答えを出してさらに感じたことだが、何かに属している大切さを感じた。日本全体が個人主義っぽくなっている中で、本当に何にも属さず「ひとり」でやっていくことには難しさがあるのではないか。と感じている。
「向こう三軒両隣」くらいも失われつつある社会だが、mcさんが多様な人材が属しやすい業団に向けて動いている姿とか。
また、てっちゃんがHAMTというオンライン上でも属せる場を創りそこに多くの鍼灸師が集っていることを目の当たりにし。
YaMatoさんの学生向けの活動は将来「チームYaMato」となるだろう。
コミュニティの大小に関わらず何かに属していることで得られることは「人の温かさ」とか「熱量」だったり、まとめると「心の交流」なんだと思う。これも「拠り所」か。


心の交流のない人間関係では、たがいに「間」がもてず、間のび、間ぬけとあらゆる間違いが起こってくるのであって、ここからやがて相手の「間」になんとかして合わせようとする、文字どおり”間に合わせ”の計算努力がはじまる。

人と人との交流-それは、心と心のふれあい以外のなにものでもない。ここで要求されるのは、文字どおり「間ごころ」だけなのである。

三木成夫/「海・呼吸・古代形象」/うぶすな書院


個人対個人で向き合う仕事だからこそ、属しているコミュニティの面影が患者を安心させ、真の寄り添いにつながると思ったりもする。HAMTも属する先としてオススメ。地域の鍼灸師会からでも良いと思う。


とても有難いことに今回のサロンで「思考の深さ」や「価値観」を評価してもらえたり不思議に感じてもらえたりした。ただ評価されただけでなく、ワークショップで自身の「強み」「弱み」を考えたから皆の評価感想に喜びがあった訳で。また「弱み」を考えるときに「これくらいで良いと雑にするところがある」って言った通りに最終発表はまとまりが悪かった。

私自身の益になるサービスを考えるまでは辿り着かなかったが、今後も関われる施術者に「有益」になるサービスというか「拠り所」になれたら。というマインドにまでは辿り着いた。
行先だけでなく、何か属する先につながったら「拠り所」としてはまあまあなパフォーマンスではなかろうか。
とりあえず今後の行動は、一見考えても無駄に思える不思議なことを考え発信してみようかと思っている。多様な感じで。それぞれにスッキリするポイントは違うだろうから。

サロンで達成されなかった「Giverになろう」をサロンの経験から目指してみようかと。

最後に1期メンバーとして交流のできた皆さんと主催者のてっちゃんに感謝申し上げます。

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