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サークル運営で大切にしていること

岐阜県バレーボール同好会を運営している「きむ」と申します。
本稿では、私がサークル運営で大切にしていることをお伝えします。
すでにサークルを運営している人、これからサークルを運営したい人にとって、とても参考になると思います。

1. 岐阜県バレーボール同好会の紹介

岐阜県バレーボール同好会は、個人参加型のバレーボールサークルです。
土日祝を中心に月3回程度、岐阜市の体育館で活動しています。
2023年の活動実績は、以下のとおりです。
開催回数:35回 平均参加者数:18.2名 男女比:男性67%・女性33%

2. サークル運営で大切にしていること

私が大切にしていることは、
「初期メンバーが楽しく活動できる環境を整える」
ことです。

これだけ聞くと、新規メンバーに冷たい人だと思われるかもしれませんが、初期メンバーが楽しく活動できる環境を整えることで、新規メンバーにもメリットがあります。

岐阜県バレーボール同好会は、2020年10月に立ち上げました。「チーム」というしがらみをなくし、「個人が都合の良い日だけ参加する」というスタイルで同好会を運営したかったため、SNSを使用して参加者を募集することにしました。

初回は、12名程度が集まり、とても試合が盛り上がった記憶があります。次回も、同じぐらいの人数が集まると楽観的に考えていましたが、世の中そんなに甘くなく、参加者は3人程度しかいませんでした。

おそらく、初回は新型コロナに伴う緊急事態宣言が解除されたタイミングで開催したため、スポーツに対する需要が強かったのだと考えています。たまたまタイミングが良かっただけです。

その後もSNSで参加者を募集しますが、私はインフルエンサーでもなければ人気者でもないため、毎回1~3人程度しか集まりませんでした。

初期メンバーの一人にSさんという方がいらっしゃいます。Sさんは、なぜか私のことを慕ってくれる方で、人数が集まらないことをわかっているのに、いつも同好会に参加してくださいました。

次第に私とSさんの仲は深まっていき、参加者が2~3人程度しかいなくても、とても楽しくバレーボールをしていた記憶があります。(毎回、ヘトヘトになるまで、スパイクを打ち続けました(笑))

影響力がない私のSNSですが、たまに岐阜県バレーボール同好会の存在に気づき、新規で参加してくださる方がいらっしゃいました。私は、「まともに試合ができない同好会のリピーターになることはないだろうな」と心の底で思いながら、「ぜひ次も来てください」と言い続けていた記憶があります。

ところが、意外にもリピーターが多く、みなさん口を揃えて「前回楽しかったので今回も来ました」と言っていただき、1~2年をかけて、少しずつ参加者が増加していきました。

当時を振り返ると、人数が集まらない同好会にリピーターが増えた理由は、Sさんと私が楽しそうにバレーボールをやっていたからだと思います。我々が創り出す楽しそうな雰囲気が新規の参加者にも伝わり、良い印象を与えたのだと考えています。

今となっては、岐阜県バレーボール同好会のオープンチャットは100名以上のグループになり、平均して18.2名の方にご参加いただけるまでに成長しました。

2023年の参加者の推移

これほど同好会が大きくなったのは、初期メンバーのおかげです。初期メンバーが楽しそうにバレーボールしてくれなければ、すでに岐阜県バレーボール同好会は消滅していたかもしれません。

だから、私は今でも「初期メンバーが楽しく活動できる環境を整える」ことに全力を尽くしています。そして、初期メンバーが楽しく活動することによって、新規メンバーも楽しむことができる雰囲気を醸成しています。


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