見出し画像

【Netflix調査報告】実は『七つの大罪』と『るろ剣』が世界規模で人気な話

こんにちはしょうです。
今回はNetflixで日本の作品が世界でどれだけ見られているか調査したのでまとめました。
参考にしたのはおなじみのNetflix Top 10のグローバルランキングです。

 いろいろ書くこと迷って執筆機関が長くなってしまったのでランキングは2月中旬までのものとなってますがこの後に『金魚妻』が結構ヒットしてます。文章ではちょっと補足してますが表には載ってないです。
ではTVシリーズから始めます。

TVシリーズ

日本の作品は基本的には非英語作品となっています。ポケモンだけは例外で英語作品としてランクインしています。

旧アニメ作品

『ハンターハンター』『BORUTO』など過去に放送、放送中のアニメの単発でのランクインが多く、おそらくは多くの国で配信開始したときの1週目で視聴者が多かった影響だと思います。あとは視聴サービスがNetflix独占になってるものはかなり強いと思います。
最高順位は7月1週目の『七つの大罪』です。6月に最終回を迎えてるので一挙24話配信されたのではないかと推測しています。1週目は特にすごく3,324万時間も視聴されています。1時間で3話視聴できるとして

3,324万時間 × 3エピソード = 9,972万エピソード

9,972万エピソード ÷ 24話 = 415.5万

単純計算で1週間で415万人が24話を完走した計算になります。日本のNetflixアカウントでこの類の報告は全くされないのでスルーしがちですがとてつもない数字だと思います。え?計算あってる???まじでこんなに人気なの?
でもここまで数字を持っているとNetflixが『七つの大罪』をオリジナルで作る意味も分かる気がします。
アニメ配信最大手のdアニメストアの会員が250万人程度なので、2クールのアニメを1週間で400万人が見てるのは日本国内のみではありえない数字だと思います。他サービスと合わせて400万人が見る作品はあっても1週間で400万人が2クール完走するアニメは存在しないでしょうね…七つの大罪恐るべしです。

Netflixオリジナル作品

『イカゲーム』の類似コンテンツとして海外では話題になった『今際の国のアリス』も1ヵ月ちょっとです8000万時間越えと第二次ブームが起きました。日本ではこのタイミングでは特にヒットしなかたのでこれもニュースとしては取り上げられたりスルーされたりといった印象でした。

他のNetflixオリジナル作品は『終末のワルキューレ』『範馬刃牙』、『ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン』は無難に1~2週ランクインしました。『新聞記者』は日本でヒットしたものの海外ではあまりヒットしてないようです。
執筆開始時は『今際の国のアリス』以外は全てアニメ作品でしたが2月の最後に『金魚妻』が2週連続のランクインを達成しました。

映画

映画も同じくポケモンだけは英語作品としてカウントされています。

るろうに剣心シリーズとワーナー作品

特筆すべきは実写版の『るろうに剣心』シリーズです。特に最終章は約2カ月間で3,810万時間再生されています。約2時間なので1,920万再生されています。日本の動員が200万人弱だったことを考えるとかなり凄い数字だと思います。7月、8月時点では『るろうに剣心最終章』は日本では配信されてないためこれは純粋に海外のみでの数字になります。(2022年2月に日本でも配信開始しました)

今年は漫画原作、2部作、ワーナーという全く同じ感じで『鋼の錬金術師』が公開されます。1作目の時点で『るろうに剣心』のようにヒットとは至ってないのですが同じように海外での先行配信でヒットするかが気になるところです。私が利用しているMyAnimeListで歴代最高評価を受けているのがハガレンなので海外にファンがいることは確実なのでこれは楽しみです…

あと、同じくワーナー作品の『バブル』はNetflix先行配信であとで劇場公開となる今までとは逆パターンです。プロモーションではNetflix版と劇場版という言葉が使われていて内容に少し差があるかもしれないと思ってますが、配信後の劇場公開はどれほど人が入るものかとかなり気になります。
小規模上映かと思ったら全国250館程度のかなり大規模な上映になりそうなのでかなり挑戦的な形態だと思います。

その他アニメ作品

『サイダーのように言葉が湧き上がる』『神在月のこども』といったオリジナル映画がグローバルランキングで入っているところも面白いです。どちらも円盤が出る前に配信が開始しています。このタイプは結構増えてきました。
どちらも日本ではヒットしたと言い難い数字でしたが前者は1週間で145万再生、後者は1週間で160万再生されている計算になります。動員150万人となると大体興行収入は20億程度になります。この金額だとオリジナルのアニメ映画としては数年に1度クラスの大ヒットレベルになるので上手く製作側に還元してほしいです。Netflixの再生回数あたりの単価がわからないで何とも言えませんが、ここまで数字出せるのに安価で売って再生数ベースの収益が無いとかだと結構可哀想。

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』は海外で先行配信されたため1週だけランクインしました。日本での配信は4月を予定してます。

楽しみですね!!!!!(完全な私情)

まとめ

この調査はまとめていて結構面白かったです。特に日本では1週目から圏外スタートになって、動員も十数万になってしまうオリジナルの劇場アニメがNetflixでは1週間で100万再生以上の見られてることには驚きました。この辺りのことはもっともっとプロモーションすべき、Netflixオリジナル作品も全くヒットしてないというわけではない。『今際の国のアリス』のシーズン2ではシーズン1のように日本と世界の視聴のずれが半年なければ1位を獲れるかもしれないとか思ってます。

ランキングは毎週調べてるのでまたいつか書きます!!!!

この記事が参加している募集

やってみた

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。Twitterのシェア、サポートいただけると嬉しいです。