リング編 #人気ホラー映画の面白さをホラー要素抜きでまとめてみよう

皆様、ごきげよう!

今回も
「ホラー映画が苦手な人向けにホラー映画の面白さを伝えていこう」
というのをコンセプトに、ホラー映画の面白さを抜き出して書いていこうとオモイマス。実際にこれを読まれた方が鑑賞されるかはさておき…。

今回取り上げる作品は邦画ホラーでも特に有名な

「リング」!

前回はジェームズ・ワン監督の「死霊館」をご紹介させていただきました。死霊館の面白さもさることながら、リングはまた別の面白さがあるんですよね。死霊館はホラーの醍醐味を豊かに表現した王道ホラーだとオモウンデスヨ。

だけど、「リング」は違うんです

リングの特筆すべき点は、そのストーリーの奥深さにあるとオモウンデス。

「呪いのビデオテープを見たものが死んじゃうあれでしょ?」

って思ったそこのお方、その気持ちよーく分かります。そう思ってない方もいるかもしれませんが…わてくしはリングを鑑賞するまではそういった感覚をもってましたから、ありきたりな感じがして何となく避けていたんですよね。(どうせ展開が読めるんだろ…)と。

そしてもって、リングを観てみた感想としては

「今までにないホラーやんけ。作者スゴすぎ」

なんですよ。

リングの原作の小説には確かに「その呪いのビデオテープを見たものは死んでしまう」ってのが設定としてあります。でもこれ、リングのほんの序章に過ぎないんです。むしろ、メインはこのホラー展開じゃないんです。

今じゃ「貞子だ」「呪いのテープだ」「髪の毛長いわ」だとかが有名になっていますよね。現にホラー映画の「リング」の続編として「リングⅡ」が公開され、その設定が用いて描かれ続けているのも、その設定が根強く残っている理由の1つだとオモウンデス。

ただ「リング」って、原作のストーリーは「リング」→「リングⅡ」→「その他続編」の流れじゃないんです。

実は、この「リング」という映画の続編は
「らせん」
という映画になるんですよね。

冒頭で書きましたこの「リング」のストーリーの奥深さとは、一般的なホラーでは明かされることがない「呪い」という要素をリアルに解明していくところにあるんです。

もうここでズバッと言っちゃいます。軽いネタバレですが、ネタバレ注意です。気になる方は以降を読み続けてください。いきますよ。

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実はこのリングの「呪い」という設定、

「人間の中で変異した病原菌が、ビデオテープを通じてDNA情報を書き換え、その病原菌を感染させていく」

というものになるんです。

急に現実味を帯びましたよね。しかもこれ、そのウィルスが"天然痘"なんです。この天然痘は、実際に存在したウィルスで、1980年に根絶されたウィルスでもありましたよね。多くの犠牲を伴いました。最近ではコロナウィルスが蔓延り、より身近なものに感じ取れるのではないでしょうか。この映画「らせん」は、そういった「呪い」と言われる「病原菌」「病気の発生源」が明らかになっていくストーリーとなるんです。

でもまだ、「らせん」にも続編ありますから。

その続編がまた、度肝を抜かれるんです。「そんなストーリー展開があるのか」と。「これ1990年に書き上げられた小説が原作だよね?」と。

リングが出版された1990年、ネットが今よりも普及していなかったその当時に

「どうしてここまで実話をモチーフに描けるんだ?」
「どうやってここまで調べ上げたんだ?」
「これを書き上げるにしても、発想力と情報力が高すぎないか?」

と色々感慨深くなってしまうんです。

これはわてくしの浅はかな感想に過ぎないのかもしれませんが、少なくともわてくしはそういった凄みを感じました。

スパイス代わりと言ってはなんですが、少しだけ「らせん」の続編のヒントを差し上げます。「らせん」の続編は映画化されてませんから。

「らせん」の続編のテーマは、

"仮想現実"

です。とても近未来的ですよね。実際、数年前にVRやらも出てきました。なんか"コロナウィルス"にしても"VR"にしても、わてくし達が過ごしている現代の流れに沿っているように感じますよね。

この記事を読んでいただき、ただのびっくりどっきりのホラー展開だけじゃないのが「リング」の面白さにある、というのがお分かりいただければホラー好きのわてくしにとっても幸いです👏

是非☺

それでは!




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