留学中、キリスト教について、ある質問をして雰囲気を壊した話

日本で「政治と宗教と野球の話はするな」というのはよく聞く話です。

アメリカでも同じような話はあり、僕の周りでは大学フットボール(アメフト)と宗教を大切にしている人が多かったので、この2つの話題については、アメリカ人と深い内容では話さないようにしていましたが、

僕はうっかりアメリカ人にキリスト教についてある質問をして、
楽しい雰囲気をぶち壊したことがあります。

バイブルスタディー

大学の近くに小さい教会があり、日曜の夜、そこで行われるバイブルスタディー(キリスト教について楽しく勉強)に参加していました。それは日曜の夜は大学の食堂が休みで晩飯を食べる場所がありません。僕はキリスト教には興味はなかったが、バイブルスタディの時に配膳されるサンドイッチなどのタダ飯を目当てに参加していました。

僕が参加していたバイブルスタディーはキリスト教の勉強をすると言うよりは、キリスト教を大切にしている人が集まり、その時間を楽しむというような会でした。だから、僕みたいなタダ飯目当ての留学生も受け入れてもらえるなど、キリスト教初心者向けの緩い雰囲気が売りだったと思います。

ある日のバイブルスタディで、僕のグループは白人とメキシカンと黒人でした。その時に僕がキリストと天使が写っている絵を見て、なにげなく「天使はみんな白人だね。他の人種の天使はいないの?」と聞いてしまいました。

僕がこの質問をしたことで、「たしかに、いないよね」という話から、3人が僕の質問に対してガチのディスカッションを始めました。僕は彼らが話していることを全く聞き取れない状態でしたが、彼らは宗教について本気で議論ををしていることだけはわかりました。その中でもメキシカンの子だけがものすごくエキサイトしていたのを覚えています。

翌週のバイブルスタディー以降、メキシカンの子は参加しなくなりました。
真偽はさだかではないが、僕の質問がきっかけで、彼がこのコミュニティーに来づらくなってしまったんだなと思いました。

しばらくして、僕もタダ飯を目的に参加することに悪い気がして、
日曜のバイブルスタディから距離を取るようになりました。

まとめ

宗教を大切にしている人と、宗教の話を気軽にしてはいけない。