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人生があと少し良くなればと願う人達へ

近づいてくる理想の自分を察知し、現実の自分を変態させる準備はできているだろうか。

決めろ、もう腹を括ろう。

世の中はいつの時代も、成功への欲望で満ち溢れている。

少なくともこれまで私の生きてきた40年弱の間は、自己啓発本の類いが本屋から消えたことはない。

人間は現状に満足し出したら「次」へ動き出したくなる動物である気がしてならない。

成功というのは、思い描く理想を現実のものにしたいと思って行動する事だ。

通常は、
現実よりも優れていると想像する状態を理想と呼ぶ。
そして常に、
理想の自分の方が現実の自分よりも華やかで強い。

「現状に満足したら終わりだ」とよく耳にするが、実際現状に満足して思考停止する人なんていないと個人的には思っている。
もしかしたら職場にそんな人がいるように思う事があるかもしれないが、
それは仕事を
収入と消費エネルギーの天秤にかけて
ただ生きていくための手段として認識しているだけで、
自分の好きなことやプライベートに関して言えば「現状に満足し続けれる人」
なんていないと思っている。


誰もが現状に飽きてきて、
もうちょっと、
こうだったら、
ああだったら、
と「次」をイメージする。
それがいつしか理想や目標になる。

ああなりたい、こうなりたい、
どうやってなればいいんだろう、
過去の成功者たちはどうやって成功を収めたのだろう、
そう疑問に思って
本を読んだり動画を見たりして学ぶ。

でも大事な事は成功とか失敗とか他者の評価に振り回されず、

理想の自分に近づく為に、
自分で何を決めて、どう行動するか、

それだけだと思う。
医師として働きながら高齢者とお話しする機会が多いと、

成功や失敗は一時的な他者の評価でしかない

ということに気付かされる。


あの人は芯の強い人だ
あの人はやり遂げる人だ

好きな事を仕事にしてずっと夢中になれている

いいなぁ
羨ましいなぁ
自分にもそういうのないかなぁ

そんなのはない


そんなのは嘘だ


つまづいてもバカにされてもやり続ける。
そうやって自分で決めて行動したら、

芯が強いと思われるし、
やり遂げたと思われるし、
ずっと夢中になっていると思われる

それだけなんじゃないかと思う。
思われる、という言葉がそもそも他者の評価でしかない。

全部他者の評価だってことを忘れてはいけない。
自己評価で決定できる程、世の中の人口は少なくない。そんな容易い世の中ではない。
しかし自己評価で生きていく事が幸せには不可欠だ。

認められたいと思って行動を起こすなら
慎重に考えた方がいい。
決めたらもう変えれない。
それぐらいの覚悟で行動する必要がある。

仕事で成功したくて、
他者からの評価が気になって仕方ないなら

そうやって拘るしか
自分を成長させる術はないと思った方がいい。

あえて仕事とプライベートを混合させる様な書き方をしたが、
自分の人生にとって何が1番重要なのか、
予測不能な未来を生き抜く上で重要な事は自分にとって何なのか。

未来は一分一秒と近づいてくる。
近づいてくる理想の自分を察知し、現実の自分を変態させる準備はできているだろうか。

急に人間は変身したりしない。
意識変容は自分でも気付かないほどゆっくりとしか起こらない。
何か衝撃的な出会いがあったとしても何も対策しなければホメオスタシスの原理で現状の自分に引き戻される。


今日は最後にもう一つ、

正常な人間の共通した欲望は幸せになりたいと思う事だ。

成功と幸せはイコールではないし
金と幸せもイコールではない

それぞれの幸せを、
それぞれの人達が見出し、実現し、満たされるような世の中になればいいと願っているし、
自分もその中の1人でありたいと思う。

俺は今しか生きない!と豪語するもよし
平均余命を考えてそれまでのプランを作るもよし

自分が幸せになる為に成功は必須か、
幸せを維持するにはどういう収入が理想的か、

この文章が少しでも誰かの心に届けば、
それは私にとっての幸せです。

みなさんにとっての幸せとは何でしょうか。

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