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「○○さんを見習って」という言葉で気付いたこと

アルバイトや仕事をする上で、ほとんどの人が一度は経験するであろう、「怒られること」。

私も例に漏れず何度も怒られたことがあるのですが、その中で気付いたことがあるので、今日はそれを共有していきたいと思います。

何事も「適材適所」

今回私が伝えたいことは、ずばり「何事も適材適所」ということ。

そう実感したのは、私が自分に合っていない仕事・合っている仕事を両方経験し、それぞれで受けた評価が全く正反対だったからです。

タイトルにも入れた「○○さんを見習って」というのは、私が言われたこともあるし、逆に「○○さん」の部分に名前を入れられたこともある言葉なんです。

説明が難しいですが、つまりは、

自分に合っていない仕事では「○○さんを見習って」と怒られ、
自分に合っている仕事では「ポトフヤさんを見習って」と他の人へのお手本として引き合いに出された。

ということ。

もし今、前者の状況で落ち込んでいる人がいるのならば、

あなたがダメなのではなく、仕事が合っていないだけかもしれませんよ!

と前のめりで伝えたいです。

(余談:掛けられて気持ちのいい言葉ではないですし、他人と比較する形の指導方法は個人的には好きではないので、そもそもこんな言葉なくなって欲しいですよね)

私に合っていなかった仕事

まず、私に合っていなかった仕事についてですが、これはざっくり言うと「接客」です。

高校生の頃からいくつかのアルバイトを経験しましたが、その全てが接客でした。
(学生バイトは接客がほとんどですからね…)

某ファーストフードのホール
ドラッグストアのレジ打ち
子供服ブランドのショップ店員
スーパーのレジ打ち
↑が高校〜大学で経験したバイトです。

レジ打ちは単純作業が基本なので、接客のストレスはありつつも怒られることなくこなせたのですが、問題はそれ以外。

「某ファーストフードのホール」と「子供服ブランドのショップ店員」は、私にとって最悪の職場でした。

たまたま私のバイト先に強めの人が集まってただけなのかもしれませんが、働いている人の雰囲気も随分違いましたね…。

バイトを始めて数日で「仕事ができない奴」認定されて、シフトが入っている日は何かしらで怒られ、本当に辛かったです…。
ただ、できていなかったのは事実。

そして、子供服ブランドのショップ店員をやっていたときに言われたのが、例の言葉でした。
同時期に入った人より明らかに覚えが悪く、動きも悪く、失敗を重ねていた私に、

「もう入ってから結構経つけど全然できるようにならないね同じ時期に入った○○さんはあんなにできてるんだから、見習って」

と、言い放った店長。
元気かな……二度と会いたくないな……。

私に合っていた仕事

暗い感じになったので切り替えて、自分に合っていた仕事について。

これは今勤めている会社での仕事ですね。
以前ブログの方で書いたのですが、派遣から正社員にしてくれた会社です。

主に文章系の仕事を任されているのですが、接客とは正反対の「黙々系」のお仕事。
対人能力もほぼ必要ないので、マイナス点が入りづらく、何やかんやで良い評価をいただいています。

ここからが本題。

私よりも後に入ってきた方が、逆にどうやら「合わない仕事」を任されていたようで、上司によく怒られていました。

彼はすぐに退職していきましたが、仕事を辞める前に開いた送別会の席で、こんなことを教えてくれたのです。

「リーダーさんに、ポトフヤさんはあんなにできてるんだから見習ってください。ってよく言われてたんですよね」

そんな話を全く知らなかったので驚きましたし、かつて私がショックを受けた言葉の中に使われたことはかなり複雑でしたが……何よりも、

「この世は適材適所なんだなぁ」

と強く感じた瞬間でした。

(余談2:う〜ん……でもやっぱりあまり気持ちの良い言葉じゃない。管理職の皆さん、できればこの言葉は封印お願いします)

まとめ

長くなってしまいましたが、この記事を読んでくれた方にはぜひわかってほしい。

例え失敗ばかりで怒られていても、決してあなたはダメな人間なんかじゃない!

長所や能力が生かせる場は絶対にあるし、あなたを必要としてくれる人も絶対にいる!

イチローは確かにすごいけど、世界中の人間全てがイチローだったら世界は回らないですし、それはビル・ゲイツでも、ディカプリオでも同じこと。

一流の研究者に土木作業はできないし、イケメン俳優に手術はできない。

適材適所なんです。

それぞれ得意なことがあって、苦手なことがある。
それでOK!

だからこそ人間はここまで進化できた、のではないでしょうか。

なんか壮大な話になっちゃったので、今日はこの辺で!


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