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#フード 記事まとめ

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レシピやグルメ情報、料理や食文化に関する考察など、食にまつわる記事をまとめていきます。
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2022年9月の記事一覧

新商品「九州うまみだしDOBON」、いよいよマクアケにてデビューします!

九州うまみだし「DOBON(ドボン)」は、鰹節屋さんとお寿司屋さんが共同開発した、本物の素材と技が織りなす極めつきの味。九州の味噌と長期熟成のかつお節をはじめとする天然素材を贅沢にブレンドした、お湯を注ぐだけで楽しめる、うまみたっぷりの粉末スープです。 ”鰹節屋さん”とは、枕崎市でだしの専門家として日々かつお節製品に携わる、鰹節屋3代目の中原晋司さんのこと。僕らは、この記事がきっかけで1年以上間に出会いました。 中原さんの紹介記事(QUALITIES) そして、”お寿司

きのこの風味がすごい! シンプル炊き込みご飯

今の時期、スーパーに行くと松茸が出ていました。最近では比較的お手頃な輸入松茸もありますが、それでもやはり高級品。今日は安価な椎茸を使って、松茸ご飯風の炊き込みご飯を作ります。松茸独特の香りこそありませんが、味を補うためにしめじを混ぜれば、松茸ご飯に負けないおいしさです。 炊き込みご飯は『芯が残っている』や『べちゃべちゃになってしまった』という具合に意外と失敗しがち。失敗を回避するコツはお米に事前に浸水させておくことです。 炊き込みご飯には濃い出汁を使うとくどくなるので、す

中東発の万能スパイス「デュカ」は、自家製こそ楽しい

スパイスやナッツ、塩などを混ぜ合わせて作られた、中東発祥のミックススパイス「デュカ」。日本でもネクストブレイクの兆しが見られる、いま注目の万能調味料です。 その魅力は何といっても、料理に振りかけるだけでエスニックな味わいを足してくれる、非日常的な風味。 また、エスニックな風味なのにあらゆる料理になじむ使いやすさも、デュカの魅力です。オリーブオイルとともにパンにつけるのが本場流ですが、サラダやパスタ、さらには和食に合わせるのもおすすめなのだとか。 そんな「非日常的な美味し

読書の秋!食欲の秋!食エッセイ特集。

早いものでもう9月も終わり。ゴリゴリの秋です!!タイトルに「読書の秋」やら「食欲の秋」やら書きましたが… 私にとっては読書も食欲も年中無休であることに、今更ながら気付きました。笑 でも、秋になると、栗やかぼちゃやさつまいもを使ったスイーツが登場して、その「期間限定」の誘惑には抗えない… やっぱり、食欲の秋ですね!!笑 ということで、今回は食にまつわるエッセイについて紹介します。 食エッセイとは…「食エッセイ」と聞いて、どんな内容を思い浮かべるでしょうか? 美食家たちが

3,162円で買った、一皿のカレーとスパイシーな思い出 #KUKUMU

「カレーに大枚はたくバカ」に、私はなりたい。 平日の午後。在宅勤務中の夫と「なんだかカレーが食べたいね」と雑談した流れで、「今夜は旨いカレーを食べに行こう」という話になった。 なんでもない平日に、家族で外食する。それがカレーであったとしても、ちょっとうれしいシチュエーションだ。お店選びを委ねられた私は「絶対においしいお店を見つけてやる!」とさっそくスマホの検索画面をひらく。 けれど、私は検索ワードを打とうとして、しばらく考え込んでしまった。そもそもカレーと名のつく食べも

フランス風おでん・ポトフとリメイク祭り

肌寒くなると・・・やっぱりおでんでしょうがあぁ!🍢 ああ、おでん。食べたいなあ・・・。 コンビニのおでんでいいから。 「日本だと簡単に作れるけれども海外ではなかなかに難しい料理」のかなり上位に入るのが、日本のおでんだと思う。日本にいればスーパーで簡単に手に入る、大根とか白滝とかこんにゃくとか厚揚げとかはんぺんとか練り物もろもろが、フランスの田舎街ではどこでも手に入らない(涙) (↑練り物系はパリのアジア系スーパーにて、冷凍ではありますよ) 「はんぺんとか練り物は自作でき

旬の今だから楽しめる「秋刀魚のお造り」

夜ごはんの話 秋の味覚「秋刀魚」。 新鮮な味わえるお刺身の味わい。 秋の楽しみの一つ。 本日のお品書き  秋刀魚のお造り  野菜の素焼き  即席漬けまぐろ ◯ 秋刀魚のお造り ○ 考え方  今の時期だから味わえる秋刀魚料理を。 秋を代表する味覚の一つ「秋刀魚」。 簡単に秋を感じさせてくれます。 この時期のだから味わえる食べ方で食べたい。 生だから味わえるお刺身にしよう。 捌く手間を惜しんで、秋の思い出を作ろう。 新鮮な秋刀魚。 比較的体高も

琉球料理で離乳食をつくってみた

こんにちは。琉球ごはんの瑞樹です。 先日、娘が1歳の誕生日を迎えました。 スクスクと成長してくれて感謝。初めての子育てで不慣れなことばかりで戸惑う中、サポートしてくれる家族、園の先生方にも感謝。 家族3人なので盛大に、とはいかないけれど、大好きな琉球料理を作ってお祝いしてあげたいと思いました。 誕生日当日のメニューはこのようにしました。 「イナムドゥチ」と「ジューシー」は、離乳食にして、娘にも食べてもらおう!ということで、一緒に作ってみました。今日はその過程をご紹介しま

岩魚の燻製ができるまで

9月22日、23日の2日間かけて岩魚の燻製を作ってきた。 「山のもの」を販売する会社を作って、今年1年やらないといけないことが、自分の生産力はどれくらいなのか?を知ること。山菜はどれくらい採れるのか、魚はどれだけ釣れるのか、採った数、釣った数から逆算して、どれくらいの収益が望めるのか。これらは続けていけばいくほど力が強まっていくし効率も上がっていくだろうけど、現時点での自分の力を知らないと、今後どう成長していくのかも予想できない。そこまで堅苦しく考えているわけでもないのだけれ

黄金比!失敗しない「鶏むねチャーシュー」【炊飯器】

こんにちは、ふらおです^^ 今回は「ついに見つけた黄金比!炊飯器で作る“鶏むねチャーシュー”」を紹介します! 「普段料理しない僕でも作れるレシピをお願いします!」 「こどもがパクパク食べてくれるレシピが知りたい!」 そんな思いに応えるレシピですので、ぜひ最後までご覧ください! 「材料」をチェック!鶏むねチャーシューの材料(2~3人前)はこちら↓ 鶏むね肉…1枚(約300g) 醤油…大さじ2 酒…大さじ2 みりん…大さじ1.5 砂糖…大さじ1.5 にんにく

「秋の彼岸に色とりどりのおはぎを」

 刷毛で伸ばしたような薄雲が広がる秋空の下、土手に並ぶ彼岸花は地元の小学生が植えたものです。小道に並んで、今年も秋の彼岸を迎えました。仕事と執筆の合間に作れるかな、どうかな・・・と思いつつ、そろそろあんこが食べたいと思います。台所で材料の在庫を確認。 もち米220gに米320g。もち米100%が好きですが在庫が無いので今日は混ぜます。はかりでグラム計算したため3合以上に。 ※一合は約150g・180CCです。 あんこ・・小豆210g、三温糖100g、黒糖3かけら、塩ひとつ

テーブルに訪れた冬のスワン

私は野鳥の多い田舎で育ちました。 鷲、鳶、鷹、雀、魷、鴨、鴉…たくさんの野鳥たちが四季折々に訪れて、空高く舞い、湖に降り立ち、田んぼを泳ぎ、その季節ごとの表情をより豊かなものへと変えていく風景を当たり前のものとして目にしながら育ちました。 それはそうと、鳥類じゃないやつ混じってる。 今年の年始豪雪となった実家で見た、窓の外に広がる生命が失われたモノクロームの世界で唯一、本当に唯一仄かな希望のような存在としてそこにあった真っ赤な南天の木にヒヨドリが止まり、小刻みに枝を揺ら

サイゼリヤのワインと料理のペアリング 2

【全文無料公開】 はじめに先日、このようなツイートをしました。 以前、「サイゼリヤの料理とワインのペアリング」というタイトルでnoteを執筆したことがあります。その時はかなり久しぶりの訪問ということもあり、まずは100円のグラスワイン白と赤に合わせて相性の良いメニューを選び、ペアリングを実践してご紹介させていただきました。 その後、ボトルワインリストからもご提案したいとの思いは募るばかりでしたが、そうなると一人で行くわけにはいきません。同行してくださるメンバーが集まるタ

「ほんとうに美味しいビール」がいつでも飲める喜びを知った

ビールは美味しい。どこでもいつでも、美味しい。 赤瀬川原平はビールの美味しさを100とすると、「80ぐらいまでがシチュエーションの力だと思う」として、残りの20を「ビール本体の固有の味にかかわる問題では」と書いている。これがウイスキーになると内容が逆になる。80が味にかかわり、20が氷や雰囲気といった力になるわけだ。ただ、ビールがその80をシチュエーションに委ねられるということは、僕はそれが「そもそも美味しい」というベースがあってこその話なんだろう、と受け取った。 こと居