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#スポーツ 記事まとめ

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noteに公開されているスポーツ系の記事をこのマガジンで紹介していきます。
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#陸上競技

スプリントコーチがあたりまえになる日

今から12年前。陸上競技者として第一線を引退した僕は「スプリントコーチ」という新しい自分目がけて走り出そうとしていました。 たくさんの人に相談して分かった「非現実」な挑戦。 無理やできないという発想はよく分かります。 ただ、その判断はその人の経験値や価値観で決定されます。 僕の価値観では「スプリントコーチ」という職業が成り立つとか稼げるとかそんなことを予想していたのではなく、ただただ単純に それからただひたすらに走り続けました。 たくさんの子供たちに走り方を教える日々

後世に残していかなければいけない「絆」を探して ~ゴールデンゲームズinのべおか 観戦記 vol.1~

プロローグ 出雲を拠点とする映像コンテンツ会社があります。「後世に繋げ残していなかければならない絆」などを描き、海外でも高い評価を得ています。その制作チームの外部スタッフとして関わり続けています。 次コンテンツを準備する過程で、プロデューサーが「自分達の目指す世界観とよく似ているね!」と評したのがこの記事。 延岡が熱くなる日――好記録連発の陸上レースは地域の誇り 「出雲でもこの熱意を起こしたい!」と思っている私たちの道しるべとなる「ゴールデンゲームズinのべおか」の魅

私が見つけた陸上競技の魅力...1つのチケットで2つの席

昨年の12月から、私は日本陸上競技連盟のマーケティングアドバイザーをしている。ミッションの一つが、今年の5月21日に日産スタジアムで開催されるセイコーゴールデングランプリ陸上2023の集客だ。 集客を考えるときに私がいつも気にかけるのは「その競技の魅力は何だろう?」ということだ。ラグビーワールドカップ2019の時も最初はそうだった。野球なら野球の、サッカーならサッカーの、バスケならバスケの、ラグビーならラグビーの魅力がある。そしてそれは競技によって若干違う。今回は陸上競技の

日本女子マラソンの回顧と新谷仁美のマラソン2:19:24の記録

1月15日のヒューストンマラソンで新谷仁美(積水化学)が2:19:24の日本歴代2位の記録で優勝。日本の女子選手による17年ぶりのマラソンサブ2:20の走りであったが、本人が目標としていた日本記録の更新はならなかった。 36km手前からペーサーが抜けたことで、新谷はそれ以降単独走になった。 その直後はペースを維持していたが、最後の2.195kmで失速。それでも、鬼気迫る表情でフィニッシュラインに向かう勇ましさはライブ配信の映像から十分に伝わった。もちろん、優勝選手としての

勝利至上主義の弊害、選手にとっての勝利とは?

女子長距離選手による、レースでのアクシデントがここ数年続いている話をラジオでしたことをきっかけに 「加納、後輩ランナーのために動きます!」と記事を書いて、多くの方からメッセージをいただきました。まず、何からやればいいだろう?と、私の周りで相談に乗ってくれそうな方と話してきました。 まず、「女子スポーツの健康を考える会」を発足し、私のような選手としてやってきた該当者ではなく、周りから見ての話も伺いました。 第1回目は成瀬拓也さんです。成瀬さんは私が競技を引退後、もっとも仕事

学生最後の大舞台を控えて

こんにちは。山下です。 夏はバタバタとしており、気づけば9月。 そして秋シーズンの突入。 もう4年なんですよね。はやいなぁ、、 1年生入学当時に死ぬほど先輩方から言われた、「4年間一瞬だった」というのは本当なのだなと痛感する日々です。 まぁ思い返せば濃い日々を過ごしていたので、しっかり4年経ってるなと思う部分もあり。 秋シーズン到来 今、絶賛その秋シーズンの大舞台へ移動中で、新幹線の中で書いてます笑 全日本インカレ2022に出場いたします。 大学人生の締めと

「速さは強さ」積水化学・鍋島莉奈選手〜これまでの振り返りと今の思い〜

何か気になる選手っていませんか? 私にとってその選手が、鍋島莉奈選手なのです。 2017年からアスリートインタビューをさせていただき、今回で15人目のアスリート。 私が鍋島選手を初めて知ったのは、彼女が大学3年時の日本インカレです。 駅伝強豪校には所属しておらず、地方大学で力をつけてきた鍋島選手に興味を持ったのです。 社会人になり、メキメキと力をつけ、日本選手権においては2017、2018年は5000m、2019年は10000mで優勝。 速いけど、強さもある印象を持ち

「夢を叶えるために日本選手権の準決勝を捨てた。」

過去の記事にも書きましたが、もう一度僕の夢を冒頭に書かせて頂きます。 僕の夢は「日の丸を背負って4×100mリレーで世界一になる」です! 今回の話は日本選手権に初出場して、目標にしていた準決勝進出を果たして経験値が爆上がりしたという内容です。 最後までお付き合いよろしくお願いします! 2021年6月24〜27日に開催された 第105回日本陸上競技選手権大会に初めて出場しました。 この大会は、日本一を決めると同時に、東京オリンピックの日本代表の選考会でもあります。 も

3000m中学歴代2位の記録を持つ鈴木琉胤選手と陸上部以外の名選手を輩出している東葛駅伝について

(鈴木琉胤選手の3000m8:18.70の中学歴代2位はこの記事を公開した2022年3月28日時点での歴代順位です:現在は中学歴代5位) 2021年全中男子3000m覇者の鈴木琉胤(るい)選手(※ 松戸市立小金北中3年)が、同種目の中学記録(2017年石田洸介選手の8:17.84)更新を目指して走ると小耳に挟みました。 (※)鈴木選手はこの4月から八千代松陰高に進学 3月26日に彼の地元の千葉県松戸市の運動公園陸上競技場に行きました(私の家からジョグで行ける距離)。この

拓殖大・不破聖衣来選手〜秋冬シーズンの振り返りと今後の話〜

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)拡大の影響で、1年遅れで開催された東京オリンピック。 1年延期になり、選手自身も大会への調整が厳しい中、女子1500mで日本人女子選手初の3分台になる3分59秒19をマークし8位に入賞した田中希実選手、そして10000mでは廣中璃梨花選手が7位入賞を果たしました。 若手選手の活躍に引っ張られるように、秋の駅伝シーズンから一際注目される選手が現れました。それが、今回インタビューさせていただいた、拓殖大学の不破聖衣来選手です。 秋の

1年3ヶ月ぶりの!!!

何が1年3ヶ月ぶりっていうと、陸上のトラックレースを見に行ったのがです。 見に行ったのは、京都の「たけびしスタジアム」で開催された、エディオンディスタンスチャレンジ。 競技場に行く前にミスしたのが、電車の乗り換え。 競技場の最寄りの駅の「西京極」は、数年前は「普通」しか止まらなかったはずなのに、「準急に間違えて乗ったー。」と思い、急いで降りたら「西京極」止まったって話。 なかなか、次の電車が来ず、競技開始ギリギリ10分前到着になり、焦りました。 競技場に着いて早々、こ

2021シーズン8月~の取り組み

こんにちは。飯島です。 2021年シーズンも沢山のご声援、ありがとうございました。 阿見AC SHARKSとして戦う2年目のシーズン、多くの方に支えられ、充実した1年にすることができました。 春のシーズンではGP木南大会1500mで自己ベストの2位、そして日本選手権で6位入賞。 秋のシーズンではわずかではありますが、1500mで自己ベスト更新、5000mで41秒の自己ベスト更新を達成することができました。 陸上競技を始めて12年目になりますが、自分の成長を楽しみながら毎

たむじょーYouTube第1章(完)

どーもこんにちは!たむじょーと申します! 久しぶりのnoteの投稿です! 今回は2020年3月20日に始めたたむじょーYouTubeの第1章が終了したのでその振り返りをしていきます!正直文章を書くのは得意じゃないんですけど読んでもらえたら嬉しいです!笑     ながーーい自己紹介まず最初の半年は自粛期間があって外に出れない時期が続いた。 正直ランニングができない状況でどんな動画をあげればいいのか?って悩んだけどまずはたむじょーというやつはどんなやつなのかを皆さんに伝えたいと

「自分の頭で考える」を考えてみた。

「自分の頭で考えなさい。」 スポーツや部活動の場で、誰もが一度は言われたことがある言葉ではないでしょうか? 僕も言われたことがあります。 当時、思考力が皆無だった僕は、その言葉の意味がまったく分からず、トンチンカンな解釈をしてよく怒られていました。泣 ですが、今になってようやく、その言葉の意味を理解できるようになった気がするんです(おそい) そこで今回は「スポーツの場面において、自分の頭で考えるとはどういうことか」について、自分なりに考えていきたいと思います。 以