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ギルドマスターが選ぶ、ギルドハウス十日町『2016年の10大ニュース』

2016年も早いもので12月。ということで、住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」のアドベントカレンダーを始めました。

http://www.adventar.org/calendars/1931

ちなみに、アドベントカレンダーとは、もともとクリスマスまであと何日かを数えるためのカレンダーだそうですが、近年では上記のURLのようにインターネットを利用し、いろんな人のブログ記事を日めくりで読めるようにしているみたいです。

というわけで、アドベントカレンダーの初日、12月1日の記事は、ギルドハウス十日町を立ち上げたギルドマスターこと、わたくし西村(ハル)がお届けします。

たった一軒の家で、こんなにいろんなことが起きているの!?ということが感じられるかと思います。それでは、いってみましょう!

1《昨年の勢いそのまま!訪問者数が延べ4,500人を突破!》

意外というか想定以上というか。1年半で延べ4,500人を超えました。昨年と違うのは、ちょっと気になるからギルドハウス十日町をチラ見しようという、いわゆる “いちげんさん” が少なくなりましたね。おかげで、濃密な交流と口コミ効果を生むことになったと思います。

毎日・毎月のように来る人などリピーターが増え、実家を出て自立したいとかで1ヶ月単位で滞在する人たちも現れました。多いときには1日で50人くらい来たことがあります。

また、複数の大学で卒業制作(卒論)の研究対象になり、そのなかには海外で出版される書籍にギルドハウス十日町が載る、という嬉しい話もあります。

さらに、昨年に引き続き、全国で販売される雑誌や書籍に載り、関東甲信越むけのテレビやラジオの番組にも出演するといった機会もいただきました。

2《ギルド2年目の実績が高評価!?登壇や視察が急増!》

住人が常に10名くらい居て、訪問者数の勢いが2年目も衰えない。そんな大勢の渦を巻き起こしているのが、お店でも宿でもない、空き家だった山奥の限界集落の一軒家。しかも事業でもなく非営利。自分が個人的に立ち上げた、新しい住まいの形。ということもあって、2年目はとにかく登壇と視察の機会が急増しました。

とくに県や市、NPO法人からの登壇の要請が多かったですね。あと、大学や高校からも特別授業に出てほしいということで参上しました。新しい住まいの形としてのギルドハウス十日町のことはもちろん、自分が40代にして無職・無収入のソーシャルな隠居生活に入ったという事実が衝撃を与えるみたいです。

3《アプレンティスに続きサポーターとノービスの制度を開始!》

詳しくはこのブログというかnoteの過去記事にもありますが、サポーターやノービスという新制度を始めました。これがとても好評で、SNSでの閲覧数も飛び抜けています。

ギルドマスターと住人の2種類だけでなく、ギルドハウス十日町には、アプレンティス、サポーター、ノービスを合わせると全5種類(後述の女将を加えると6種類)が居ます。

さらに、日常的に訪問してくる冒険者と言いますか、様々な人たちがやってくるわけです。それも、一見すると誰が住人かわからない感じで滞在しています。

ギルドハウス十日町は、いわゆるシェアハウスではありません。ゲストハウスでもないんです。だけれど、それらの要素を兼ね備えながら、あくまで住まいという姿勢を貫いているのが新しいようですね。

4《昨年よりもグレードアップしたパーリー建築の「月見音楽祭」》

月見音楽祭は、旅するリノベ集団「パーリー建築」が企画した野外音楽フェスティバルです。昨年5ヶ月間、ギルドハウス十日町に住み込みで改修してくれた彼らが、たった数ヶ月で準備し、地元の人たちを巻き込んで大きなお祭りを実現したわけです。

そんな月見音楽祭が、2016年も開催されました。それも、いろんな意味でスケールアップしていたと思います。関わっていた面々の顔ぶれも増えていて、彼らのコミュニティが大きく成長していることを実感しました。

来年も開催するみたいなので、とても楽しみです。

5《うちに住んでいた女性ふたりが「地層食堂」を結成!》

2016年は、ギルドハウス十日町に住んだ人たちが、新たな展開をたくさん見せた1年でもありました。

そのひとつがフードユニット「地層食堂」の誕生でしょうか。いまでは全国誌に載ったり、有名企業のケータリングをするまでになっているようです。それでも、相変わらず人や本質的なことに寄り添っている雰囲気が、SNSなどを通じて感じられます。

もともと自分は、ギルドハウス十日町でいろんな出会いから共感を生んで、おもしろい展開がたくさん生まれていけばいいなと思っていたので、とても嬉しいです。

(写真: 地層食堂のFacebookページより https://facebook.com/chisosyokudo/ )

6《さっちんが夢の十日町ファッションショーを実現!》

仕事と服づくりの掛け持ちで身体を壊していたそうだけど、アプレンティス制度を知り、服づくりに専念しようと東京からやってきた服飾職人、さっちん。持ち前の明るい性格で、ギルドハウス十日町を大いに盛り上げてくれました。

そんなさっちんの夢が叶った、十日町市でのファッションショー。地元の人たちに服を着てもらいながら、ダンスなどの余興も合わせて、幸せな結婚式のような温かい場になったようです。

(写真: Gracias amorのFacebookページより https://facebook.com/Gracias.amor.13/ )

7《ギルドがまるでシリコンバレー!起業家が次々と集まる》

ギルドハウス十日町のインターネット回線は、なまじ都会のオフィスより高速です。山奥に住んでいても、いまではインターネットをうまく活用できるわけで、ここから全国展開したり世界に羽ばたくサービスが出たらいいな!という想いがあります。

まず、自分が、MVP Awardという「社会を変えるアイデア」コンテスト?で全国3位に入賞しました。ギルドハウス十日町から全国展開するスマートフォン用アプリを準備中です。すでにアプリの開発に入っています。

また、自分が世界的な起業家コミュニティの新潟県版「Startup Weekend Niigata」代表をしていることもあって、いろんな相談が舞い込んできますし、それに伴って起業家もしくはエネルギーあふれる人たちもやってきます。

住人のなかにも、常連のなかにも、起業家精神が旺盛な面々が揃っているので、日常的な出会いから今後もどんな展開が生まれていくか、楽しみです。

あ、こんど、こんな起業体験イベントをやります。

8《ギルドの田んぼで新米を初収穫!地元の人たちの協力に感謝》

2016年は田んぼに初めて挑戦した年でもありました。手植えに手刈りの無農薬。素人だらけの集団が本当によくやったものです。ご近所さんからも「なんでこんな雨の中に稲刈りしてんだ?」とか「そんなとこに干しても乾かないぞ〜」と心配してアドバイスしてくれたり、さまざまな農機具を使わせてくれたり。

それにしても、やっぱり昔ながらの農的なことが、地元の人たちとのつながりを多くするようです。自分はほとんど何もせずあたたかく見守っていましたが、実感としてそう思いました。

楽しそうでしたね。

収穫祭には、お世話になったご近所さんたちも呼んで。25人くらい?集まり、初めての収穫であるギルド米を味わいました。

9《カップルが続々誕生!ギルドハウス十日町がきっかけ作る》

ここでは実名を避けますが(笑)、ギルドハウス十日町をきっかけとして、少なくとも4組のカップルが生まれたみたいです。

直接その人から知らされることもあれば、ほかから聞くこともあって、ギルドマスターとしては静かに見守っている感じ。よく喧嘩するカップルがいるんですけど、それでも「またか!?」と、ただ笑い飛ばしています。

また、ご近所さんからも、「うちの息子にも紹介してね」なんて言われます。

それにしても、いいもんですね。これからもギルドハウス十日町では、いろんなロマンスが生まれるんでしょうか。楽しみです。

10《新展開!ギルドマスターと女将がついに!?》

さて、最後はさらっと。いよいよ新展開です。年内!?来年早々?にお知らせしようと思います。その際はぜひお集まりください。そして、今後ともギルドハウス十日町をよろしくお願いします。


というわけで、アドベントカレンダーの次なる記事を書いたのは、その女将。どんな話なんでしょうか。どうぞご覧ください。

https://goo.gl/gr0CVE

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