「相手を尊重すれば、対立も言い争いもなかったはずです。人は対立や言い争いを後悔し、反省します。対立はいつまでも記憶から消える事はありません。記憶から消えないことが分かっていれば、忍耐強く話を最後まで聞けたはずです。
相手を尊重出来れば、きっと相手の気持ちも汲むことができ、良い人間関係をつくれたかもしれません。意見や価値観の相違で対立しても、人間関係を良好にできるわけではありません。言葉で相手を傷つけた以上に、使った言葉で自分を傷つけていることを知らなければなりません。何より言葉は生き続けます。
今日が最後の日と分かっていたら、きっと言い争いなどせず話しに耳を傾けたでしょう。今日が最後の会話なら、厳しい言葉は投げかけなかったはずです。きっと楽しくするために耐えることは苦ではなかったでしょう。優しい言葉をかけ、別れを惜しんだはずです。
人を尊重するのに自分への尊重は欠かせません。相手に対して優しい言葉、励ましの言葉、思いやりのある言葉を使うことが自らを尊重することにつながります。」

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