お疲れ様です。脳リハです。

本日は脳卒中後遺症者向けの投稿です。

内容は…
「脳内の神経接合における特殊なタンパク質」について説明します。

脳由来神経栄養因子（BDNF）

脳由来神経栄養因子（BDNF）とは…

『神経細胞の生存や分化、さらに神経回路の形成や記憶・学習の基盤である「神経シナプス可塑性」の調節などに関わる重要な分泌性因子』

これは、出生後に自然に生産されるもので、出生後は強靭な神経接合を行って成長していかなければなりません。

この物質は、脳卒中を含む脳損傷後にも存在していることが明らかになっています。

特に、亜急性期（発症まもない時期）で脳内はBDNFが豊富に放出されていると報告があります。

つまり、この時期は回復において絶好のチャンスと言えます。

亜急性期以降のBDNFは？？

結論から言えば、BDNFは亜急性期以降も生産することは可能です。

BDNFを十分に脳に供給する為には…

『エクササイズ』

が非常に重要となります。

これは、心肺血管系（心肺機能）や抵抗（筋肉）運動の両方が重要であり、それに付随する他の要素にも影響を与えます。

ぜひ、実践していきましょう！