作業興奮神話の崩壊~やる前からやる気を出す方法~
このnoteの目的は、あなたが「やり始めなくてもやりたくなる」ことである。結論から申し上げると、作業興奮を使わなくてもやる気は出る。
根拠は私の体験でしかないので悪しからずタビガラス。
やり方は簡単。
「体感を伴って行動をイメージすると、行動したくなる」のだ。ありがちな話かもしれないが、それ、あなたは本当にイメージできているだろうか?
本当のイメージというのは、頭の中に絵を見ることではない。本当のイメージは脳が映し出した世界の中で体を動かすことなのだ。
私たちにはそれが可能である。
昨日のことだが、仕事中オフィスに一人になったので、noteを見ていた。完全にオダラケモードである。傍らには処理するべき契約書が、レターパックとともに置いたままだ。
私はだらしなくマウスを持ち、猫背でモニタを覗き込みながら
「午後はやる気がでないよね~」と、子どもを洗脳する親バリに自己暗示をかけていた。
ハッ……!!。
私はそれが自己暗示だということに、気づいて、マウスから手を離した。チューチューグッバイである。
さて、ここからは私のイメージを参考に、一連の行動を【体の感覚を実際に腕などに感じながら】想像していただきたい。
私は右手をマウスから離し、背もたれに体を預けて腕を組んだ。
そして、視線をデスクに落とし、書類の束を見ながら「テキパキと処理している時の自分」をイメージした。
イメージの中で私の右腕がデスクの上の書類の方へスピーディーに移動した。
書類を掴んだ指の腹にサラサラとしたコピー用紙の質感を感じる。
レターパッックの控え用シールをめくるときの、シールのペタ感を右手の人差し指に感じる。
私はさらに、コピーをとるために椅子から立ち上がるときの太ももの筋肉の入り具合と、コピー機に向かい歩いていくときの両足の動き、コピー機のボタンを押したときのプラスチックの固さ。
カッ、ウィーン。
コピー機からガシャガシャト排出される印刷物の社畜サウンド。
その辺りまで想像したところで、私は楽しくなってきた。
テキパキと仕事をしているテンションになってきたのだ。
ここで私は実際にデスクの書類をイメージ通りに手で掴み、処理を始めたのだ。
さっきまでのオダラケマンはどこにもいなかった。
これは様々なことに応用できる。
筋トレをしなければならないなら、イメージの中でダンベルを持ち上げて、上腕二頭筋のカタさを感じるのだ。
帰宅後、奥さんに「今日は洗濯物干すから置いといて」と言うのであれば、想像の中でそれを発するのである。
これを応用すれば、想像の中であんなことやこんなこともできてしまうだろう。
余談だが、私はここであることを思い出した。
大学生になりたての頃、ネットで路上詩人の写真を見て、すぐに自宅の押し入れから書道用具を出してきて作品を書きなぐった、という経験だ。
このとき私はきっと、路上に座っている詩人の人になり、耳にざわめき、指先に筆を持っているその体感をしたのだと思う。
野球観戦の後、キャッチボールがしたくなったり、バッティングセンターに行きたくなるのも同じ作用だと思う。
ポイントはたったひとつ。
体感を伴って想像することで、それをただのイメージから記憶に変換すること。
私たちは日々の選択を、記憶に基づいて行っている。
しかし、一度イメージすればそれはさっき習ったことのおさらいでしかない。
そうだ。未来も全部記憶にしてしまえ。
未来とは知らないもののことではない。
あなたはやりかたを思い出して、一度やったことがあることをやるだけなのだ。
とっても簡単ジャン。
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