《宇宙的人間=コズミックマンの定義》(笑)


今日の授業の合間の雑談で某サークルで宇宙人診断(貴方はどこの宇宙人?)みたいな事をする女が現れた、というのでどんな感じか聞いてみたところ、全く根拠が無い子供のお遊びのレベルだったので、ヒンドゥーの世界で宇宙的人間(コズミックマン)とはどのように言われているのか話しをした。

私の元でアーユルヴェーダを学ばれた人はアーユルヴェーダの基本哲学サーンキャ哲学の宇宙創生の話しをタントラの表現で聞いている。
サーンキャ哲学での宇宙創生は二元論
プルシャ(無、精神原理、男性原理、シヴァ)
プラクリティ(有、物質原理、女性原理、パールヴァティー)
この二つの原理から宇宙が創生されると定義している。

宇宙的人間は別名・プルショータマ《至高の人》と呼ばれ
維持の神ヴィシュヌの第8番目の化身クリシュナもその一人と言われる。クリシュナには妻が16000人いると言われている(^_^;)💦

しかし根本的宇宙人は宇宙創生そのままプルシャ(無、精神原理、男性原理、シヴァ)とプラクリティ(有、物質原理、女性原理、パールヴァティー)が融合され、一人の中に男と女の《両性具有性》を顕現されている者とされる。
この両性具有性は肉体の形態ではなく性質上の事である。

その宇宙的人間(コズミックマン)の特徴は
・性差を超越し男女の区別を感じない
・異性を異性として感じないけれど異性からモテる
クリシュナの周りにはいつも沢山の女がいる
・女の行為と、男の品行を知っている人
・知性に満ち溢れている
・詩的な表現を好むロマンチスト

ギリシャ神話的世界では両性具有をアンドロギュノスと呼ぶ
ギリシャ語でアンドロ「男」とギノア「女」を組み合わせたもの。

コズミックマンを目指したければ《サハジャタントラ》を実践する事である(笑)
自分の精神・意識が変容するのを感じるはずだ

「サハジャタントラ」
汝の中のプルシャ(男性性)を捨てよ
そしてプラクリティ(女性性)になれ
かくして汝は一体のものとなり
不滅のものとなるであろう
性質によって女に汝がなったのちにのみ愛し、交接せよ
おお、男よ、汝は女になるべし
それは女の行為と、男の品行を知れる人なり

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