鈴木 貴歩@エンターテック・コンサルタント

レコード会社他で、音楽配信売上の拡大、デジタルマーケティング、新規事業開発他の責任者を…

鈴木 貴歩@エンターテック・コンサルタント

レコード会社他で、音楽配信売上の拡大、デジタルマーケティング、新規事業開発他の責任者を歴任した後起業。現在はエンタテインメント、テクノロジー領域のコンサルティング、カンファレンス主催、海外展開支援を行う。仕事のお問合わせはinfo@paradeall.netまで

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日本の音源市場がいくらデジタル化してもV字回復しないたった一つの理由

2018年から音楽ストリーミングサービスへの有名アーティストの楽曲が”解禁”が行われるのと並行して、”ストリーミング発の人気アーティスト”が続々と生まれてきました。2020年はパンデミックという大変状況の中、CDのリリース延期や外出自粛によるセールス低下でパッケージが前年比マイナス19%という厳しい数字が出た一方、音楽ストリーミングを通じて、YOASOBI、Ado、藤井風など書ききれない程多くの新人アーティストが続々とブレイクしたり、シティポップがストリーミングサービスを通じ

    • 日本の音楽ストリーミングサービスは、”アーティスト・セントリック”で”ファン・パワード”なロイヤリティ分配モデルを導入すべき理由

      *この記事は2022年8月に日本音楽制作者連盟が発行しているメールマガジン「Digital Business Insight」より転載、加筆、修正を行った記事です。 不定期にこうした記事を発行していますので興味のある方はこちらから登録してください ■ストリーミングの成長とそれによる歪み コロナ禍に起きた様々な音楽市場の変化で大きいのが、ストリーミングの成長です。日本レコード協会が発表した2022年1−3月の音楽配信売上の数値では、ストリーミング計の金額ベースで前年同期比2

      • エンターテックはカルチャーを創る〜鈴木貴歩のやっていること①

        ■創業のきっかけ 2016年に勤めていたレコード会社を退職し、ParadeAll株式会社を創業。といっても私一人の会社ですが、もうすぐ7期を終え8年目に入ろうとしています。 この7年間、クライアント、パートナー、そして家族に支えられながら、私が取り組んでいる領域が拡大し、”エンタテインメント・エコシステム”への貢献も少しずつですが高まってきました。 そこでParadeAll(パレードオールと読みます)、そして鈴木貴歩(たかゆき)は何をやっているのか?をまとめてみたいと思います

        • YouTube著作権の虚偽申請は”虚偽”なのか?

          こんにちは!エンターテック・アクセラレーターです。 メディア、レコード会社を経て、エンタテインメント x テクノロジーの盛り上げを”加速させる”仕事をしています。 7/27にYahoo!ニュースに掲載されたこちらの記事が目に留まり、Twitterでシェアしたところ反響がありました。 J-CASTニュースの取材に応えたのは、VTuberとして活動する「朝ノ瑠璃」さん。6月19日、投稿したMV(ミュージックビデオ)に著作権の権利団体を名乗る団体から申請が入り、不正に収益が流れ

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          withコロナで急速に進化するバーチャルコンサート/フェスティバルとメタバース

          新型コロナウィルスの感染拡大、そしてそれを防止するためのライブ、リリースの中止/延期により、エンタテインメント業界には苦しい状況が続いています。こうした中で改めて音楽の素晴らしさ、ライブの貴重さが再認識されています。 今回書く内容は、世界的に中止/延期を余儀なくされているコンサート、フェスティバルの代わりに進化し盛り上がりを見せている領域についてですが、会場や野外で”ハレ”として楽しむ音楽、エンタテインメントの価値は改めて唯一無二であると気付かされました。 並行してバーチャ

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          「5G時代のエンタテインメント」は”ライブのクラウド化”、そしてマルチバースへ

          エンタテインメントは常に”テクノロジー”による環境の変化にさらされながらも、それを活用する新世代のアーティスト、クリエイター、ビジネスマンが出てきて、彼らが次世代のメインストリームになる、という歴史の繰り返しを経ています。 (ピンク・フロイド、小室哲哉、ジャスティン・ビーバー、西野カナ、GReeeeN、あいみょん、そしてLil Nas X) これが『エンターテック』の考え方で、そうした歴史を知っている/知らないアーティスト、業界人他と一緒にエンタテインメントの未来を作る”勢い

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