つらいことをつらいと言いたい。
つらいことを、つらいと言ってもいいのか。
きっと、見る人を、聞く人を、つらい気持ちにさせるだけ。
だから、自分のつらさなんて、口に出さない方がいいのだ。
しかし、つらいことをつらいと言わなければ、自分が壊れてしまうだけ。
我慢して、心を殺して、どんどん悪化していくだけ。
だから、自分のつらいことを、つらいと言っていいんだ。
他人を壊さないために、自分を壊すだなんて、矛盾しているのだから。
私をここまでつらい気持ちにさせるのは、他ならぬ家族だ。
幼い頃から、私の家族は、ヒステリックな一面があった。
手を上げられたことはあまりない。
それだけマシなのかもしれないが、ペンは剣よりも強し。
言葉の暴力だって、十分痛いのだ。
ずっと浴びせられた「悲劇のヒロイン」という言葉に、私はずっと呪われている。
私が何をしたのだろう。逆に、教えてほしい。
その部分を直したら、私はいい子になりますか?
そうしたら、私のことも見てくれるのですか?
もし、私がもっといい子になったのなら、私はオマケではなくなるのですか?
どうか教えてくれ。私の何がそんなに駄目なんだ。
つらいことをつらいと言えない人へ。
嫌なことを嫌だと伝えられない人へ。
「大丈夫だよ、同じ境遇にある仲間がいる」
「もっとつらい環境にいる人もいるんだよ」
こんな慰め方を、真に受けなくてもいいのだ、ということを伝えたい。
どんなに自分よりつらい境遇にいる人がいても、それは同じ苦しみじゃない。
人は、残念ながら、自分が一番大切だ、と思ってしまうものだから。
私も、つらいと思うことがある。
でも。私の気持ちなんて、きっと誰にも分からない。
同じように、つらいと感じるあなたの気持ちを、私に分かるわけが無い。
私が、一番つらいんだ。
あなたが一番つらいんだ。
私のことばかりを書いてしまった。
次は、あなたの番。
どんな些細なことでもいい。具体的な話をしなくてもいい。つらいと思うことがあれば、「つらい」と書き出してみるといいと思う。
このnoteのコメントでもいい。私にできることなど何も無いが、ここで少しでも吐き出すことができるのなら、誰かのことなど気にせず、思いのままに吐き出してほしい。
どんなにつらくても、生きなければならない。
負けたくないのなら、生きなければならない。
二十分間の家出で見た桜が美しかったので、共有したい。
つらいときは、桜でなくても、好きなものを見て、心を少し休ませてあげてほしい。
少しでも、いい日々を過ごせますように。
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