4月、新卒で就職や、転職での新たな出発など、年度変わりの節目の月でしたが、 ニュースではすでに退職代行を使っての辞職が少なからずある、という報道を数々目にしました。 前々回でも書きましたが、職場での人間関係での多くの相談、またひきこもり支援での、やはり人間関係からのうつなどで休職を経たひきこもり状況の多さ、 さらには最近自分自身が経験した、転職にまつわる色々な体験、 それらからも、最近の雇用状況は、どうも穏やかなものではない感じが伺えます。 雇う側の配慮のなさ、好悪や偏
ささやかな、ひきこもり支援の会をやっています。 経緯としては、ある方が始めた会を、その方が年齢や体調で続けられなくなったため、 参加していた常連の方々、特に当事者、元当事者である方々と月に一回で十数回、居場所的な会を続けてきました。 今年から2ヶ月に一度は公開の形で行っています。 当事者の一人が、当事者会もやりたいと言い出してくれて、そちらは月に一回。 立場としては支援者のような感じですが、実際は多くを頼っています。 私にできるのは、行動のところ。会を企画、開催したり、進
パワハラからの鬱で休職、そこまで行かなくても、パワハラ的な人間関係で疲弊、という人が、 1日の相談対応の中でほぼ必ずいると言ってもいいほど、多いです。 受け取るほうが敏感になりすぎている可能性もなくはないですが、 自分も先生業をやってきたこともあり、自分ではただ熱心に教えていると思っていても、受け取るほうには圧がかかっていたと気付かされることも何度かありました。 受ける立場に立ってみないと、気づきにくいと感じています。 最近、上下関係もないはずの人から、協働するときに自分
最近、生きづらさを抱えていたけれども、支援者として関わって少しずつ気持ちの整理ができるようになり、前を向けるようになってきたかな、と思う方がいます。 その人が、ネット上の一般的な、事情は汲めるけれども、どうかなぁ、と思える記事について、 とても強い口調で批判される投稿をされていました。 それは記事なので、本人に直接ではないですが、その当事者を責める口調です。 記事では、直接その当事者と向き合った周囲の人たちは、事情を理解して、苦笑はしながらも、責めたり排除はしていなかった
個人的なことですが、所属が変わりました。 仕事内容はほぼ同じです。 取り組み方がこれまでとは全く違って、とはいえ内容が同じようでも、目指すところが少し違うので、比べることでもなく、 どちらも必要で、どちらも大切と思います。 今は、なんと言ってよいか、稽古を受けています。 訓練とか練習とか、研修というより、稽古がしっくりきます。 これまでのある意味自由なやりかたも良かったですが、 稽古を重ねて、形を身に着けたうえで自由になれるのが、理想だと感じています。 稽古には、師を通
最近、10代の人たちから、理由はわからないけれども、気分の浮き沈み、心の不安定さが大きくて、消えてしまいたい、という相談が多いです。 多くの要因が輻輳していて、その奥には理由があることもあり、一概には言えませんが、その一部には 消えてしまいたい、のは その心の揺れを終始感じ続けることに疲れた、 そのことが原因で、何も手につかない、 前はやる気や好きなことに向いた気持ちが、動かなくなった からで、その混乱さえなければ、そこまで思うことはなさそうなこともあります。 理由なく
最近、いくつかの行政の生きづらさ、子育て等支援の部署と接することがありました。 どこの窓口もまだ来所、電話相談が主です。変えるとなったら、システム構築も、予算も、人の働き方も変えないといけないので、責任者はその人の代でなかなか着手できないことが想像できました。やらなければいけない状況になればやる、という感じでしょうか。 ただ、SNS相談を受けていて、今の若い人たちは、SNSやメールで、しかも匿名で相談できることを求めていると痛感しています。 周りの人に言ったら、関係が変
ある方の相談で、必要なのは、結局ここに尽きると、御本人も痛感しています。でも、それが難しいとのこと… なんとかお仕事に就いて、その不安をずっと聞いていますが、 聞けば聞くほど、 いくら仕事できていても、もう少し、時間長い、または正社員で働いている誰々さんたち(元当事者)のようにならなければとか 自分は、人に迷惑ばかりかけているからだめだ、 というところに話が行ってしまいます。 子どもの頃いじめを受けていた、そこから人と接することが苦手になった。 そういう過去を経てきたから
よくあることですが、また、生きる意味について、聞かれました。 前にも一度書きました。 https://note.com/novtgm/n/n6d64de409469 それとは少し違うのですが、 最近意味、ということを考えることがありました。 それは、即興の音楽、ダンスの演奏を聴きに行ったとき。 完全即興の音楽を聴くといつも、意味を考えることの、無意味さというか、 ここにあること、その、存在感のリアルな手応えを感じます。 そして、それを受け取ろうとする観客たちによっても、
相談に来られる人には、自分が迷惑をかけている、と思っている人が多いと感じてきました。 自分がいても、迷惑だから…と言われることも多く… このnoteも、そのことなどについて考えたいと思う気持ちで始めたところもあります。 長年のひきこもり状態から、介護職員初任者研修を受けられ、ユニバーサル就労、その後一般就労をされて数ヶ月の、居場所で出会った友人から、仕事のしんどさを受け止めています。 今40代後半、彼が研修や仕事を始める前に知り合ったので、昨年の状況は、とても踏ん張られた
最近受けた相談で、この頃よくある男女の考え方、感じ方の違いが原因の不和の、典型的なものがありました。 (以下相談そのものでなく、一般化しています) これまで女性から受けることがほとんどでしたが、珍しく男性からの、一言言うだけでも奥さんが激怒してしまうというもの。 最初は奥さんのモラハラ？パワハラ？かということも心をよぎりましたが よくよく聞くと、両家の介護で疲れている奥さんに、 提案したり、そんなにつらいなら(自分の親のことは)自分がやるのでやらなくていいと、 そのような
あけましておめでとうございます。 今年は更新を、滞らせない…くらいの目標で、続けたいと思います🙇 年末年始は、ある生きづらさの居場所で、紅白歌合戦を横目に見つつ、年越し蕎麦頂きながら話したり、カウントダウンは近所のお寺に、除夜の鐘を撞きに行き、こたつにほうぼうから足を突っ込み雑魚寝、その後初詣 というだらだらしつつも、面白いときを過ごしました。 元旦の夜から相談の仕事、昨年は年越しを仕事で過ごしましたが、 昨年も今年も、年末年始、相談は普段の半分ほどに減ります。 冬休みで
夏に携帯の調子が悪くなり、換えたことをきっかけに、noteにアクセスできていませんでした。 心配してくださる方もいて、のんびりの間隔でも続けていくことの大切さを感じ、反省、感謝しています。 SNS相談の仕事では、同じ時間に働く人の数が減り、終始対応に追われる日々。体調を崩される方もいて、9~11月は特に大変でしたが、ご回復とともに、久しぶりに新しい方も入って、来月から少し落ち着くかと思っています。 引きこもりの支援のメンバーの皆さんが、頼もしくなってきました。 しんどくな
SNS相談に来られるのは、甘えられないという方が多いように思います。 周りの人には言えない、匿名だから来た、という… 最近別の文脈で、甘える、甘えられないということを考えていました。 それは経営的なことです。 甘えるのがうまいお店、人は、うまく行っている気がします。 それはどういうことかと言うと、例えば、コロナで大変になった状況を、ちゃんと説明して、クラウドファンディングなどを利用する 値上げもやむなしとなる事情を説明して、値上げする。 経営が大変だったら、内情を開示して
最近、SNS相談で、あなたはAIですか？または、あなたはロボットですか？と聞かれることが多くなりました。 AIだったら、もっと返事が速いと思うし、的確かもしれません。 人間だから、壮絶な状況を聞いたら、言葉に詰まってしまうし、 言葉を探して、時間がかかることもある。 人間だからうまくいかないことは多々あると思います。 翻って、うまくいかないことこそ、人間らしいかも？と思います。 生きづらいということ、生きていくうちの葛藤、などは、AIにはなくて、 最も人間らしいことなの
相談者さんから、生きる意味、生きている意味、生きる価値、というようなことについて、聞かれることが多いです。 一期一会のご相談、私は答えを決めていなくて、そのときそのときに感じることを、答えるようにしています。 とはいえ、自分自身には、根底は揺らぐことのない信念があり、 それは、人の生死は、人の考えの及ぶところではないということです。 (宗教などを信じているわけではないですが) 昨日聞かれた時に、答えたのは あくまでも私の個人的な考えですが、と前置きして (その方が、
