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「かみかさ」あとがき

最後まで読んで下さった方、少しでも読んで下さった方、ありがとうございました。嬉しかったのは、「かみかさ」をキッカケにフォローして下さった方、作品に魅力があると云うのは何より嬉しいです。Twitterでもいいねフォローを頂きありがとうございました。

掲載しながらの反省点は、ストーリーが、わかって読んでもらってるなと云う事です。創作大賞運営側の求める、何が起こるか分からないエンターテイメントではないなと思いました。元々、挑戦しただけであり伝えたい事表現したい事を書いただけで読み手からの目線では書いていないですね。次の挑戦の課題は読み手の目線も考えてみる事ですね。

あとがきで、書くべき事が、詩です。小説を書くなら、詩人なので詩的な表現をする事、人物の感情を詩としていれたいと云うのがあった。でも、できていなくて、なら一話ずつの締めに詩を書こう。と、するとすんなり詩を一話ずつ詩を書き足していきました。一話読んでは、感覚的に書きました。狙いも、迷いも、推敲もありませんでした。元々使っていた技もたくさんありました。結局、詩だけが良い作品になったのではないかと、思うくらいです。小説は推敲に推敲を重ねたのにです。自身に染みついた詩というものを感じます。また、詩だけが独立しても大丈夫なので、それも良かったです。このスタイルは続けると武器になると自負します。

初めて取材というものを、美容師さんにさせて、もらいました。髙見さんありがとうございました。自然な言葉を引き出だしたくて、そこはコミケーション能力の高い私は上手く聞けたのではにでしょうか。楽しませていただきました。朝礼の仕方はそのまま使わせて頂き、本当に良い雰囲気の職場にいらしたんだなと思います。特にラジオ体操です。元々、皆川ひかりのキャラを書き出してみた時、無邪気な面があるというのを先に書いていたんです。それをラジオ体操する事で表現できて、ラジオ体操の詩までできました。

はしゃぐ駆け足
はしゃぐ体
はしゃぐ雰囲気


住川オーナーの提案にしていますが、実際は髙見さんの女性オーナーのアイデアという事になるのでしょう。
髙見さんは、「こんな話でいいの。」と言われてました。
本当に役にたちました。

いのりのモデルは下の娘でしょう。人見知り全開で、特に親戚の前では未だに大人しくしている。が中学からリーダーシップを発揮し、大学のサークルでは長を務めました。
また親友が髪を触られるのが、苦手で美容院に行かず、本当に髪を前に垂らし縛り裁縫ハサミで切っている。その子も、PTA会長、民生委員をつとめて人のために働く人です。
女性の美容師さんじゃなきゃだめな人は結構いるのではないでしょうか。

そして、この小説を書くキッカケとなった親戚の傘職人さんがいるのです。
お葬式ではなかったですが、一度だけお会いしましした。その時、私は褒めた記憶はありませんが、いたく関心したのです。で、傘の花束を送って下さったのです。家族分より多かったです。私は結婚して両親と離れて暮らしていました。歳はいのりと同じ年ぐらい。母は更に、梱包し直して私の元に送ってくれました。高級な傘ばかりです。そしてお礼の手紙を書き「小説が生まれそうな傘だ」と書いたのです。
その時、妄想したのが、美容院に傘を忘れ、追いかけてくる格好いい美容師さんとすれ違っていく淡い恋物語。内容は覚えてませんでした。が、キーワードを書き出していき作品にまで辿り着きました。それがこの詩です。

傘の花束を
ありがとう

届ける方法を知らない
私の約束


実際、母方の親戚だったので、この小説は届けられるのでしょうか。

他の物書きの人は、どのように書かれるのでしょう。詩は妄想にしろ感情が溢れる出し、それが詩として出るのです。物語にしても、自分からどんな言葉が出るんだろうというアハ体験の遊びの場でもあるのです。
お葬式のシーンは書くつもりじゃなかったのに、とても重要な言葉だらけになりました。

また、雨の中を歩くいのりに、燈郎が傘をさしかけるのも、どういう場面にするかノープランでした。普通なら泣き崩れてる所に燈郎が現れそうですが、とても晴れやかに雨に打たれていましたので、美容院に行く間に話が咲き距離を詰める事ができました。

また、書いていて一人でキュンとして騒いでいたり、泣きながら書いていたり。他の方はどうなのでしょう。
noteのアドバイスで声に出して読むと読みやすくなるとあって、読み上げると、また泣く。また次、読んだらまた泣くでしょう。変な生き物がフィクションを書き始めた。いや、元々、詩でも物語でも泣きながら書いてる事があるのでね。やはり変?
じゃあ、同じシーン言葉で読み手に響いているのでしょうか。それはまだまだ自分の自己満足のためにしか書けていないのですから、仕方ないです。

物書きの母を見て知るのは、書く事への夢は年齢を選ばない事です。死ぬまで書ける。血筋であろう書く体力を持ち合わせているのですから、またフィクション物語にも挑戦するべきでしょう。
詩は自然に出るものなので、想像、創造の遊び場として、また挑戦として書き続けていきたいです。

絵を使わせていただいた みずたまさんありがとうございました。タイトルを伝え使用許可をいただきました。連載も梅雨だと伝えてありました。
始まると「いよいよですね。初体験です。」とコメントも度々下さり励まされました。本当にありがとうございました。

終えて見ると、私は純粋な綺麗な場面を描きたかったようです。

1話が短いのに、あとがきは、長くなりましたが、
最後に最後まで読んでいただいた方に深く感謝申し上げ、精進して参りますので、これからも、よろしくお願いします。

         なゆた

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雨の日をたのしく

ごめんなさい。詩に夢も憧れもありません。できる事をしよう。書き出すしかない。書き出す努力してる。結構苦しい。でも、一生書き出す覚悟はできた。最期までお付き合いいただけますか?