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BTS "Magic Shop" 僕なら君の力になれる ~日本語選びにこだわる和訳歌詞 no.063

花 咲く時は 薔薇のように
舞い踊る時は 桜のように
散りゆく時は 朝顔のように
美しい その 瞬間のように

Magic Shop


躊躇ためらう気持ちはわかるよ
本心を伝えても
結局全て傷跡で返ってくるものね
元気を出してなんて
ありきたりな言葉は言うつもりない
僕は 僕の話を聞かせてあげるよ

僕が何て言ったか覚えてる?
勝つって言ったじゃん?
信じられなかった(本当は)
勝てるのだろうか、と
この奇跡じゃない奇跡を
僕らが作ったのかな
いいや 僕はずっとここにいて
君が僕に近づいてくれたんだよ
僕は絶対に君の銀河を信じるよ
聴きたいよ 君のメロディ
君の天の川の星たちは
君の空をどんな風に彩るのかな
絶望の果てに
とうとう僕が君を見つけた事を
忘れないで

君は絶壁の淵に立っていた僕の
最後の理由だよ

生きて

僕が僕である事がイヤな日
永久に消えてしまいたくなる日
扉をひとつ作ろう
君の 心の中に
その扉を開いて入っていけば
その場所が待っているんだよ
信じても大丈夫
君を癒してくれるMagic Shop
温かいお茶を一杯飲んで
あの 天の川を仰ぎ見て
君は大丈夫だよ
ここはMagic Shop
だから君の心を僕に見せてごらん
(僕も君に打ち明けてみるよ)
君に 君に見せるよ 僕を

花 咲く時は 薔薇のように
舞い踊る時は 桜のように
散りゆく時は 朝顔のように
美しい その 瞬間のように

いつも最高でありたいんだよ
それで焦って常に苛立ってた
他人との比較は日常茶飯事で
武器だった僕の欲求はむしろ
更に締め付けて首かせになった
それなのにね 振り返ってみると
実のところはね 僕は
最高になりたかった訳じゃ
なかったみたいなんだ
癒しと感動になりたかった僕
あなたの 悲しみ 痛みを、
振り払ってしまいたいんだ 僕は

僕が僕である事がイヤな日
永久に消えてしまいたくなる日
扉をひとつ作ろう
君の 心の中に
その扉を開いて入っていけば
その場所が待っているんだよ
信じても大丈夫
君を癒してくれるMagic Shop
温かいお茶を一杯飲んで
あの 天の川を仰ぎ見て
君は大丈夫だよ
ここはMagic Shop
だから君の心を僕に見せてごらん
(僕も君に打ち明けてみるよ)
君に 君に見せるよ 僕を

僕も 全部が全部怖いと言ったら
信じてくれる?
全ての本心が 残された時間が
君の全ての答えは
君が見つけ出したこの場所に
君の 天の川に
君の 心の中に

君は僕に 最高のものをくれた
だから君は
君の最高のものを見つけられる
僕を 見つけ出したじゃないか
僕に気づいてくれたじゃないか

君は僕に 最高のものをくれた
だから君は
君の最高のものを見つけられる
君は見つけ出すんだよ
君の中にある銀河を

だから君の心を僕に見せてごらん
(僕も君に打ち明けてみるよ)
君に 君に見せるよ 僕を


韓国語歌詞はこちら↓
https://music.bugs.co.kr/track/31078333

『Magic Shop』
作曲・作詞:Jung kook , Hiss noise , RM , Jordan “DJ Swivel” Young , Candace Nicole Sosa , Adora , j-hope , SUGA


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今回は、2018年5月リリースの正規アルバム第三集「LOVE YOURSELF てん 'Tear'」に収録(その後2018年8月にリリースされたリパッケージアルバム「LOVE YOURSELF 結 'Answer'」にも収録)された "Magic Shop" の歌詞を意訳・考察していきます。



1.書籍との関係

楽曲タイトル "Magic shop" というフレーズは、一冊の本に登場する設定がモチーフとされています。
それが、ジェームズ・ドゥティ氏著『スタンフォードの脳外科医が教わった人生の扉を開く最強のマジック(原題:Into The Magic Shop)』です。

この本、RMの愛読書だと伝えられている記事が多くあるようですが、残念ながらその事実を裏付ける資料を見つけることはできませんでした。後述のV LIVEで彼は楽曲歌詞のほとんどを書いたと言ってはいますが、本についてはその後行われた発売記念記者懇談会でも触れられていません。もしかしたら「楽曲のモチーフになった=彼の愛読書である」という先入観によって作り上げられた都市伝説?なのかもしれません。

実際に本と楽曲がどのように関わっているのか経緯を辿ると、アルバムリリースの5か月前にあたる2017年末まで遡ります。

まずは、バンタンが出版界にまで大きな影響を与えていることを伝える2018年6月4日のこちらの記事

この記事ではまず、韓国語版『Into The Magic Shop』である書籍『닥터 도티의 삶을 바꾸는 마술가게(ドクター・ドゥティの人生を変える手品店)』が、あるきっかけで前週比510倍の売上を果たした事実を取り上げています。

そのきっかけとは、2017年の年末に韓国で放送されたこちらの音楽番組でした。↓

このパフォーマンスは、以下のような文章で幕を開けます。

The magical time is coming. 
Come to the Magic Shop.
Now, take off your mask and open your eyes.
(魔法の時間が近づいてきたよ。マジックショップにおいで。
さあ、マスクを外して目を開けてごらん)
ー2017 KBS Song Festival 2017.12.29 より

https://www.youtube.com/watch?v=cQp_C_Zrc3U

そして2018年5月15日にアルバムリリースを前にして公開された "FAKE LOVE" Offitial Teaser1 の冒頭部分のテキストにも、「Magic Shop」が登場します。↓

'Magic Shop' is a psychodramatic technique that exchanges fear for a positive attitude.
(マジックショップは恐怖を前向きな気持ちに置き換える心理劇的技法である。)
ーBTS 'FAKE LOVE' Official Teaser 1 より

https://www.youtube.com/watch?v=BP71K87Hp5Y

※Psychodrama=心理劇サイコドラマ…対人関係等の問題を解決するための集団心理療法。問題となっている状況を題材にした劇に本人が主役として参加し、対応する方法を学習する。(参考

そしてその後 "Magic Shop" が収録されたアルバム「LOVE YOURSELF 轉 'Tear'」が2018年5月18日にリリースされるとここでもまた書籍は売り上げを伸ばし、初版刊行から2年を経て大手オンライン書店アラジンでベストセラー1位を獲得したのです。(出典

この一連の動きを経た2018年5月21日、書籍の著者であるジェームズ・ドゥティ氏ご本人が自身のTwitterアカウントで楽曲と書籍の関係を取り上げた韓国語の記事を引用し、「thank you for using my book as inspiration(私の本をインスピレーションとして使ってくれてありがとう)」とメッセージを伝えています。

このように、書籍をモチーフにしたという公式での言及は資料にはおそらく残っていないものの、書籍の内容(深層心理に巣食う怖れを克服し、己を解放する方法についての指南書としての側面)とコンセプト・歌詞の内容との親和性を鑑みると、制作段階の時点において何らかの形で制作陣が書籍に触れていた可能性は極めて高いと言えるのではないでしょうか。

キーワードを創作活動に組み込んだだけで関連書籍が爆売れするというこの事実は、彼らの影響力を如実に物語る事例のひとつであると思います。

私もこの書籍を拝読しました。
日本語版の発行元がビジネス書に強い出版社ということもあり、タイトルからして自己啓発書として売られているのだろうと思っていたのですが、これが本当に実話なのかと疑ってしまいたくなる程にドラマチックで、それでいてファンタジーのようでもあるという、なんとも形容しがたい魅力を持った本であるという印象の内にあっという間に読了しました。

私のように普段は啓発書を読まないという方でも、ひとつの「物語」として受け取ることができるので比較的読みやすいと思います。
自分の親が親として「普通」ではなかったことに大人になってから気づいた私には、かなりぐいぐい迫ってくる内容でした。
心のどこかで納得できていない、先天的で理不尽な現状から自力で脱却したいと感じている方には響く所のある一冊ではないかと思います。


2.僕なら君の力になれる

一方、アルバムの発表に合わせて恒例のビハインド語りをV LIVE配信したナムさんは、楽曲の生みの親であるJung Kookについても言及しています。配信の後半(37:22~)ではグク本人もカメラの前に姿を見せています。

アルバム制作にあたり「ファンソングを1回やってみて」とPdoggPDより指名されたグクが、普段は最後まで曲を仕上げられない自分を理解した上で、ファンソングであることを念頭に頑張って最後まで作業をした後、たくさんの方の力をお借りして変化を経て現在の姿になった、とのこと。

アルバムの発売記念記者懇談会でもグクの言葉で丁寧に語ってくれています。↓

'매직샵'은 팬분들을 위해서 쓴 곡이고요. 
(Magic Shopは、ファンの皆さんの為に書いた曲です。)
팬송이다 보니까 곡 작업하는 느낌 보다는 뭔가 이 곡를 만들 때 팬여러분들 생각하는 마음 뭐 사랑하는 마음를 담아서 만든 곡이 구요. 
(ファンソングなので、作業をしているというよりも何というか…この曲を作る時は、ファンの皆さんのことを考える気持ち、愛する気持ちを込めて作った曲です。)
그리고 콘서트 때 RM현이 팬분들에 한 말 있는데 '우리를 찾아내고 알아봐준 여러분들이라면 할 수 있을 거다' 라는 말을 한 적이 있어요. 
(そして、コンサートの時RMさんがファンの皆さんに言った言葉なのですが、「僕たちを見つけだして、理解してくれた皆さんならできるだろう」という言葉を言ったことがあったんです。)
그 말를 기반으로 이 곡이 시작되었던 것 같고, 
(その言葉を基盤にこの曲が始まったと思いますし、)
이제 현실에서 도망치고 싶고, 지치고 힘들 때
(もう現実から逃げたくて、疲れて辛い時、)
 마음속에 문을 열면 '매직샵'이 있고, 
(心の中で扉を開けばMagic Shopがあって、)
그 안에는 팬여러분들을 위로해줄, 힘이 들어줄 저희 일곱 명 기다리고 있다는 내용을 담은 곡이 구요.
(その中ではファンの皆さんを慰めてあげる、励ましてあげる僕たち7人が待っている、という内容を込めた曲です。)
정말 팬여로분들를 위해서 썼고, 또 이 곡 통해서, 
(本当にファンの皆さんの為に書いて、また、この曲を通して、)
저 이 곡 통해서 많은 분들이 힘을 받을 수 있고, 외로를 받을 수 있다면 저회는 그걸로 정말 많이 행복할 것 같숩니다.
(僕はこの曲を通して沢山の方たちが力を得ることが出来て、癒しを得ることができれば、私たちはそれで本当にとても幸せだと思います。)
네, 힘들고 지칠 때 '매직샵'을 찾아주세요. 감사함니다.
 (はい、苦しくて疲れた時はMagic Shopを訪れて下さい。ありがとうございます。)
ーLOVE YOURSELF 轉 'Tear' 発売記念記者会見 Jung Kookコメント  2018.5.24

※筆者聴き取りのため実際の発言と相違がある可能性があります。ご了承下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=60ltyOWDzfc

※該当記者会見フル動画→ https://youtu.be/esvFGfu19Ns?t=989

コメント中に登場するナムさんのコメントとは、2017年12月に行われた「2017 BTS TRILOGY EPISODE Ⅲ THE WINGS TOUR THE FINAL」3日目のエンディングメントであると言われているようです。

録画していたCS放送のノーカット版を視聴して確認してみたところ、「防弾少年団の成功は嬉しいけど、自分は取り残されている気分だ」と嘆くARMYに対し、自分たちも最初は上手くいかなくて不安で仕方なかったとした上で、「僕たちを理解してくれる皆さんであれば、皆さんの夢、あるいは人生に、いつか僕たちの存在が皆さんに少しでも(助けになって)100の痛みを99、98、97にできるなら、それで僕たちの存在価値は十分です」といった内容の言葉をかけていました。

この部分、映像に載っていた日本語字幕はかなり強引に意訳されていて、「僕たちを理解してくれる皆さんであれば、皆さんも自分の夢をかなえられるはず」のような意味になっていたのですが、実はどこにもそのような文脈は見当たりません。

私が思うにこのナムさんのコメントは、自分たちのように頑張ればARMYも成功できるよと言っているのではなく、「自分達を理解してくれたARMYに対してなら、自分たちの存在がいつか少しでも力になれるはず」という、ARMYとバンタンの相互の信頼関係を前提とした、彼ら自身の影響力に対する確信を伝えようとしているのだと思います。

困っている誰かの力になろうとする時、自分が本当にその人の助けになれるかどうか、自分の技量・力量に対して疑いや不安を持たずに手を差し伸べられる人は、正直あまり居ないかと思います。

それでも彼が「自分たちの存在が少しでもARMYの力になれたら十分だ」と謙虚ながらも臆せずに言ってのけられるのは「ARMYなら自分たちを知ってくれている・理解してくれている」という前提があり、安心感があるからなのです。

この「自分たちならきっとARMYの力になることができる」という気持ちが "Magic Shop" の基盤であり始まりであったのだ、と、記者会見の席でグクは振り返っているのだと思われます。

ファンへの気持ちがこめられた曲がファンソングである、とただなんとなく思っていた私でしたが、このスタンスには目から鱗でした。
「いつも応援してくれてありがとう、僕もみんなが大好きだよ」だけじゃないんです。
「僕を見つけてくれた君になら、僕は力になれるよね?」という、深い信頼の元にある相互関係を歌った "Magic Shop" を紐解くと、彼らが考えている「アーティストとファンが共に在る世界」がよりはっきり見えてくるようでもあります。


3.I'll show you

そんなファンソングの歌詞の中身は、「成し遂げたいこと」を実現させるために決して平坦ではない道を歩く主人公(ARMY)と、その姿に寄り添うために自らの身上を明け透けに打ち明けるバンタン、という構図になっています。

■勝つって言ったでしょ…でも不安だった

내가 뭐랬어 = 내가 뭐라고 했어(僕が何と言った)
이길 거랬잖아 = 이길 거라고 했잖아(勝つと言ったでしょ)
ー"Magic Shop" RMパート

※引用文に付けた和訳は直訳
https://music.bugs.co.kr/track/31078333
  • 이기다(勝つ)

  • -ㄹ/을 것(~すること)

  • 랬다 = -라고 했다(~だと言った)

  • -잖아(~でしょ、~だよね、~じゃないか)

この部分には伏線と思われる経緯がありました。

나와 나의 여러분은 결국 이길 것이다.
(僕と僕の皆さんは結局勝つだろう)
아무도 모르는 새 아주 자연스럽게
(誰も知らない間に とても自然に)
―2015.5.15 公式Twitter(@BTS_twt)より

https://twitter.com/BTS_twt/status/598922971709706240

この2015年5月は、彼らが "I NEED U" で音楽番組チャート1位を初めて獲得したタイミングです。おそらくこの「勝つ」はそれについての発言だと思われます。

ところが実はこの時、本当は勝てるかどうか不安だったのだと歌詞の中で打ち明けており、前述のWINGS TOUR FINALでのナムさんのエンディングメントの内容にも通じるものがあります。


■最高でありたかった…わけじゃなかった

항상 최고가 되고 싶어
(いつも最高になりたい)
그래서 조급했고 늘 초조했어
(それで焦って常に苛立っていた)
(中略)
사실은 말야 나(実を言うとさ、僕は)
최고가 되고 싶었던 것이(最高になりたかったのでは)
아닌 것만 같아(なかっただけみたいだ)
위로와 감동이 되고 싶었었던 나
(癒しと感動になりたかった僕)
그대의 슬픔 아픔 거둬가고 싶어 나
(あなたの悲しみ、痛みを片付けてしまいたい僕)
ー"Magic Shop" SUGAパート

※引用文に付けた和訳は直訳
https://music.bugs.co.kr/track/31078333

ここでは、成功を夢見て飛び込んだ音楽の世界でいつの間にか興行的に結果を出すことが目的になっていた自分が、伴わない現実とのギャップに常に苛立ちを抱えていた、と振り返っています。
そして、数字を出すことが本当にやりたかったことではなかったのだと気づいているのです。
自分の音楽を聴いてくれる人に、癒しと感動を与えたい。悲しみ、痛みを忘れる手助けをしたい。それが本当の自分だったのだ、と。


4.The best of you

グクと共に作詞に参加したナムさんは、前述のV LIVEの中で以下の歌詞が一番好きだと話しています。

내가 나인 게 싫은 날(僕が僕であることが嫌な日)
영영 사라지고 싶은 날(永遠に消えてしまいたくなる日)

※引用文に付けた和訳は直訳
https://music.bugs.co.kr/track/31078333

自分が自分でなければいいと思う時がある人が世界にはたくさんいる、とナムさんは分析しています。そんな時には、自分の中に扉を作って "Magic Shop" に入るのだ、と。

ここで、現実で自分が自分であることを拒絶して逃げ込む、という行為だけを見てしまうと、"Magic Shop" は単なる現実逃避の場所にも見えてきてしまうかもしれません。

自分が自分として生き辛い状況から脱し、自分が自分でいられる世界を自分の中に作る。果たしてそれが本当の意味で解決に繋がるのか、救いになるのか、一時的な避難場所で終わってしまうのではないか。結局、そこから出てきたときにまた辛い思いをするのではないか。

この楽曲の中の "Magic Shop" は、そんな刹那的な現実逃避の場ではないのだと私は思います。
何故ならそこにはナムさんが「ひとりにひとつずつある」と言う「銀河」があるから。
この「銀河」とは、何にでもなれる、何でも生み出すことができる力を秘めた「可能性の塊」を指しているのだと思います。

――現実の自分との距離を置きたい時は "Magic Shop" で「銀河(=自分の中の可能性)」を見つめ直してごらん。
僕たち自身、君が「自分で」見つけ出した景色の一部なのだから、それが「最高」だと思うなら、君は君の中にきっと自分の「最高」を見つけられる。――

この「最高」という目に見えない瞬間を、j-hopeがバンタン全楽曲の歌詞の中でも特に秀逸な比喩を用いて表現しています。

필 땐 장미꽃처럼(咲く時はバラの花のように)
흩날릴 땐 벚꽃처럼(舞い散る時は桜のように)
질 땐 나팔꽃처럼(散る時は朝顔のように)
아름다운 그 순간처럼(美しいその瞬間のように)
ー"Magic Shop" j-hopeパート

※引用文に付けた和訳は直訳
https://music.bugs.co.kr/track/31078333

それぞれの花の最も美しくある時間を切り取り、
「バラが咲く時→誕生の時
「桜が舞う時→自分が自分として生きる時間
「朝顔のように散る時→最期の時
と、人生の全ての瞬間が最高の輝きを放つ可能性を秘めていることを歌い上げています。

例え自分の存在を否定したくなるほど人生に絶望しても、自分の中の可能性に気付くことができれば、自分の最高のものをいつでも見つけ出すことができる。

―――だって君は防弾少年団を見つけ出したARMYなのだから。

不安と焦りで夢も目的も見失い、絶壁の淵にいた自分たちでも、誰かの最高になって明日への力と癒しを与えることができる。

―――だって僕たちはARMYが見つけ出してくれた防弾少年団なのだから。


この全幅の信頼に応えられるような「最高」を見つけるために、私は今日も扉を開き、彼らの言葉に耳を傾けます。



最後までお付き合い下さりありがとうございました。
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