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『平岡手帖』開始のお知らせ

【クラウドファンディングのお知らせ】

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2024年4月1日から
『平岡手帖』定期購読者を募る
クラウドファンディングを開催します。
まだ、ページの公開はされていませんが。
始まりましたら、ぜひご支援よろしくお願いいたします。

○『平岡手帖』
○場所:CAMPFIRE
○クラウドファンディング期間:2024年4月1日〜4月30日(予定)
○目標金額:170万円(定期購読者300人)
○企画:平岡手帖制作委員会、ハンマー出版
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2024年5月から(まずは)一年間、

国立奥多摩美術館・館長の佐塚真啓さんと、
ハンマー出版・主宰の下山健太郎さんと共同で、

『平岡手帖』なる本を、毎月発行していきます。

…昨年の夏、国立奥多摩美術館での南壽さんと佐塚さんのW個展に私・平岡は入り浸っていて、たしか見納めの4回目にお伺いした時、受付で話していた佐塚さんと、額縁工房・片隅の三熊さんから、「ヒラオカテチョウって、どう?」と言われたのが、『平岡手帖』の始まりでした。

なので、あの展示を思い出すことは、そのやりとりを思い出すことでもあって、展示に行くと、そこにあった作品はもちろん、その前後で起きた出来事や、その日ハシゴした他の展示なんかも、ごちゃまぜのひとつの体験として記憶されていきます。

そうした記憶は、作品そのものには関係ありませんが、何かを見る営み、その時間について考える上では大切なもののような気がしますし、何より私自身、色々な人に聞いてみたいことでもあります。

これから1年間、毎月発行される『手帖』は、ひと月の私の体験がベースになっていますが、思い出す時点でフィクションであり、ある種の“小説”であるようにも思っています。平岡の視点が、読んでくださるあなたの視線と重なりつつ、自分は今まで何を、どう見てきたのかを思いかえす一助となれば、幸いです。

よろしくお願いいたします。(平岡希望)

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『平岡手帖』について。

1年のうち300日以上を美術に出会うために歩き回っている平岡希望さん。ここ数年は、毎年600カ所以上の展覧会に足を運び、その空間とそこにある作品1つ1つを熱心に鑑賞している。その動向はSNSでなんとなく目にしていた。最近では、かなり長い文章で美術との出会いを克明に記している。しかし、平岡さんの全貌は謎に包まれている。日々どんな生活をしていて、どんなふうに動いて、なにを考えているのか。そして、その美術への熱量はどこからくるのか。僕はずっと気になっていた。美術と出会うために、全てを注ぎ込んでいるような人。そんな人が、1人くらいこの世の中にいてもいんじゃないか。いや、いてもらいたい。そして、そんな生き方を応援したい。そんな思いを数人と話しているなかで、平岡さんの手帖を公開して、日々の美術との出会いを記録発信していく『平岡手帖』という企画は面白いんじゃないかという話になった。平岡さんに話してみると、ぜひやってみましょう、という事になった。展覧会とは、オーロラのようなものだ。その時その場所に行かないと出会えない。そして、その一瞬の会期が終わると風に吹かれた塵のように消え去ってしまう。そんな儚い展覧会というもののアーカイブとして、この「平岡手帖」が、もし5年、10年、続く事ができたならば、未来において日本の美術シーンを語るうえでの重要な資料になるのではないかと夢想する。そして、美術に出会うために自らの全てを注ぎ、歩き回っている1人の人間のドキュメンタリー・ノンフィクション小説として読むことも出来るだろう。平岡さんの1ヶ月を1冊の小説のような形にまとめて、それが1年間12冊、毎月送られてくる。今回のクラウドファンディングでは、そんな『平岡手帖』の定期購読をしてくれる人を募りたい。この「平岡手帖」を定期購読するという事は、少し大げさかもしれないが、美術という1つ1つの小さな出来事を、1人の存在を通して美術史に小さく書き残していく、そんな事への協力になる。ぜひ、多くの方に平岡さんのそんな生き方を応援してもらいたい。きっと今日も平岡さんは美術に出会うため歩き回っている。こんな人この世の中になかなかいないと思う。だからこそ。ぜひ『平岡手帖』の定期購読をしての応援、よろしくお願いいたします。(平岡手帖制作委員会_佐塚真啓)
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