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心に残る思い出の先生ってどんな人?働きながら見えてきた生徒に伝えたいメッセージ

先生でも生徒でもない、第三者の大人。その不思議な立場は、学生のうちでしか体験できないと思って。

D×Pでインターンをしていた、ほっさー。いまは、中学校の先生として働いています。『先生』という仕事をしたいと考えていたけれど、学校の先生を目指すきっかけになった出来事があったそうです。

大学生になり、塾講師としてアルバイトをしていたときのこと。さまざまな事情で塾を辞めていく生徒に出会うことがありました。

公立の学校の先生なら、どんな状況であっても生徒を追い出すようなことはしなくてもいい。学校だけじゃなくて、他の機関とも連携しやすい。自分にとっては、学校はそんなに居心地のいいものではなかったけど、必要とする人がいると思えて。

高校へと進学する人が多いですが、義務教育は中学校まで。特に公立の学校は、家庭環境や経済状況に関わらず、つながることができる生徒がいます。先生として働く中で、D×Pインターンとして働いた経験を振り返って聞いてみました。

ーD×Pでインターンとして働いたことに対して、今思うことってある・・?

一番大きいのは、自分の視野が広がったことかな。
例えば、それまで定時制高校や通信制高校のことは知ってたけど、どんな人がいて、どういう進路を歩んでいるのかって分からなかった。

いま働いてても、定時制・通信制高校に対する偏見の声を聞くこともある。でも、D×Pで働くなかで色んな生徒に出会えて。色んな環境で大変かもしれないけど、頑張ってる子がいっぱいいたことも知ってるから、私は「定時制高校や通信制高校を受けたい」って生徒に対して、そういう事実もわかった上で応援できるかな、と思う。

あとは、コンポーザーさん(D×Pに関わるボランティア)も、相当変わった人多くて、そこから新しい価値観を得たこともあって。D×P自体からもかな。D×Pっていう、いい意味で変わった団体が存在できるってすごいことだなって。

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(D×Pに関わる高校生と対話をする多様な大人が、コンポーザー。職業も過去の経験も考え方もそれぞれに違いますが、「否定せずに関わる」という姿勢に共感して活動に参加してくださっています。)

『愛情を注いで、その子の心に残る思い出になれるような先生になりたいな。』

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生徒にとって『居場所になれる先生』。ここに帰ってきたら、あの先生がいると思えたり。あの先生が、煩かったけど構ってくれたとか。そういえば、あの先生とはずっと喋ってたよな、とか。愛情を注いで、その子の心に残る思い出になれるような先生になりたいな。

1年前のほっさーが話していた、『なりたい先生像』。学校の先生になった今、どんな風に愛情を注いでいるのでしょうか?

「あなたのこと見てるよ」「あなたのこと認めているよ」ってメッセージを伝え続ける

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愛情を注ぎたいってところは、結構変わってないかも。いま関わっている生徒のなかにも、さまざまな事情があって。「三年間、私はどうやって接しよう?」と考えた時に、「毎日お話しよう」「生徒にたくさん『ありがとう』って伝えよう」と決めたのね。

先生としてたくさんの生徒と関わるけれど、生徒本人に対してもそれぞれの保護者に対しても、その子の成長したところとか、いいなって思うところはどんどん伝えていってる。

「あなたのこと見てるよ」「あなたのこと認めているよ」ってメッセージを伝え続けることが、今の愛情を注ぐってことかな、と思う。

D×Pの大切にする姿勢は、「否定せず関わる」。その人の状態に関わらず存在を認めること、そして関わり続けること。その両方を大切にし続けた時、可能性がひろがる環境をつくることができるのだと思います。

インターン生を卒業したほっさーが、また別の場所で誰かの可能性がひろがる環境をつくっています。あなたも、ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会を一緒につくってみませんか?

学校現場で高校生と関わるインターン生を募集しています。

D×Pは、大阪を拠点に『ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会』を目指して活動するNPO法人です。通信制・定時制高校で人とのつながり取り組みとして、授業で高校生と出会い、校内居場所事業で定期的なつながりをつくります。一人ひとりに必要な機会を生徒本人と一緒に模索しながら、卒業後の進路までサポートしています。

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D×Pのインターンは、授業や居場所事業を運営し、一人ひとりの高校生と関わる仕事です。高校卒業後は、社会のなかに居場所を得られるように、学校から社会へつなぐきっかけをつくっています。一人ひとりの希望やニーズを考え、企画立案やコーディネートをしてみませんか?

細かい仕事内容については、インターン募集説明会でお話しています。まずは、説明会にお越しください。ぜひ、あなたの「やってみたいこと」も教えてくださいね。

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インターン卒業時のほっさーのインタビューはこちら!


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