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食の安全性

「教育と食育」

子ども達だけでなく、私たちの身の回りにある食の危険性は実態が見えないだけにより怖さを感じます。アレルギーや精神的疾患などを引き起こすと言われる添加物や農薬類、まさに「毒消し」ということばがふさわしいほど余りにも生活に溶け込んでいます。

では、」加工食品と言われるものを10上げてみてください。直ぐに思いつくものでは冷凍食品、レトルト食品などが上げられるでしょう。

実際には、ハム・ウインナー・ベーコン・バター・ヨーグルト・マーガリン・蜂蜜・ジャム・漬け物・かまぼこ・佃煮・豆腐・納豆・等々数え上げるときりがありません。これら加工食品の原材料名の表示をよくご覧ください。この中でも蜂蜜は「全国はちみつ公正取引協議会」の公正マークのついたものは安心です。ただし、はちみつ容器に「1歳児未満の乳児に与えないでください。」という表示があります。これは、蜂蜜が乳児ポツリヌス症の感染源の一つとされているためです。表示をよく見ましょう。

では、子ども達の好きなウインナーの原材料名を見てみましょう。

(ア)

豚肉・糖類(水飴・砂糖)・食塩・香辛料・リン酸塩(Na)  調味料(アミノ酸)・保存料(ソルピン酸)・酸化防止剤(エリソルビン酸Na)  発色剤(亜硝酸Na)

(イ)

豚肉・鶏肉・結着材料(でん粉・粗ゼラチン)・ブドウ糖・食塩 香辛料・カゼインNa・調味料( アミノ酸等)・保存料(ソルビン酸K)  リン酸塩(Na・K)・PH調整剤・酸化防止剤(エリソルビン酸Na)  発色剤(亜硝酸Na)・着色料(コチニール・ラック)

(ウ)

豚肉・でん粉・食塩・砂糖・香辛料・調味料  

さて、3種類を並べてみました。この中からどれを選びますか。当然(ウ)でしょう。何故?、殆どが馴染みのある素材だからです。では避けるべきはどれでしょう。これには専門的知識が必要です。答えを言うならば(イ)となります。(イ)は見てお分かりの通り添加物が多く、特に着色料で コチニールが問題視されています。突然変異誘発物質が出来る不安があると言うことです。それでも食す場合は、ウインナーに切れ目を入れて1分ほど茹でます。焼く場合でも一度茹でることをお薦めします。

農薬や食品添加物などを除毒するには、洗う・皮をむく・ゆでこぼす・アク取りををこまめにする・熱で減らす等の方法があります。 子ども達の問題行動を分析すると、大人達が一番に考えることが、子育ての不備、性格素行の悪さなどの精神面を上げます。しかし、その原因を細部にわたって分析をすることはまれです。しかし、子ども達は言えないところで確実に添加物などの毒素に犯されているのではないでしょうか。食生活の見直しが子どもの精神面の安定に繋がるとしたら、それが成績に関係するとしたらどうしますか。手間がかかる、面倒くさいといて手軽な食品を与えることは、実は親自身も毒素に犯される危険性をはらんでいます。明日は、どのような添加物が危険かをお伝えしたいと思います。食の安全こそ、子ども達の脳を豊かに育ててくれるのではないでしょうか。

2013/5/10


著:石川教育研究所 代表 石川 幸夫

石川教育研究所 代表 石川 幸夫

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