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依存症と訪問看護

【依存症について】
鎌倉衛生時報(2022.9)引用
・依存症を見分けるポイント
”客観的に必要かどうか”です。必要でもないのに、のめり込んでいるものは依存症です。
依存には2種類があります。
①酒 タバコ 薬物 甘味などの物質依存
②ネット スマホ ゲーム ギャンブル 性行為 恋愛 買い物などの行為依存
依存がストレス解消するのではなく、依存行動が”新たなストレスを生む”と認識することが必要です。

・ドーパミン
快楽を司どるドーパミンというホルモンがあります。
例えば、ネットゲームで他人に勝利したことによりドーパミンが分泌され、”快楽”を感じます。
ただし、依存を続けているとドーパミンが効きづらくなり、さらなる快楽を求めて”それ”に依存していきます。
範馬刃牙のように操れたらいいんですけどね、中々難しいようです。

・依存を悪化させる3つの行動
①世話を焼くこと
②依存行為をしているときに叱責・説教する
③周囲が責任を感じること
・依存を悪化させない3つの行動
①ご褒美
②注意はシンプルに
③具体的に伝えること

・依存に向かう背景に隠れるもの
①集団適応が苦手
②成績不振
→寂しさや満たされない気持ちがあるのかもしれません。

まずは依存しているモノそのものを把握して、理解することが重要とされています。
会話を増やしてその人・その行動に興味を持つ必要があります。

訪問看護の際も、
アルコール、ギャンブル、リストカット、甘味、深夜までの活動など
様々な依存するモノがあると感じています。
その行動をただ否定しません。受容もしません。
ただ、ある事実を受け止める。
支援者と対象者しかわからぬ、少し相手に踏み込んで良いタイミングがある。
そのときに、”その(依存)モノ・行為は必要か”を確認し介入していくのです。


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