最近は、休みには１歩も外に出ない日が多い。
次の日が休みとなれば、軽くシャワーだけして、髪は洗うのが億劫で
洗わずに寝ようと心にきめる。

ベリーダンスのために、長く伸ばした髪は
洗うのはいいが、乾かすのが大変なのだ。

今日も朝起きて、
いい天気だったので、機嫌は悪くない。
しかし、自営業になった夫が昼近くまでダラダラと無駄話をして、
なかなか出ていかないことにイラッとした。

夫が家にいると落ち着かない。
私としては、もう会社員じゃないんだから
早く仕事をして１００円でも多く稼いできてほしいのが本音だ。

とにかく、
私は「不安」だった。

私だって、仕事を辞めたい。

最近はそんなふうに思う。

ナースの仕事自体、もちろん嫌いではない。
なりたくて、なりたくて、
なんとしてでも、なりたくて

１８歳で看護助手として病院に勤め、
５年間、正看護師の資格を取るまで

早朝も、昼も、夜も患者のおむつ交換に明け暮れ、
便や尿や痰や褥瘡にまみれながら、
働いて勉強してまた働いて、
（でも遊ぶときは門限破って思い切り遊んだけどね！）

一食２５０円の病院の食券を
同期と半分こで節約しながら生活した。お金も貯めた。

看護師の資格を取った後も、理想としていたナース像とは大きくかけ離れている
現状に愕然としながら

いけずな先輩ナースにこき使われ、ヘンな医者に捕まらないようにしながら

お礼奉公で３年。

盆も正月もなく、若かった私はストレスで、軽く病んでいたと思う。

でも誰にも言えず、
こっそりトイレで吐いていた時期もあった。

一日２４時間のうち、仮眠のための３時間以外はずっと病院の時もあった。

それでも患者さんの

もしかして人生の物語の中で、
今が一番辛いかもっていう時に、

「あるナースが心の支えになってくれた。」

そんなナースを目指して、

無我夢中で、働いた。

結婚して、

子供ができないことに悩んだ私は
不妊治療のために
３０歳で病院勤務から、
比較的融通がきくクリニック勤務にかわった。

結局、子供はできなかったが
今はお陰様で、明日の勤務が憂鬱でたまらないってことはなくなった。

でも、更年期のせいか
最近は色々なことに対する情熱が失せて、とにかく
謎の不安感や、イライラが常にまとわりついてくるのだ。

「仕事を辞めてゆっくりしたい」と思っている。

しかし主人の収入だけで生活はできない。

これが現実だった・・・・・・・。

せめて、

私の中で、あの頃の半分でいい。

何か「情熱」が戻ってくれればなって。

人間、まるでやる気が出ないって状態は結構しんどい。

そんなことを思いながら、
ぼーっとNetflixとか、見てる私は

やっぱ幸せか・・・