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集めた情報は本当に「自分のもの」になっているか?

・集めた情報をまとめるのに時間がかかってしまう。
・調べた情報を自分の意見を踏まえてまとめたい。

そんな人におすすめしたい
読んでためになった本をご紹介します。

『調べる技術 書く技術』(佐藤 優著)
~誰でも本物の教養が身につく知的アウトプットの極意~




不動産のブログを、分かりやすく書くにはどうしたいいかな?
と悩んでいた時に出会いました。

不動産関係の書籍は、

簡潔に書かれている教科書的なもの(読んでいると睡魔が襲ってくる!)
専門家が書いた超専門的過ぎるもの(難しすぎて解読できない!)

が多いので、ぜんぜん頭に入ってこない・・・。

ネットに書かれている記事は、
わかりやすいものが多いけれど、
それを参考にしても同じ内容が出来上がるだけだしなあ。

“自分の意見を取り込んだ、不動産の記事が書きたい”。

自分がテーマとする情報を多面的な角度から知りたい。
そう思っていても、調べ方が分かりませんでした。

そんなとき、本の裏表紙に書かれていた

『集めた情報は本当に「自分のもの」になっているか?」

という文章が目にとまり思わず手に取ったのでした。

月に500冊以上の本を読み、約50万字の原稿を書く著者による、
情報を調べて書く技術を教えてくれる本です。



基礎知識を身に着けることが大切


「自分の所属する業界の新聞をスムーズに読めるか」

著者は、
新聞を読んで内容がすんなり理解できるかどうかが
ポイントだという。

スムーズに読むことができれば、
基礎知識がちゃんと身についているということ。

読めなければ、
まずは基礎知識を身につけること。

確かに!
まずはそこかぁ!!

本書では、基礎知識を身につけつために
『高校の教科書』をお勧めしています。

なにを書くにしても、
その事柄の背景、歴史を知っているのといないのでは、
文章の内容の濃さや深さが違ってきます。

教科書に書かれていることであれば、
「情報の内容が全く違う」ということはありません。

まずは基礎力をつけ、
自分の中で基準を確立させることが大切だと書かれています。


何かの出来事が起こった時に、自分の頭で考え適切に対処するには、想像力・洞察力・判断力・分析力が必要であり、それらは日々のインプット・アウトプットを合わせて行うことで磨かれる。
調べた情報をまとめるには、自分の考えをセットでノートにまとめること。

(調べる技術 書く技術より)

新しい情報を得た時に、

「なんだかしっくりこないな」
「そう!私も同じ気持ち」

そうやって感情が動いていくことで、
自分なりの考えが出来上がっていく。


基準がしっかりしていれば、
いままで常識だと疑わなかったものに対しても
疑問や、違和感を覚えるようになると思う。

本の中で、一番印象に残ったのはこの言葉です。

自分がどんな付加価値を提供できるか。
自分の付加価値はマーケットに判断されるため、
アイディアを思いつくだけでなく、実行して改善していくことが大切。

(調べる技術 書く技術より)

「文章がまとまらない」
「もっとわかりやすい文章を書かなきゃ」

いつまでもアウトプットできない私には
とても刺さる言葉でした。

まずは書いてみる。
そうすると、足りないものが分かる。
それについて調べる。
調べて分かったこと、伝えたいことを追記していく。

この本のおかげで、
私はnoteに文章を書いています。


公開ボタンを押すとき、
指が震えるけれど。

アウトプットして実感するのは

読んでくれる人がいる嬉しさを
味わうことができる幸せです。


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