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人生は虹だ。

これは1950年代にアメリカの教育学者ドナルド・E・スーパー博士が提唱したキャリア理論

結構昔の話やん、と思われるかもしれないですが、こちらはライフキャリア、としてキャリアを人生全般と考えて、人はだいたい7つの役割(ライフロール)を使い分けているというもので、

たとえば私↓
・職業人30%
・実家の両親の前では、子供 20%
・息子の前では親 35%
・税金払ったり市民 5%
・資格のスクール通っていた時は学生 10%

とこういったように、人は役割を年齢や立場に応じて重複して担っていてアーチ状の図として表すと虹のようになるのでライフキャリアレインボーと名前がついている(最初聞いた時可愛い名前だと思った🌈)

どんな図かはこちらを参照

どんな役割があって今どのステージなのか、見える化することで、今の状況だけではなく、過去や未来にどんな事が起こりうるのか、自分の理想を考えるきっかけにも。

私がキャリアコンサルティングに興味を持った理由の1つもこういったところ。
お仕事だけではなくて人生全体から捉えること、キャリアは生涯を通じて発達するという考え方がベースにあること、部分的ではない関わり方が出来ること。すごい良いなぁと今も思う。

役割はこんなかんじ

子供:親と関わる(年齢が子供の頃もそうだし、親が高齢になって関わるのもそう)

学生:勉強する(学生時代だけではなく大人になって再び学ぶことも含む)

労働者:収入を得るために働くこと(アルバイトも含みます)

配偶者:配偶者として(パートナーがいる関係)

家庭:家事や、家のことをする

:子供を養育する

余暇人:好きなことを楽しむ

市民:社会の一員としてボランティアや地域に対しての貢献などをする


各役割に色付けをしてみると最も多く重なり合う部分も出てくるかと思います。

たとえば私は今後、先程の職業人、家庭人、親
子ども、など重なっている役割の中でも、実親が高齢になり(今は両親ともに元気ですが)「子ども」としての役割が増えることも想定されるし、「親」としての役割は息子の成長と共に割合が減るかもしれません。

取り組む時はまず現状把握。


現在の生活において、それぞれのライフロールにどのくらいの時間やエネルギーがかかっているかを合計で100%になるように各役割にパーセンテージを振り分ける。


現状をよりしっかりみるために5年前や10年前も記入。できた!と感じられた出来事や一所懸命に取り組んだことリスト化して描くのも良いかもしれません。

その後は未来の5年後、10年後、どうなっていくかを考えていきます。


先程の私のように家庭の環境に応じて役割が変化することもあるでしょうし、もし昇進する、役職が上がるなど目安や目標もあればそれも書いておきましょう。

未来部分を描いたらその役割へ変化への準備をする。自分が理想としている姿を達成するために、今は何をしたら良いのか?変える必要があることがあるか、今のままでゆるやかに変化させれば良いか等。


例えば定年後に今の仕事と違うジャンルでのボランティア活動を考えていれば余暇人としてその準備をする必要があるかもしれません。
家庭の割合を増やしたいのであれば段階的に他の割合を調整する必要もある。

この虹を描いて大切なことは全体図を見ること、そして今やることを考えること。



たとえば子育てに追われていて職業人としての理想と違う!と悔しく悲しくなることもあるかもしれません。

ですが、虹を描くことでその役割のパーセンテージが変化することを可視化できます。各ステージ、役割が終われば割合が変わると思えば、今は今のステージに集中できるし、腹もくくれる。
またパーセンテージを見直すなかで、自分が思っていることと、実際の状況に違いがないか、そこに気づくことも大切です。

今の割合に落ち込むことも責めることも不要。

レインボーを描くことで取り組んできたことについて自分を認め、自分を構成する要素が互いに影響しあうことに気づくので仕事とプライベートが在りたいバランスを考えるきっかけになります。


このライフキャリアレインボーのワークの素敵なところは個人個人にそれぞれのレインボーがあるところ。色の割合に関わらず、虹は美しいです。また、人の虹も美しい。そのことに気づけること。


どうぞ虹を描いてみてください🌈


ここまでお読みいただきありがとうございました(*´꒳`*)

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