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過去10年のエンジニアリングふりかえり。そしてこれからの10年。

この記事は mediba Advent Calendar 2020 12日目の記事です。

mediba で エンジニアリングマネージャをさせて頂いている五月女(そうとめ)です。普段はゲーム事業に携わっております。
毎年なぜか気分が盛り上がるこの時期!! 今回は私が過去に携わった方への感謝の気持ちを伝えながら、ちょっと長めのスパンのふりかえりをゆる〜くしてみたいと思います。(この執筆がとにかく自分が楽しめる様に。また執筆がしたくなるように!)

過去の私の記事はコチラになります。(自己紹介的に)

ぼんやりと遠くを見つめながら

2000年からシステム開発に携わりエンジニアリングを続けること20年、ふりかえると本当にたくさんの事があったなと。毎回毎回どんな案件に携わっても感じることは、
いちいち試練与えてくるなぁプロダクトってやつは
といったところでしょうかw。。。
そんな風に感じつつ苦しい事もたくさんあったけど、その先にある何事にも変えることのできない喜びや感動もたくさんあったのかなと。その中でゴールなどの節目窮地や障壁、またその窮地や障壁を乗り越えた場所、その過程でそこにいてくれたのは長い時間を私と共に過ごしてくれたたくさんの方々。その方々から頂いた言葉、あの言葉があったからこそ今の自分がある、そんなコトみなさんはありませんか? 私はたくさんあります!!
望郷の彼方に追いやられぼんやりとしか覚えてない言葉たち。だけど頭の片隅にずっと刻まれて決して消える事なく私を陰で長く強く支えてくれた言葉たち。そんな記憶を辿りながらエンジニア人生10年をふりかえります。

某住宅系システムにて 〜2010年頃〜

当時BtoBシステムのアプリケーションに携わる事が多かった私、その中でも既存システムの性能改善としてSQLチューニングだけを半年以上やっていたのがこの時期。当時でも古かったOracle8i(?)。オプティマイザは現在主流のCBOでなくRBOでした。チューニングが必要な背景としてとても複雑なビジネスロジックを20個程のテーブルをジョインするという形で成立させていたというシステム固有の事情がありました。
内容としては、Nested Loops, Hash Joinといった結合アルゴリズムの確定、駆動表を小さくするための結合順序の確定といったことをしていました。
このSQLチューニング、性能を向上させる事ができなければ自分のアウトプットが0になってしまうという点、私の資質的にとってもプレッシャーだったんです。実際に性能を改善させる事のできない辛い1週間を過ごすこともありました。その中で大きく性能を改善できた時は喜びというよりはほっとするような感覚でした。
性能改善の要領をつかんできた頃に
「性能改善で良いシステムになっています。五月女さんのおかげですね」
(しっかりとは覚えてないけど、その様な言葉)
といった言葉を共に性能改善を進めてた当時の現場リーダーOさんにメールを通して頂きました。こんな風に頂いた言葉、何より励みになりました。
今では中国?などグローバルに活躍されているようで。。。
当時は大変お世話になりました。

某通信系キャリアがらみシステム 〜2011年頃〜

作業内容は秘匿案件なのでほとんど書けませんw。この頃の私にとっては稀な一切コードを書かずに業務ロジック(これまためちゃ複雑)を設計してそれを開発者に依頼するという作業。この複雑な仕様をブレイクダウンしていく経験が今でもとっても良い経験になっていると感じています。
これ私の中の計画的偶発性理論なのかな。
一緒に作業を進めて頂いた業務ノウハウ豊富な先輩エンジニアMさん。見た目は怖い感じで街で向こうから歩いてきたら絶対に道を譲る風貌(失礼でしょうかw)。実際ガチで怒鳴られたりした時もありましたが、納期に追われる中、楽しく仕事ができました。Mさんのおかげかな。この当時、私としては珍しく強がりを見せることで自分を鼓舞していた様な記憶が(そういったコトをしないと危ない状況だったんですきっと)。私がその現場を離れる最終出社日にMさんから
「俺は五月女さん大好きだったよ」
って。私の仕事ぶり認めてくれていたのかなって。あの現場で本当に頑張ってよかったなって感じられる言葉でした。承認欲求が強い私はこういう言葉で全て報われる気分になるのです。

某順番待ち予約システム 〜2014年頃〜

このあたりから私はやっと念願のBtoCシステムに携われるようになりました。また自分で設計して自分でコーディングする、またその時の品質とスピード感私の強みだって感じられて自分のスタイルを確立でき始めた、そんな時期になったのかなって感じます。
このプロダクトでは予約システムのUI改善施策のバックエンド改修に携わりました。深夜リリースが無事完了、その日の朝寝不足の私に事業担当者Uさんからのメールで、
「御礼」というタイトルのメール
障害もなく満点で本当に感謝みたいな内容でした。
このリリースは、◯◯賞的な形で表彰され賞金でみんなと呑みに行ったという最高すぎる思い出があります。
一つ今でも覚えているのですが、このUさん事業担当にも関わらず、分析に関わるデータは自分でSQLを実行してデータを取得していました。JOIN、ORDER BY、GROUP BYも一通り書ける様になっていて、事業分析に関わるデータは自分でSQLで取得していて役割など関係なく越境している姿がステキでした。
そして事業担当者Uさん! とっても好青年。今でもきっと活躍されているのでは。とてもお世話になりました。

ゲームギフト  〜2017年頃〜

ここからようやく弊社medibaのシステムとなります(汗)
ゲームギフトの全面リニューアルにて開発リーダーをしながらバックエンド開発を行うというコトをしてました。
全面リニューアルといった事もありリリース計画は事業部、営業、企画、UIデザイナーなど各所に影響が及ぶ事がわかり、私は開発に止まらずリリースに向けて全体進捗の司会進行係の様な作業をするコトになりました。
各人の役割や進捗のとりまとめをする中で、
その時の部長Sさんより、
「五月女さんに案件を任せると、とても安心できますね」
と行った様な言葉をメッセンジャーのDMで頂きました。残業で22時頃ぽつんと私とSさんだけが残るオフィスの中で。
そおいえば、その頃、毎日オフィスの中で遅くまで残っているのはSさんと私だけでした。私は本来の役割とはちょっと違う事やってるけどこれって正しい姿なのかななど一人葛藤している中、何よりも私を鼓舞してくれる言葉でした。今は自社に帰任されていますが、誰よりも事業を強く推進する姿勢で背中を見せるスタイル、今でも尊敬しております。

medibaクレポ 〜2019年〜

弊社ではCREPOという社員同士がちょっとしたボーナスを付与しあえる社内制度があります。一般的にはピアボーナスと呼ばれているものです。
このCREPOに添えて頂いているメッセージ、これもまた私の励みとなる言葉たちで溢れています。
以下のメッセージを頂いたLさん、いつもLさんのプロダクトに取り組む姿勢に支えられています。共に刺激しあえる戦友としてこれからも宜しくお願いします!!

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ゲーム事業 〜2020年〜

私が今まで経験したほとんどのプロダクトは内製での構築、開発だったのですが、今回フルアウトソーシングベンダーコントロールというところを初めて経験させて頂きました。この未経験をカバーするためにたくさんの方に助けて頂いたのですがその中で特に社内N沢さんTかしさんN田さんの3名に都度都度フォローを頂きました。私がこの三人にヘルプをお願いしていたのは各々がインフラ、セキュリティ、QCのプロフェッショナルだっていう理由。あれ?、でもこの3名には共通点があるなって気がついたんです。この三名は弊社でユニットマネージャと呼ばれる役職者だったのです。私の方は役職者にヘルプしてもらおうなんて感覚はなく特定の領域のプロフェッショナルにヘルプを求めているつもりでした。もしかして

役職ってその役割を果たしている人に自然とつくもの

そうなのかもしれない。そんな気づきが自分の中でありました。

対象プロダクトは無事リリース完了!!そんな中で上記三名と同様かそれ以上にフォローを頂いた私のボスからも言葉を頂きました。(言葉の内容は10年後2030年のふりかえりのためにとっておき、内に秘めておこうかな。)
困難の多いプロダクトでしたが、私がこれからも前向きにエンジニアリングを続けられるって感じる事ができる心のこもった強い言葉でした。

これからの10年

あなたがいたから、あの言葉があるから今の自分がいる。あの時に頂いた言葉、そのたった一つの言葉で10年だって20年だってエンジニアを続けられる自尊心が人一倍低い僕の心を強くしてくれた言葉たち。その言葉を頂いた人たちの行動や姿勢があるからこそ生まれる言葉の重み。これからの10年、今度は私がそんな重みを持った言葉を伝えられ人になりたい。

おまけ

私の心の師匠、蒼い瞳のケンシロウ「ジョシュ・バーネット」の言葉を紹介して終わります。

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とっても長くなってしまいました。。。
本当はもっとたくさんの方にお世話になっていますが、ここではとて描き切れない!!

とにかく

全ての人に感謝!!

そして今間違えなく言える

今、私は仕事で青春している!! 青春を日々感じている!!

ここまてお付き合い頂いた方、本当にありがとうございました!
皆さま良いお年を。

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