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【バルセロナ指導者留学経験談②】スペイン語と名前がもたらしたエピソード



皆さんこんにちは。西田です。

本日は、前回の記事で書かせてもらった、私がバルセロナへ留学していた時に関わらせてもらったチームで起きたスペイン語にまつわるエピソードについて書いてみたいと思います。
まだ前回の記事を読んで頂いていない方がおられましたら、ぜひこちらの記事も覗いてみて下さい!


【スペイン語とカタルーニャ語】

私が留学したバルセロナには主に2つの言語が存在します。1つ目は皆さんもご存知の通りスペイン語です。スペインでは(EspañolやCastellano)などと呼ばれます。この言語は、スペインのほとんどの地域で使用されますし、もちろん私も普段の生活や、練習の時もこのスペイン語を使用していました。そして、バルセロナにはもう一つ、カタルーニャ語という2つ目の言語も存在します。このカタルーニャ語は、その名の通りカタルーニャ州に住む人しか知りませんし、話しません。バルセロナもカタルーニャ州のなかに位置するので、私もよくカタルーニャ語に触れ合う機会がありました。例えば、ピソで一緒に住んでいたスペイン人家族同士の会話だったり、サッカーの指導者学校のなかでも、時より教授が授業の中でだんだん話す熱量が高まって、いつの間にかスペイン語からカタルーニャ語で話し始めるなんてこともありました。

しかし、なかには「同じスペイン人なんだからスペイン語もカタルーニャ語も似てるんでしょ?」と思われる方もいるかもしれません。
確かにスペイン語とカタルーニャ語は似ている部分もあるため、私も彼らの話していることがなんとなく分かる時もありましたが、ほとんどの場合は全く理解できませんでした。。。
なぜならカタルーニャ語は、スペイン語よりも話すスピードが速く、発音もかなり難しいからです。また、同じものを言う時でもスペイン語とはかなり異なる場合があるため、しっかりその言語を勉強して、練習しない限り、話したり、理解することは難しいと思います。

普段「日本語」のみしか話さない私たちと異なり、似てるようで似つかない2つの言語を何の違和感もなく、話す相手や状況で使い分けることができるバルセロナ市民に興味と憧れを抱いたのを覚えています。


【スペイン語と私の呼び名】

さて、ここからは今回のエピソードについて書いていきたいと思ういます。
それは、前回の記事で紹介したAlevínEの選手との間で起きた出来事でした。

毎回Alevínの練習がある時は、私たち指導者は選手よりも早くグランドへ到着し、選手たちが来るまでに練習メニューを確認したり、ウォーミングアップの準備をして、選手たちが来たら、拳のグーとグーでハイタッチ(コロナ渦で生まれたハイタッチ的なもの?笑)をして出迎えるというのがいつもの練習前の流れでした。
そしてその出来事は毎回この練習前に起きていました。
その出来事とは、その時に毎回私が選手たちから必ず同じ内容の質問をされていたというものです。

なぜ毎回同じ質問をされていたのかと言いますと、それはスペイン語と私の呼ばれ方に関係がありました。

スペイン人は、私の名前である「智則」がそのまま「Tomonori」と発音するのは難しかったらしく、選手やコーチ、保護者、ピソ(留学中住んでいた場所)の家族の方は普段から「Tomo」と呼んでいました。
なので私はAlevínの子供たちにも呼びやすく、自分の名前を覚えてもらう為にも自己紹介では、迷うことなく自分の名前を「Tomo」と名乗ってしまったのです。
それが、毎回同じ質問されてしまう原因になるとも知らずに。。。。

実はスペイン語のなかにも「tomar」という動詞あり、意味は「〜を飲む、〜を飲酒する、〜を取る」などの意味を持っています。
そして偶然にも、その一人称単数形が私の呼ばれ名と同様「tomo」になる決まりがあった為、彼らは悪知恵を使って「tomar」意味と私の呼び名をうまく利用したこんな質問を毎回私にしてきました。


選手:「ねぇねぇ、今日は何杯ビール飲んだの?」
私:「え、またそれ?? いや練習前には飲まないなよ〜」
選手:「じゃあ、コーヒーは何杯飲んだ?」
私:「う〜ん、今日は一杯飲んだかな。😅」
選手:「え、じゃあ、コーラは!?」
私:「コーラ?飲んでないって!笑 ほら、練習始まるから準備して!」


という質問を私は練習前に毎回にぶつけられました笑
当初は「呼ばれ方を間違えたかな😩」とも思いましたが、彼らはまだ10歳でしたし、もはやそれがお決まりのコミュニケーションになっていたので迷惑だとは全く思いませんでしたし、むしろ可愛いなぁと思いながらこんなやりとりをいつもしていました。

以上が、スペイン語と私の呼び名から生まれたエピソードなのですが、まさか自分の名前が、スペインという地でこんなことになるなんて思ってもいませんでした。しかし、そのおかげもあり、子供たちには私の名前をすぐに覚えてもらったので結果的には良かったと思っています!笑


【持ち前の好奇心!】

前の記事でも述べたように、本当にスペインの子供たちは何か「これは面白いぞ!」と思ったことはすぐに行動に移したり、質問してくるくらい好奇心が旺盛です。
時よりその好奇心が裏目に出でしまうこともありましたが、この持ち前の好奇心から来る明るさや元気な姿を見ていると、なんだか私たちまで元気になっていったのを覚えています。
バルセロナでのシーズンが楽しく、充実できたのもそういった選手とのコミュニケーションがあったり、いつも元気な姿を見せてくれた選手のおかげだと思っています!


【まとめ】

今回はこの辺りで終わりにしたいと思いますが、皆さんの中にもこのような自分の名前とその国の言語のつながりを感じたり、日本人の名前の独特性や、日本人の名前や日本語の発音は外国人にとって難しいなどの気づきを感じたことのある方は多いのではないでしょうか?

留学はもちろん、目的の達成や学業を積むことも大切なことだと思いますが、その国の言語を知り、国民と交流し、文化に触れることができるのも留学することの醍醐味だと感じています。
私もこの留学でバルセロナが大好きになりましたが、そのなかにはサッカーはもちろん、スペイン語の面白さや、生活して経験したことがたくさんあったからこそだと思っています!
またいつかバルセロナには行きたいと思ってますし、今後もスペイン語の向上と、そしてカタルーニャ語などにも触れていきたいと思っています!


それではまた次回の記事で!
Hasta luego!


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