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【SXSW2022現地レポート#2】Prime VideoからNFTアート「Doodles」まで大規模ブースを一挙ご紹介!

こんにちは!R&Dラボです。SXSWレポート#2では、オースティンの街中に点在する大規模ブースをレポートします!!
#1はこちら
【SXSW2022現地レポート#1】3年ぶりの現地開催!準備~前日編

【Amazon Prime Video】 “Superheroes and Superstars” Experience

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ご存知prime videoで展開されているコンテンツの世界観を体験できる大型ブース!3/11~14の4日間開催され、毎日大盛況。実際の様子はこちら動画をご覧ください。


劇中に出てくるハンバーガー店があって実際に食べることができたり(vegan向けもある)、ヘアアレンジやネイルをしてくれるサロンがあったり。メインステージでは様々なアーティストがライブをしており、メリーゴーランドまでありました!!
オリジナルコンテンツへの注力が感じられる、今回のSXSWでいちばんエンタメしてる空間になっていました。

【FOXのNFTスタジオ】Blockchain Creative Labs (FOX Entertainment)

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ブロックチェーン、Web3、NFTなどのバズワードが目を引く「Blockchain Creative Labs(BCL)」。MINT THE FUTURE OF ENTERTINMENTというコピーが今風ですね。MINTは、新しくNFTを発行することを意味します。
そしてBCLは、今回のSXSWのスーパースポンサーのひとつでもあります。

FOX EntertainmentのNFTスタジオであるBlockchain Creative Labsは、ブロックチェーンとNFT技術を通じて、クリエイターやブランドがコンテンツを収益化し、成長し、ファンと直接関わることを支援し、Web3の時代へと導いています。

番組制作会社系のNFTスタジオとして昨年設立され、これまでにも大ヒット番組「The Masked Singer」のアートNFTを発行したり、米プロレス団体WWEと組んでNFTマーケットプレイスを開いたりと、積極的に活動しています。ここで提供されていたのは以下。

・多くのNFT関連のトークセッション
・SXSW参加アーティストによるNFTアートの販売
・SXSWで上映される映画ポスターのNFTのオークション
・SXSWオフィシャルキャラのPFP(Profile Picture:twitterのアイコンなどに使われる画像)NFTの販売
・無料でのPOAPの取得(POAP:Proof of Attendance Protocol イベントの参加証をNFTにしたもの。これまでの参加スタンプがNFTに置き換わったイメージ)

ちなみに、POAPなどを得るためには事前にNFTウォレットを作っておく必要があり、MetaMask、WalletConnect、Coinbase Walletに対応していました。来年のSXSWでも、NFTウォレットは必須かもしれません。
スタンプラリーのかわりに、POAPラリーが流行るのかもしれません。
それぞれのNFTアートはOpenSeaというマーケットプレイスで流通しています。

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LABSなのを意識してか、スタッフは白衣。

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WiFiの案内には、Foxが今年はじめに権利を取得したキャラクターGumbyが。細かいところにも遊び心があって良いですね。

【ディズニー】Disney+ Outdoor Screening

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こちらは、Disney+のコンテンツが無料で見られる屋外シアター
公園の一角にオープン設置されており、SXSWのバッチが無くても誰でも見られます。素敵ですね。家族連れとみられる人たちもいました。

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オースティンの高層ビル群を背景にした贅沢な屋外シアター。
ただし、この日は極寒で体感温度は5°以下。動き回って疲れた体では耐えられず、雰囲気だけ体験して退散しました。。

【Slack】Digital HQ Experience

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ビジネスコミュニケーションツールで名高いslackも屋外に専用エリアを構えていました。ただ、ツールやソリューションのPRはほぼ無く、「Work from Anywhere」をテーマに、楽しんで仕事をしてもらうためのラウンジスペースという感じでした。

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個人的には、slackの通知音である「スココッ」が鳴り響くDJパーティーみたいなものを期待していましたが、残念ながら聞こえませんでした。ある意味でslackユーザーに配慮したのかもしれません。

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浮いている風の映え写真が撮れるフォトブースもありました。

【DELL】The EXPERIENCE by Dell Technologies

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DELLの本拠地はラウンドロックという、オースティンの隣の都市。なのでSXSWにも出展しているのですね。
こちらも中をのぞくと、ライブステージが1Fと2Fにあり、基本的にはバー形式でネットワーキングを行うようなスペースになっていました。
こちらはDELLの最新PCでMMOPRGがプレイできるコーナー。

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こちらはELEVATOR PITCHのコーナー。文字通りエレベーターに乗るぐらいの短時間で相手に伝わるプレゼンを行うことですが、このブースに入ってピッチを投稿して、毎日トップに人にリアル登壇の権利や賞品が贈られるというものでした。・・・チャレンジしましたが当選ならず!!

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配信用のミニスタジオも設置されていました。

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無人カメラ(ソニーのPTZカメラ)3台。全てネットワーク経由で運用しているということでした。近年はコンテンツ制作技術領域にもIT系のテック系企業が多く入ってきています。

【ポルシェ】PORSCHE Unseen

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ポルシェもスーパースポンサーのひとつで、大型ブースを構えてました。
中の様子はこちら。

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デザインやサウンドをテーマにした様々なセッションが行われていました。
ピクサーの映画「カーズ」に出てきたサリー・カレラも置かれていました。

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CESやSXSWなど先進領域のイベントにおける、自動車会社の存在感の高まりを感じます。
ちなみに、親会社のフォルクスワーゲンも屋外展示を出しており、直前に発表された「ID.BUZZ」というEVミニバンを、一般向けとしてはSXSWで初公開していました。

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【NFTアートコレクション「Doodles」】

目立ってた展示のひとつ、日本では聞いた事の無い、コミュニティ主導型NFTアートコレクション「Doodles」。コロナ禍以前はソニーブースとして使われてた大きな倉庫で、ファニーな空間をつくっていました。

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こちらは中の様子の動画

色使いもデザインもとてもかわいいですね!!
Doodlesは、カナダのデザイナーBurnt Toastによる10,000のNFTアートコレクション
そのコレクターは、限定のコミュニティにアクセスできたり、Doodlesの運営方針の策定に参加できたり、新しいコレクションにアクセスできたり、といったメリットを享受することができます。
今回も、コレクター限定のVIPチェックインなどもあったりしました。

また、ECシステムのShopifyと連携して、リアルグッズを購入できるショップもありました。見せ方なども凝っていて、コレクターに面白い購入体験を提供。NFTの世界からリアルに展開する面白い例でした。

コレクター限定イベントとして、DJ Diploのライブも開催されたようです

このほかにも、FLUF WorldというウサギのNFTアートコレクションが大きなブースを出していたりしました。果たしてこれが来年どうなっているのか。トレンドの変化が色濃く反映されるのもSXSWの面白いところですので、楽しみですね。

次は、イノベーションアワード編です!